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福島被災地訪問…②楢葉町・富岡町

2013年07月31日 17時46分02秒 | 旅行
早朝に土湯温泉街を散策し朝食後、楢葉町に向けて出発しました。
山口県や島根県で大雨、福島県も一日雨予報の日でした。


バスは常磐道・広野インターを降りて、案内人と合流、楢葉町へ向かいました。
雨には濡れないでください
       …この一言で、放射能汚染の怖さを身を持って感じました。

楢葉町は原発20㎞圏内の警戒地域で、避難指示が出され、全町民が避難しています。

楢葉町の交差点で警官の姿がありました。

道の駅ならは

もちろん、休館中です。
温泉施設もあり、とても賑わっていた施設です。

バスの車窓から黒い塊が見えてきました。


野ざらしの放射能に汚染された草・木・木の葉・表土などを入れた袋。
6月2日の明治公園で開催された脱原発集会で袋の耐用年数は3年と聞きました。
今後の処理に注目する必要を強く感じました。

バスは楢葉町を過ぎ、富岡町を走っています。
富岡町は原発10㎞圏内の居住制限区域です。

あちこちに屋根瓦が落ちた家が目立ってきました。
  
原発事故のため、手が入れられないまま放置されッています。

地震・津波・放射能に襲われた町が目の前に広がっています。

こわれた家と、流された車


地震の時刻で止まった時計

富岡駅
  
改札口                            ホームの黄色い線から見た線路は草だらけ

グニャっと曲がった建物

駅前の共同住宅「ウイングとみおか」

かつては賑わっていたのでしょう…

ゴーストタウンになった富岡駅前商店街


富岡中学校の校庭に積まれた放射能汚染物入りごみ袋

東電福島第二原発エネルギー館

地域の方々との交流を目的に設立された施設。
原子力発電所の仕組みや安全性、原子燃料サイクルについて説明している。
建物はエジソン、アインシュタイン、キュリー夫人の生家がモデル。
館内には幼児が遊べるコーナーもあり、原子力を、楽しみながらしかもタダで学べるぞ。

以上は東電の宣伝文句です…安全ではなかったのです。


福島第二原発へ向かう橋

安全に作業してほしいと願いながら見ていました。
  
放射能汚染物のゴミ袋詰め作業中の労働者    草刈り中の労働者(除染作業)
気温30℃を超えていても、重装備で働いていました。

旅行計画では、立ち入り禁止線直前まで行くことになっていましたが、時間がなく引き返しました。
バスを降りると、放射線量測定をしていましたが、色も匂いもないので、心配でした。
地震と津波だけだったら、もう復興できていたと思います。

昼食のため小名浜に向かい、その後は塩谷崎へ出発です。
塩谷崎は『大津波が来るとは思ってもいなかった』と言う地域でした。
明日は塩谷崎・薄磯地区の被災状況を書きたいと思います。