わが工房のろくろ上級者がすべからくチャレンジすべき「高さ25センチトライアル」。
なかなかの難関です。
その公式ルールを説明します。
しはんの仕事っぷりをごらんください。
この日は940グラムで作業開始。
ちなみにわがメソッドにおいては、2キロを使ってクリアできれば上級、1,5キロで達人、1キロなら師範代クラス、とされてます。
玉取り。
穴あけ。
ここから筒に引き上げていくわけですが、直径は10センチ以上で、道具を用いない、という厳格な規定があります。
15センチくらいまで伸びました。
いつでもどのタイミングでも均等厚、を心がけるといいですよ。
ろくろ目の間隔をきれいに整えれば、見た目に美しく、しかも強い構造になります。
引き上がりました。
単純円柱、その名も「筒形花入れ=ツツハナ」と呼ばれる形。
直径は10センチ。
これ以上あれば規格クリアとなりますが、1センチでも広く取ってしまうと高さに影響がきます。
なにしろ10+xセンチの場合、25πx平方センチという甚大な土面積のロスが出るので、ピタリに挽くのがおすすめ。
高さは・・・24センチでした。
ここからの1ミリが遠いので、最後のこの局面は苦悶してください。
トライアルが終わったら、糸で両断し、厚みと質を確認します。
こここそが、自分の実力を思い知る瞬間です。
均一に挽けてれば気持ちいいですね。
腕前が上がってきたら、その都度、マイルストーンとしてチャレンジしてみてください。
しはんが670グラムで挑戦した際のやつです。
もうこんな超絶技はできないな・・・
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園