今日は香川レインボー映画祭が開催される日です。映画の上映は3回に分かれていて、私が観覧する予定のCプログラムは最後の時間帯に当たります。会場のサンポート高松は高松駅のすぐ目の前。サンポート高松のエントランスホールでは、呼び込みの人が映画祭の看板を持って開催をアピールしています。時間前になったらあの人に聞けば分かるね。
とりあえず会場がどこにあるかは確認しました。上映まで時間があるので、せっかくですから近くをゆったり観光してきましょう。
しこしこ歯ごたえの強い讃岐うどんで昼食をとり、高松駅からほど近い玉藻 (たまも) 公園を散策することにします。
玉藻公園は、高松城の跡地を近代になって公園として整備して造られた公園です。
門をくぐってまず目に入るのがお濠 (ほり)。海沿いの城らしく、濠には海水が引き入れられています。
濠のわきには、高さ3mくらいの石垣が築かれています。大きな石がいくつも積み上げられて、圧倒的な威圧感を放っています。
かつて、この石垣の上には天守閣が建っていましたが、明治になって老朽化を理由に取り壊されてしまい、今は別の建物が建っています。往時のシンボル天守閣の背後に、現代のシンボルとして新しく建てられたサンポート高松のタワーがそびえ立っています。
天守閣跡をぐるっと回って南側へ。
お城の南東側には艮櫓 (うしとらやぐら) が置かれています。辞書で引くと艮は北東側らしいのですが、このやぐらは南東側にあります。公園として整備するときに移築したのかな?
幅の広い砂利道を背の高い松が囲っています。昔は、この道を歩いて門をくぐった人も多いのでしょう。風格のある道を門に向かって進むと、門番のいない現代であっても、これから城内に入るという緊迫感が高まります。
艮櫓から城内へ伸びる道の先には、高さ3mはあろうかという大きな門が待ち構えています。やりを持った門番がここに立っていたら本当に怖いです。
天守閣の北東側には月見櫓 (つきみやぐら) が置かれています。
空にそびえる三重の屋根に、居住まいを正した武士のような誇りと緊張感が浮かびます。
先ほど入場した後に下から見上げた天守閣跡に登ってみましょう。
濠を渡る橋を渡ります。山形の屋根のかかった木の橋に夕日が差し込んで柔らかい雰囲気。
橋から見下ろす濠は、夕日を浴びて少し黄色がかった木々に囲まれています。
橋から見上げる天守閣は高い石垣の上。
鳥居をくぐり、転げ落ちそうなくらいに急な階段を一歩一歩慎重に上ると天守閣です。
天守閣の北側からは瀬戸内海を望むことができます。今はコンクリートの岸壁が張り出し、瀬戸内海を行き交うフェリーが接岸できるようになっています。この地は今も昔も讃岐の玄関口なのでしょう。
高松城は、400年以上も昔からこの地を我が子のように黙って見守り続けてきた父親のような、何者にも動じない強さを内に秘めています。
天守閣跡に建てられた霊廟の縁の下には整然と木が組まれています。そこに柔らかい夕日が差し込み、穏やかな影を作っています。
時の流れを肌に感じながら、ベンチでのんびり。
鳴門・高松旅行の目次は → こちら
「めかぶもずくと野菜ジュースでおはよう」 ←鳴門・高松旅行の前の記事 (旅程順) はこちら。
(11月17日追加) 橋から濠を見下ろした画像を追加しました。画像の点数が多くなったので割愛しようかと思いましたが、やっぱりどうしても放っておけなかった……。
とりあえず会場がどこにあるかは確認しました。上映まで時間があるので、せっかくですから近くをゆったり観光してきましょう。
しこしこ歯ごたえの強い讃岐うどんで昼食をとり、高松駅からほど近い玉藻 (たまも) 公園を散策することにします。
玉藻公園は、高松城の跡地を近代になって公園として整備して造られた公園です。
門をくぐってまず目に入るのがお濠 (ほり)。海沿いの城らしく、濠には海水が引き入れられています。
濠のわきには、高さ3mくらいの石垣が築かれています。大きな石がいくつも積み上げられて、圧倒的な威圧感を放っています。
かつて、この石垣の上には天守閣が建っていましたが、明治になって老朽化を理由に取り壊されてしまい、今は別の建物が建っています。往時のシンボル天守閣の背後に、現代のシンボルとして新しく建てられたサンポート高松のタワーがそびえ立っています。
天守閣跡をぐるっと回って南側へ。
お城の南東側には艮櫓 (うしとらやぐら) が置かれています。辞書で引くと艮は北東側らしいのですが、このやぐらは南東側にあります。公園として整備するときに移築したのかな?
幅の広い砂利道を背の高い松が囲っています。昔は、この道を歩いて門をくぐった人も多いのでしょう。風格のある道を門に向かって進むと、門番のいない現代であっても、これから城内に入るという緊迫感が高まります。
艮櫓から城内へ伸びる道の先には、高さ3mはあろうかという大きな門が待ち構えています。やりを持った門番がここに立っていたら本当に怖いです。
天守閣の北東側には月見櫓 (つきみやぐら) が置かれています。
空にそびえる三重の屋根に、居住まいを正した武士のような誇りと緊張感が浮かびます。
先ほど入場した後に下から見上げた天守閣跡に登ってみましょう。
濠を渡る橋を渡ります。山形の屋根のかかった木の橋に夕日が差し込んで柔らかい雰囲気。
橋から見下ろす濠は、夕日を浴びて少し黄色がかった木々に囲まれています。
橋から見上げる天守閣は高い石垣の上。
鳥居をくぐり、転げ落ちそうなくらいに急な階段を一歩一歩慎重に上ると天守閣です。
天守閣の北側からは瀬戸内海を望むことができます。今はコンクリートの岸壁が張り出し、瀬戸内海を行き交うフェリーが接岸できるようになっています。この地は今も昔も讃岐の玄関口なのでしょう。
高松城は、400年以上も昔からこの地を我が子のように黙って見守り続けてきた父親のような、何者にも動じない強さを内に秘めています。
天守閣跡に建てられた霊廟の縁の下には整然と木が組まれています。そこに柔らかい夕日が差し込み、穏やかな影を作っています。
時の流れを肌に感じながら、ベンチでのんびり。
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鳴門・高松旅行の次の記事 (旅程順) はこちら → 「鳴門・高松旅行記・30 (高松城の庭園)」
(11月17日追加) 橋から濠を見下ろした画像を追加しました。画像の点数が多くなったので割愛しようかと思いましたが、やっぱりどうしても放っておけなかった……。