みんな、本焼き前の色つけです。
河鍋さんの、来年の干支の虎。
タイガースがマジでやばい。
がんばれ、チャンスはそうそう巡ってはこないぞ〜。
りんごの緩衝網を使って実験中なのは、佐々木くん。
これでくるんで、ぷーぷー霧吹き掛けしたようです。
なかなかの成果。
面白いことを考えますね。
絵付けをしたい、と体験の少女。
どうぞどうぞ。
しあわせのやつをワンポイント。
かわいい。
周囲に強い色を巡らせて、キリッと引き締めます。
本焼きは、いよいよ明日!
お楽しみにね。
昨日のトイレの写真が気になってるひと。
ロッキンオンカレンダーの、ニルヴァーナでした。
史上いちばんかわいいカート・コバーン。
さて、いよいよ完結編へ。
コラム「mRNAワクチンって?最終回」
人類の体内に侵入してきた異物を「抗原」といい、特定の抗原に対応する専門の迎撃隊を「抗体」という。
件の模擬戦での勝利によって、きみの体内には、コロナウィルスのスパイクに対応する抗体ができたわけだ。
この一回目の戦闘後、コロナスパイクにぴたりと接合するレセプターを獲得したきみの免疫系は、戦った相手の面構えを知る「記憶細胞」として眠りに就く。
さらにきみは何週間か後、二回目のワクチンを打つわけだが、このときの体内の反応がすごい。
「こないだのあいつがまたきゃーがった!」とばかりに、記憶細胞が一斉に目を覚まし、抗体として爆発的に増殖して迎え撃つのだ。
こうして二度の注射を終えたきみは、コロナウィルスに対するおびただしい防衛部隊をからだ中に展開し、隅々にまで警戒のセンサー網を張り巡らせて、さらなる襲来に備える態勢を整える。
そしてついに、すわ本番!となる。
きみは実際に感染して、いよいよコロナウィルスという本物の害毒が入ってくる。
ところがそのときには準備万端、アリ一匹通さぬ(アリの方がウィルスよりもはるかに大きいが)免疫センサーがウィルスのスパイク部分に反応し、素早く、かつおびただしいキラー細胞たちを前線に差し向けるわけだ。
きみは、二度のワクチンという「罹患の疑似体験」をすることによって、堅固な防衛態勢を敷き得たのだった。
まったく、うまく考えられたもんだよ、mRNAワクチン。
かっこいい腕〜。
ワクチン二発目、打ったった〜。
ルーシー・リーのTシャツ、かわいい〜。
三日前に先行して打ったよめはんが、最高値39、6度、アベレージ38度で三日間苦しんだんでどうかと思ったけど、一晩たっても全然副反応なしでした。
んなわけで、
コラム「mRNAワクチンって?第2話」
RNAの前に、まずはDNAのシステムをおさらいしておこう。
DNAは、四つの文字(塩基)によってその生命体の遺伝情報が書き込まれた二本のひも状分子で、おなじみの二重らせん構造に絡み合っている。
片方のひもに書かれた文字列は、もう片方のひもの対面の文字列と対になっているので、二本をほどき、それぞれに対応する塩基を新しくパズルのように当てはめていけば、文字列を新たに複製することができる。
そうしてコピーをつくることで情報を保存し、自らを収蔵して便利に動きまわれる生命体そのものを組み立て、維持し、子孫(遺伝実体のコピー)にまで情報を連綿と受け継がせていこうというのが、DNAの企てなんだった
生物は、DNAの指令によって行動し、遺伝情報を伝えるために次の世代をつくらされているに過ぎない存在なのだよ、ちょっとこわいね・・・
ま、それはさておき、肝心のRNAだ。
RNAは、DNAの文字情報を「実体」としてつくり上げるために働く、コピペ係と言っていい。
まずこいつは、DNAの二重らせんの一部をほどいて、二本の対となっていた文字列をむき出しにする。
さらにその片側にくっつき、欲しい情報(わりと短文であることが多い)を読み取って、対となる文字起こしをする。
この文字は記号ではなく、塩基という物質でできているので、塩基の配列を新たにつくれば、情報のコピーの持ち出しは可能なのだ。
この短い一重らせんの形をしたコピーこそが、m(メッセンジャー)RNAだ。
mRNAは、得たコピー情報を細胞内のリボソームに持ち込み、読み取ってもらう。
すると、t(トランスファー)RNAというやつがアミノ酸をつないでいき、欲しかったタンパク質の形に編み上げてくれる。
噛み砕いて言えば、人体の仕組みを網羅したファイル(DNA)を元に、必要なパーツの設計図をmRNAがコピーして工場(リボソーム)に渡すと、作業員(tRNA)が材料を集めて組み上げてくれる、というわけなんだった。
つづく
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
トイレは、思索の場。
男子も、おしっこのときもあわてないで座って、少し考えをめぐらしてみましょ。
これ、いい本ですよ。
一回座るごとに、世界への理解が深まっていきます。
この日は、四つの化学結合とファンデルワース力の正体をゲットしました〜。
で、
コラム「mRNAワクチンって?第3話」(次回、最終回)
さて、いよいよ本題のmRNAワクチンだ。
ここで重要なのが、コロナウィルスが体内に格納しているのは、DNAではなく、RNAだという点だ。
遺伝情報は、必ずしも高度なDNAではなく、RNAの一重らせんの形でも事足りるのだ。
DNAという素晴らしく完璧なアイデアが生まれる前、古代世界に生きる先達はRNAによって情報を後世に伝えていたのだよ。
そんな名残なのか、コロナウィルスは自らの情報をRNAの形で保存しているのだった。
そのゲノムを読み取った人類は、それを逆手に取って、コロナ撃滅の反撃に出たのだな。
日々、報道などで目にするコロナウィルスの姿を思い浮かべてほしい。
ころりと丸いボディに、「スパイク」というトゲトゲが飛び出している。
この突起は、コロナウィルスが生物に取り込まれようとする際に、相手の「レセプター」という受容体と噛み合わせるためのジョイント部だ。
要するに、人類の体内の細胞にコンセントがあり、ウィルスのスパイクは、それにぴったしと合うプラグの役割を果たすわけだ。
このタンパク質製の小パーツ(スパイク)の構造をコピったmRNAこそが、mRNAワクチンなのだった。
さて、「コロナウィルスのスパイクパーツの遺伝情報」を、きみの体内に注射するとどうなるか?
細胞深部に浸透したmRNAは、リボソームに働きかけ、tRNAにアミノ酸をタンパク質の形につながせて、スパイク(つまり、コロナウィルスの無毒な一部)を作成し、体内に解き放つ。
対してきみの体内の免疫機能は、この異物を排除しようと襲いかかる。
スパイク自体にはなんの害もないので、人類は罹患することもなく、この対決(練習試合)にあっさりと勝利できるのだった。
大矢さんから、自家栽培のゴーヤをいっぱいもらいました。
立派〜!
そこにいた生徒さんたちは全員、その夜はチャンプルーだったことでしょう。
今日、いよいよしはんも二本目のワクチン接種です。
明日はお休みですが、明後日まで熱が下がんなかったらぼんやり気味になるんで、木曜班はよろしくね。
その熱、コロナのせいじゃありませんからご安心を。
ところで、アップネタもマンネリ気味だし、このコロナワクチンってやつのメカニズムが面白いので、四回のコラム連載で簡単に説明してみるね。
科学もの書きマニアのコアネタだけど、興味を持ってもらえたらうれしいかも。
題して、
「mRNAワクチンって?第1話」
さて、ワクチンの前にまず、「ウィルス」について理解しておかなきゃならない。
ウィルスは、微生物である細菌などとは違って、呼吸も新陳代謝も自己複製(自発的に子孫をつくること)もしない、生物と無生物の中間にある物体なんだ。
その構造はシンプルかつ無機的で、ほぼDNA(自分のコピーをつくるための設計図)の入ったカプセルと言っていい。
能動的に動けないので、空中を浮遊して移動するしかない(生物というよりも、鉱物に近い)。
ところが、これが生物の体内に入り込むや、寄生先の細胞のDNAに働きかけて自分のコピーをつくらせ、増殖して(させて)いく。
増えに増える。
やがておびただしいウィルスにおかされた寄生先の生物は、せきやくしゃみをさせられる。
あるいはうんちや、さいあく死んで腐って体液を垂れ流すことで、体内のウィルスをさらに世界中にばらまかされることになる。
かくてウィルスは大繁栄する、というわけ。
・・・ふむー、無生物が書いたにしては、うまいプロット(台本)だ。
上記したように、ウィルスは生物とは言えないので、毒では殺せない。
蚊取り線香でも、殺虫剤でも、いわゆる「殺菌作用」のやつでも無理。
生きていないから、死なないのだ。
つまり、壊すしかない。
なので人類は、アルコールで彼らを溶かして、浸透を防御するんだね。
だけど、一度体内に入ってしまったものはどうすることもできないので(お酒を飲んでもだめなようだ)、ワクチンを、というわけなんだった。
つづく
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
先月もたくさんの体験さんにきていただきました。
夏休みの2ヶ月間で60人!
ちゃんとご希望通りに色つけをして、かっこよく焼き上げて、お返しします。
お楽しみにね。
・・・てこともあり、本焼きの窯詰めは、素焼き後一週ですでに満杯気味・・・
スイッチは早まりそうです(まだのひとびと、すみません・・・)。
「どうしても入れねば作品」が目白押しなんで、スペース確保の計算は不可欠。
どんなせまい場所も無駄にできません(奥の棚組みもすごいでしょ)。
ピッタシの棚板片があるものでして。
新たな小ステージを設営。
すき間なく、びっしりと窯詰めしていきます。
ここにも見つけました、空きスペース。
ツク(支柱)を設置。
この段で三つ目の小ステージを設営。
ケチケチ作戦。
これでもう満席と言っていいでしょう。
あとは右サイドの空間を残すのみ。
カマボコ屋根スレスレにワゴンを進めます。
スレスレ・・・
なんとか入りました。
右サイドですが・・・すでに待機作品が列をなしておりまして、今回はたちまち埋まりそう・・・・
釉掛けは早い者勝ちの残酷システム。
間に合わなかったひとは、ひと窯分こらえてちょうだい!(ごめん〜・・・)
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
こぐれ村に、ついにお城が〜!
ママのプチ・トリアノンが、先行して焼き上がり。
思わずピースのママ。
とんがり屋根のつくり方に想を得て、クリスマスツリーの制作に入りました。
木暮家の子供たちは、釉薬ぬりぬりに夢中。
お兄ちゃんは、お姫さま幽閉の塔を、ノイシュバンシュタイン城風に色つけ。
二門の大砲が構える城門は、堅牢なレンガ色に。
庭園の池を造営中なのは、かおちゃんです。
芝生のお庭に石を並べ、ガラスの水を満たします。
そこに、巨大魚を放流。
これぞイケづくり〜。
素敵すぎるお庭ができました。
もちろん餅つきもできます。
恐竜も放し飼い。
壮大なこぐれ村構想が、ついに完結しました。
焼き上がったら、おうちの坪庭に配置するのですって。
たのしみすぎ〜。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
工房の画がまた増えました。
ハモニコ画伯の「アアレアレック号」です。
かっこいい、フィンランドの船を描いたタブロー。
彼女はいつも、気に入ったしはんの新作器をさらっていき、代わりに自作の画を置いていくのです。
物々交換(画が増えてくわけだ)。
波を切るへ先に、魚の群れ。
飛べ、アジサシ〜。
さて、同じ木曜女子班の飯田さんは、いよいよマーケットデビュー。
どんな展になりますか・・・
現在はこんな作品を展開中。
洗練が進んできました。
そして新しいチャレンジで、作品世界はひろがります。
市場で揉まれて、価値観を磨いてきてちょうだい。
販売・発表系がどんどん増えてく森魚ファクトリーです。
本日4日(土)、一日限りの展示販売です。
しかも時間が短い!
お出かけはお早めに。
所沢「航空公園」のあたりです。
ぜひ足をお運びくださいな。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
昨日のブログで紹介した、粉引き技法。
の、変態系・・・いや、展開系。
陶芸怪人・横山くんです。
でかい花びん(コスモス用として受注生産)に、白化粧をどっぷりと掛けました。
そいつを、掻き落としていきます。
赤土の上にのった表層の白ドベを引っ掻いて、赤土の部分を露出させようというわけです。
陰と陽のコントラストによる表現方法。
模様が際立ちます。
うむー・・・
計算なのか、衝動なのか、すごいセンス・・・
どれを見ても、きちんと変態的。
すばらしい・・・
二日間で計六本をやっつけました。
すごい制作意欲。
秋なのですねえ・・・
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
はいはい、ちゃんと並んでー。
大丈夫よ〜、みんなの分もありますからね〜。
いえ、寮長さんではありません。
粉引きの化粧掛けです。
内掛けしてこぼしたのち、外側も沈めて浸けまして、これが基本的なずぶ掛け技法。
濡れたところはもう触れないので、こうして板にのっけます。
作法がけっこう難しい。
数をこなして、慣れる必要があります。
最初のは手びねりでしたが、こちらはろくろもの。
口べりぎりぎりまで、丁寧に回し掛けます。
粉引きには、きちんとつかめる頑丈な高台が必要です。
入れた分はこぼしまして、よどみのない動きで沈め、これで内外に白化粧がつきました。
こぼれたしずくは、指で切ります。
なんとか形になったようですよ。
「憧れてたのです、粉引き!」
はじめて試みた河口さんでした。
赤土に白い泥の味わいは、白土でつくったものよりも一層深みが出ますよ。
お楽しみに。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
初秋の陶芸体験さん、大募集中〜!
いつでもご予約、お問い合わせくださいな。
夏休みは、ご家族連れさんで大にぎわいでした。
一家そろっての楽しい思い出〜。
バーベキューよりも、おばあちゃん家よりも、お手軽な「東京で陶芸」。
作品も残るし、コロナ禍でも最高の夏〜。
最近激増の、母娘さんでの陶芸。
クッキング気分か。
かわいいハアトができた〜。
お母ちゃんも、大きなハアト〜。
ひとの数だけ、ハアトがある・・・
やっぱこの世界、愛がなくちゃね。
作業の後には、お菓子もふんだん。
なぜか唐揚げまで・・・
この他にも、アイス、ブドウ、ナシ・・・差し入れでいただいたものが目白押し!(※なにもないときがございます)
だけど、マスクを外して食べるときは無言でよろしくね、なんて時代だ〜!
さて、素焼きをしました。
雨の状況を見ながら、窯出しをします。
後列に、大物群・・・
得体の知れないものをつくってくれるもんだな〜。
だけど、これこそが芸術活動!
いよいよ秋本番に向かって、創作意欲が爆発だ〜!
陶芸体験をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。
お電話・・・03-3925-9978
メール・・・forestfish@mail.goo.ne.jp
子供たちの夏休みが終わったら、お母ちゃんの番。
自分を解放せよ、人類〜!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園