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南三陸町防災対策庁舎の現在

2016年05月04日 09時58分59秒 | 日記
今回被災地に行って、一番びっくりしたのは南三陸町の防災対策庁舎でした。
あまりの景色の変貌に驚いています。


南三陸町の防災対策庁舎の地震当時の写真です。(総務課の加藤信男さん撮影)

15.5メートルの津波によって、庁舎にいた職員や住民は津波で流され、屋上に避難した30人も11人だけが生還。

3回忌の地震発生時刻に防災対策庁舎を訪問しました。

2013年3月11日  私の撮影です。
ウ~ウ~と言うサイレンの悲しい響きと犠牲者を偲ぶ人々の姿が忘れられません。

今回バスの中から見た光景はこのようなものでした。(ネットから)

盛土に隠れた防災対策庁舎   頭だけが見えている状態です。

友人が撮った写真を送ってくれました。



2016年4月30日撮影
ピラミッドの陰に隠れたような南三陸町防災対策庁舎です。
この場所は居住はできない地域です。
住宅地は高台に盛土をして造成していました。
さんさん商店街も今年12月で閉鎖、高台に移転するそうです。
高齢者の多い地域で高台に住宅が建てられる人が何人いるのでしょうか?
5年過ぎても、まだまだ被災者は立ち上がれないでいます。

昨日、美容院へ行きました。
被災地訪問の話をしたら、『行って何をするの?』と聞かれました。
『現地に行って、被災者の話や復興の状況を見てくるのよ』と話しました。
『それで何になるの?』と聞き返されました。
『ホテルに泊まるのも、買い物するのも支援になるでしょ』と返しました。
バスの中でもカンパを集め、案内人や被災者に届けています。
もっと多くの人たちに被災地に行ってほしいと思います。