以前の記事にあるように、調べ物をするときには確認できる範囲で「本物」を見ることを心掛けてきました。
現物を見ることで興味深いことにたくさん出会うことができます。昨日も原典の確認をする必要があって『蒙求抄』(寛永15年刊 )をみていたところ、講座で先生から訓読してくるように課せられた箇所の注釈が載っていました。
訓読はすでに終えており、カンニングする気はさらさらありませんが、しっかり画像を取り込んでおきました。
事前に先生から読みの難しそうな箇所の説明があり、「玉」の点が上側にある字は「きゅう」と読み「みがく」の意で、下の「人」とあわせて「きゅうじん」と読むとのことでした。
『蒙求抄』の該当箇所に「キフ」とフリガナがあり、その下の「人」に濁点が付けられています。更に注釈の言葉遣いが独特でとても面白いです。やはり原典確認ということで、最近室町時代に書かれた狂言集などにも目を通しているのですが、このような言葉遣いがあったかなぁ~と?
この寛永本を2度見直したのですが、確認すべき箇所がまだ見つかっていません。版本の違いでしょうか? もうひと頑張りしなくては。
蒙求抄:「蒙求」の注釈書。清原宣賢が1529年(享禄2)頃行なった講義を、林宗二が34年(天文3)に編。口語資料として重要。(『広辞苑』第六版)
現物を見ることで興味深いことにたくさん出会うことができます。昨日も原典の確認をする必要があって『蒙求抄』(寛永15年刊 )をみていたところ、講座で先生から訓読してくるように課せられた箇所の注釈が載っていました。
訓読はすでに終えており、カンニングする気はさらさらありませんが、しっかり画像を取り込んでおきました。

事前に先生から読みの難しそうな箇所の説明があり、「玉」の点が上側にある字は「きゅう」と読み「みがく」の意で、下の「人」とあわせて「きゅうじん」と読むとのことでした。
『蒙求抄』の該当箇所に「キフ」とフリガナがあり、その下の「人」に濁点が付けられています。更に注釈の言葉遣いが独特でとても面白いです。やはり原典確認ということで、最近室町時代に書かれた狂言集などにも目を通しているのですが、このような言葉遣いがあったかなぁ~と?
この寛永本を2度見直したのですが、確認すべき箇所がまだ見つかっていません。版本の違いでしょうか? もうひと頑張りしなくては。
蒙求抄:「蒙求」の注釈書。清原宣賢が1529年(享禄2)頃行なった講義を、林宗二が34年(天文3)に編。口語資料として重要。(『広辞苑』第六版)
