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2年目の被災地 亘理、閖上そして荒浜

2013年03月16日 08時22分46秒 | 旅行
4時半過ぎの新幹線で帰京します。
最後まで被災地を見たくって、亘理へ向かいました。


海から遠く離れたガードレールも曲がりくねっていました。

福島県南相馬・相馬へ向かう道です。
  
亘理に向かう道にはイチゴの栽培ハウスが連なっていました。

イチゴを食べたいと探しましたが、見つけることができませんでした。

亘理町の入り口です。

亘理町の家も被災していました。(クリックで拡大します。)

車で亘理町災害廃棄物処理施設の中に迷い込みました。
   

    

   
大量の震災廃棄物は分別され、処分されています。

津波で海水をかぶった田圃や畑は除塩作業が進んでいます。
 
海水で農地が冠水すると、土壌中の過剰な塩分で植物が枯死、根腐れする塩害が発生します。
除塩作業は、石灰をまいて土中のナトリウムを吸着させ、雨水を浸透させて洗い流すようです。
耕地に対する被害面積の割合でみると亘理町(79%)は特に被害が深刻でした。

亘理から仙台へ戻る途中、名取市閖上に再度行ってみました。

震災前の写真(2001年9月)

震災後の写真(2011年3月27日)

日和山富士主姫神社

神社は小高い丘ですが、頂上まで津波は押し寄せてきました。

神社の丘から見た風景は見渡す限り荒野のようでした。

初日は砂嵐で通り過ぎてしまった荒浜にも寄ることができました。
仙台市立荒浜小学校の津波で大破した体育館は取り壊しの最中です。

津波は4階建て校舎の2階部分にまで押し寄せ、児童や地域の住民は屋上へ避難しました。
閖上と荒浜は平坦地です。
押し寄せる津波から逃げることは、どんなに怖かったことか想像するだけで、胸が痛みます。

海岸はすぐそばです。
 
立て看板                        荒浜慈聖観音

2泊3日の短い被災地見学でした。
もっと早く行くべきだったと反省しています。
4月にも被災地ツアーに誘われています。
また、長野県栄村にも行きたいと準備しています。
何にも役立つことはできないけれど、知っておきたい、人にも知らせたいと思っています。


参考 地域別被災状況・臨海部(図表はクリックで拡大します。)