花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 加治木の黒川岬 2024/03/21(鹿児島)

2024-03-23 20:18:27 | 自然観察
3月21日(木)加治木での所用後、黒川岬の見える堤防に立ち寄りました。

15時12分 加治木港からの桜島 以下の画像は3月21日に撮影


加治木港は鹿児島湾奥部(北側)の地方港湾で、JR加治木駅から南へ直線で1.2kmほどです。

画面外すぐ右には砂を積み込む重機が待機中、少し砂煙が舞って人の姿はありません。

加治木港の東にある黒川岬


セメントやアスファルトなどの広い工場が隣接し、砂やセメントなど建設資材が貨物線で運ばれてきます。

菱刈金山の鉱石はここから四国の精錬場へ積み出されています。

黒川岬展望公園の案内板 この後右側の堤防を先端まで歩く


小さな公園には6台ほどの駐車場とトイレが整備されていますが、道の一部に離合困難な個所があります。

波静かな内海の先に桜島を望む景勝地ながら、道路事情が改善されていないことは残念です。

15時20分 内海で波は穏やか 風向きは北寄り


21日の潮汐は中潮、加治木港の満潮は17時23分。日木山川の河口部で南には桜島が見えます。鹿児島市からは台形、ここでは緩やかな富士山形です。

上流部の国道10号北側には堤防に沿って菜の花ロードがあり春先は人気です。

黒川岬 この付近は古戦場だったそうです


日木山川の左岸には大型トラックが出入りする広い砂置場がありますが、岬へ通じる道は草の生えた狭い軽トラ道です。

一般の車は傷がつきそうで、公園側から風景として眺める方が良さそうです。

岬の岩場に石灯篭が見える


前日20日は鹿児島では暴風に近い春の嵐でした。岬の山桜は花が終わったのか、風で吹き飛んだか目に付きませんでした。

堤防のすぐ右手 港側にある小さな砂地 レジャー船が2隻だけ


ここは砂地になっていて、わずかですが吹上浜で見かけるハマゴウが生えていました。

左側の堤防を先端まで歩きました


桜島の活動は今年も穏やかで、3月21日までの爆発回数はわずか12回です。

堤防の先端部から 右奥に県庁が見える 直線距離22km程度


右手の山は寺山公園辺りです。

加治木港と生コンプラントなど


東側には隼人沖の3島が見える 左から辺田小島、弁天島、沖小島


岩場には石灯篭や石塔のようなものが点在


夏場の水遊びシーズンであれば、川の水量が少ない引き潮時には歩いて行けそうな感じもします。

2020年3月に訪れた時の画像 引き潮時で子供たちが遊んでいた


この時のブログには、加治木港の漁船などの画像を掲載しています。こちらからご覧ください。
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自然の宝 藤本の七福神岩 2024/03/10(鹿児島)

2024-03-13 16:04:25 | 自然観察
3月10日(日)観音ケ池からの帰り道、七福神岩に立ち寄りました。

八房川沿いに上流へ向かう 以下の画像は3月10日に撮影


普段と違うコースをたどり、川上小学校のすぐ東側を上流部に進むと、川土手の野焼き作業が進められていました。

画面外すぐ左手を上がると尾木場の棚田へ通じる


10年ぶりほどに走る道沿いでは空き家や耕作放棄地が多く目に付き、胸が痛みました。

サルが住みやすくなったのか、道路脇で6頭ほど見かけました。めったに車が通らない区間でもあり、驚いて藪に逃げ込んで行きました。

この地点から東側へ直線で2.3km程度、風力発電機の裏手辺りの県道沿いに七福神岩があります。

藤本地区の水田 県道36号の北側


小さな川沿いに水田地帯があり、山桜が咲いていました。藤本滝の南側、直線で800mほどの地点です。

15時22分 七福神岩の駐車場に着いた


旧道と県道の間が広い駐車場として整備され、七福神岩の案内板があります。

岩場のある山林は薩摩川内市の土地で、市役所許可の下で地元有志がボランティア作業で整備を進めています。

手軽に岩場風景と季節の花を楽しんでもらいたいと、数年前から作業を続けておられます。

駐車場の北側へ向かう


たまご岩が見えるところまで通路が整備されていました。

一帯の斜面は整備が進み、岩ツツジ、桜、モミジなど季節の花が順次植樹されています。

作業通路先の右上がたまご岩


立入禁止のため、ここから眺めます。今にも落ちそうな丸い卵のような岩ですが、太い木が育つ巨岩です。

駐車場に戻る 岩ツツジ


昨年より小さくなっているので地元の方に話を伺うと、かなりの枝を剪定したとのこと。

自生しているものと違って移植すると根付きにくく、枯れることもあり管理が難しいそうです。

道路南側の岩場


昨年あたりから周辺雑木が整理され、岩場がはっきり見えるようになってきました。

岩場に根を下ろす山桜


すぐに上がれそうですが、崩れた大小の岩が積み重なり足元が悪く、所々に深い穴もあり落ちると大変危険です。

道沿いから眺めるだけにしましょう。

岩場登りの人が集まるらしい


今月24日には岩登りの人たちが七福神岩に集まるようです。

普段から特別な訓練や経験を重ねている人には、手軽な岩登りの練習場かもしれません。

昨年ほどの満開ではない


逞しい山桜ですが花は儚いもので、一晩の風雨でも散ってしまいます。

あと数日で満開か


まさに雲一つない晴天に恵まれ、今年も桜を満喫できて幸いでした。

昨年3月、この地を訪れた時のブログはこちらからご覧ください。
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朝の桜島 今が寒さの底か 2024/01/29(鹿児島)

2024-01-30 16:42:39 | 自然観察
朝方は天候を見ながら、近場のかごしま健康の森公園に出かけています。

<1月29日(月)冷え込んだ朝>
6時52分 殆ど雲のない朝


鹿児島市の最低気温は2度、公園の芝生は霜でおおわれていました。

6時58分 南から北へ飛ぶカラス


7時13分 日の出時刻 芝生は霜で真っ白


アメダス鹿児島の観測地は海岸に近い鹿児島地方気象台のため、鹿児島市街地や郊外の高台に比べると最低気温は高めです。

健康の森公園辺りは4~5度低い感じがします。昨日の一時的な雨(観測値0.5ミリ)の影響もあり霜が目立ったのかもしれません。

7時34分 朝日は中岳付近に顔を出した


霜で白くなったベンチ


朝日が差し込むと小さな光の点がきらめいていましたが、今一つうまく写せませんでした。

長年の逃亡生活 最期は本名で迎えたい・・・末期がんのため29日に死亡


テレビ朝日グッドモーニングの中で、長年見慣れた手配写真が映し出されていました。

私がまだ社会人になる前の事件で、当時の反戦運動は過激で爆破事件が続発し、大学紛争による内ゲバなどもありました。

都内中心部でのビル爆破事件に驚き、あんなところで働くのは怖いと話すと、近所の同級生に鼻先で笑われました。

そんなことを気にしていたら都会では暮らせないよと・・・50年も前の話でした。

<1月30日(火)彩雲が現れる>
6時52分 空に残る月 周りにぼんやり色がついた感じ


鹿児島市の最低気温は4.8度、昨日のような霜はなく西から薄雲が広がり始めていました。

7時10分 かすかに雲が色付いた


天気は下り坂のため朝焼けを期待しましたが、うっすら色付いた程度でダメでした。

小鳥が集まる木


昨シーズンはあまり見かけなかったメジロより大きめの小鳥が枝先に止まり、可愛げな鳴き声が聞こえました。

7時33分 朝日が顔を出した


今朝の日の出は7時12分。20分ほどかけて桜島北岳に近い山頂部に朝日が出ました。

7時58分 左側吉野の上空に違った色合いの雲が


いつも会うウォーキングの常連さんとカメラの話などして,ふと吉野方面を眺めると色づいた小さな雲に気付きました。

拡大すると虹のような色付きの彩雲だった


気付いて2分もせずに色は消えました。暗めに撮影すると色づきが目立って良かったようです。

月の周りの薄い色合いと同様に、気を付けて探せば案外とこのような現象が見られるのかもしれません。

早いもので1月も明日まで、予報によるとこの先天気がぐずつきそうです。
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石橋記念公園 多賀山と桜島 2024/01/25(鹿児島)

2024-01-26 16:55:59 | 自然観察
1月25日(木)午後、所用後に桜島など写すため海岸部を移動しました。

1月25日 NHK朝のニュース項目


鹿児島にも雪降らせた寒気の影響が関西中部地方でも続いています。

ブログ記事を書いた当時の世相など振り返るために役立つのがニュース項目です。京都アニメの放火殺人事件で死刑判決が出ました。

14時14分 鴨池港からの桜島 以下の画像は1月25日に撮影


22日午後から雲が広がり、23日夕方から24日昼にかけて雪が降り鹿児島市郊外の高台で積雪。25日も日差しはなく寒さが続きました。

画面の左手奥には雪をかぶった霧島連山がかすかに見えました。

鹿児島市浜町の石橋記念館


石橋などについて石橋記念公園のページから引用して紹介します。

かつて鹿児島市の甲突川には、江戸時代末期に肥後の名石工岩永三五郎によって架けられた玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋の5つの大きなアーチ石橋がありました。

15時20分 移設された西田橋 雪が残る桜島


特に、「西田橋」は、参勤交代の行列が通るまさに城下の表玄関を飾るにふさわしい藩の威光を誇示した橋で、「御門」があり、二重アーチと扇状石積みの壁石、丸柱の精巧な高欄に青銅凝宝珠など豪華に建造されました。

公園のブーゲンビリア


これら五石橋は、約150年にわたり「甲突川五石橋」として親しまれ、現役の橋として利用されてきましたが、平成5年(1993)8月の豪雨により武之橋、新上橋が流失したことから残った3橋(県が西田橋、市が高麗橋、玉江橋)を移設・復元。

併せて石橋の架橋技術や当時の歴史を伝える「石橋記念館」を整備し、平成12年に「石橋記念公園」として開園。夜は9時までライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸しだし、昼は橋越しに見る桜島が絶景。

あの「篤姫」も渡った西田橋。橋の上に佇めば、時を超えたロマンが感じられる。(引用終わり)

公園内の河津桜


数本の河津桜があり、南側の一本だけは一部枝先で開花していました。見頃は来月初旬になりそうです。

稲荷川の水鳥


河口部の穏やかな流れを水鳥がゆっくりと動いていました。餌を探す様子もなく休憩時間帯でしょうか。

15時45分 多賀山からの風景


石橋記念公園の北隣にある多賀山(標高58.9m)には、日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷元帥の墓地があります。

左手に少し見えるのは桜島の西海岸、フェリーの左手には潜水艦が停泊。

潜水艦はフェリー運航の合間に、鹿児島湾奥に向かってゆっくり進んで行きました。

多賀神社 旧社格は郷社(鹿児島市清水町)


東郷元帥の銅像を右手にして奥へ50mほど進むと多賀神社があります。

こじんまりした神社ですが、林に囲まれた境内には大きな狛犬、ソテツがあり心落ち着く場所です。

15時59分 太陽は見えないが何本も伸びる光の帯


天使の梯子とも言われる薄明光線です。雲の切れ間が広がることはなく、同じような光景がしばらく続きました。

23日からの寒さもどうやら先が見えてきました。長期予報では暖冬傾向、例年より早く梅などの花巡りができそうです。
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明日は大寒 吉野公園の早春 2024/01/19(鹿児島)

2024-01-19 18:04:08 | 自然観察
1月19日(金)生暖かいような小雨の降る朝、吉野公園へ出かけました。

8時35分 吉野公園 以下の画像は1月19日に撮影


今が一番寒い頃で明日は大寒ですが・・・今朝の最低気温は鹿児島市で14.5度。

傘を差してウォーキングの人を見かけました。花時計は今も故障したままで残念。

公園に入って右側へ(南側) 菜の花が咲いています


この場所には毎年菜の花が植えられていて、雨が止むと花粉を集める蜂が次々にやってきました。

1月8日からは浄化槽工事で夜間は公園のトイレが利用できず、夜のイルミナージュでは仮設トイレ使用となるので要注意。

散り残る枯葉


晴れた日には目にも止まらないような雨の日ならではの光景です。

傘をさしての撮影で、他にカメラやスマホを構えるような人は全く見かけませんでした。

イルミナージュの子象


夜には多くの光が眩しくて、あまり目に付かなかった可愛い子象の姿がありました。

今朝と前回13日夜の風景を比較


昼と夜では印象が全く違いますが、やはり東の空に桜島の見える風景が吉野公園らしいところです。

ゴミコレ フアッションショーの展示 


こちらは夜にはあまり目立たず、今日は説明板などが目に入りました。

一般社団法人吹上ワンダーマッププロジェクトは吹上浜に漂着する海洋ゴミ(プラスティック片、ペットボトル、漁網など)を素材に衣装を制作し、その素材となった海洋ゴミを拾った砂浜を舞台にして開催するファッションショーとそれに関連するプロジェクトとのこと。

それぞれの作品に細かな説明がありますので、興味のある方には昼間の光で見てほしい展示です。

桜島は雲隠れ


天気は回復方向のようですが、雲は南に流れながらも次々に発生して北側山頂部が少し見えただけでした。

桜島の方角は南東


鹿児島市に住んでいると桜島が見える方向が東と思ってしまいますが、吉野公園からは南東方向に8kmと表示されていました。

北側にも雲と霧が立ち込め、高千穂峰と韓国岳の頂上部がかすかに見える程度でした。

なごみの庭


紅梅が咲き始めていて早いものでは散り始めていました。例年よりも早い開花ですが、なごみの庭全体で開花しているところは3割程度でしょうか。

水仙の香りが心地良い


休憩所東側の河津桜が数輪開花していました。大きくなり過ぎてかなり枝が切られて可哀想ですが、今年も一杯花を咲かせそうです。

小雨模様のためか数羽の小鳥が梅の枝に止まっていたものの、メジロの鳴き声はなくヒヨドリも見かけませんでした。

まだ寒さはこれからが本番、梅も桜も満開まではかなり日数がありそうです。いつもより早く春が始まり楽しみが増えました。
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カメラ散歩 寺山公園展望台 2024/01/13(鹿児島)

2024-01-16 16:46:06 | 自然観察
1月13日(土)久しぶりに寺山公園展望台に立ち寄りました。

寺山公園展望台 案内板


展望台にある桜島・錦江湾ジオパークの案内板です。眼前に直径約20kmの姶良カルデラが広がっています。

カルデラ(caldera)とは、火山の活動によってできた大きな凹地のことで、「釜」「鍋」という意味のスペイン語に由来しています。

位置図を拡大


寺山公園展望台は鹿児島市北部に位置し、北側は姶良市、北東側は霧島市で、遠くに霧島連山が見えます。

桜島を含めて鹿児島湾北部は広大な姶良カルデラです。北東側の一部では今も噴気活動が活発で、海面に泡が湧出する現象(地元で「たぎり」と呼ぶ)が見られます。

寺山公園展望台は直線距離では吉野公園から3km、高速道路の吉田インターから4kmほどの位置にあります。

記憶が曖昧なまま吉田インター側から山道を進んだところ道に迷い行き止まり。確実な道を進む方が安心ですね。

16時15分 眺望はすばらしいが・・・あいにくの空模様


標高423.8mからの眺めは素晴らしく、山道を迷ってでもたどり着くと気分スッキリです。

寺山公園展望台の南側にある吉野公園展望台は標高234m。この辺りから南南東方向に見える桜島の形は、普段の東南東方向に見るものとかなり違っています。

かごしま健康の森公園から見る桜島 1月16日7時1分


ここからの桜島は台形で、山頂部は北岳が高く少し右下がり、右手(南側)には高隈山系が見えます。

南側の風景


黄砂なのかPM2.5でしょうか、雲はないが空が濁っていて残念。鹿児島港、フェリーなどは霞んで見えにくい状態です。

たまに心地良い列車の走行音が聞こえてきますが、この日は近くの採石場の騒音にかき消されて残念。

北側の風景


左側は姶良市、右手側は霧島市です。展望台は巨大な火山外輪山に位置し、姶良カルデラの地下深くには大正噴火前に相当する大量のマグマが蓄積されているようです。

霧島連山 左手は姶良市街地 右奥は霧島市街地


この冬は暖冬傾向で霧島、桜島の雪景色は一時的でした。2011年の新燃岳大噴火の後も硫黄山噴火などで登山路が閉鎖され、次第に霧島から足が遠のいています。

2018年2月2日 吉野公園展望台(234m)から見た霧島連山


この日は霧島連山の雪景色が見られました。吉野公園からは姶良市方面の市街地は見えませんが、鹿児島市街地や桜島が間近に見られます。

姶良市 左手は重富地区


海岸沿いに国道10号とJR日豊本線があります。平成5年(1993年)の豪雨災害では斜面崩落により長期間の通行止めが続きました。

姶良市加治木町辺り


海岸線の中ほど右側に加治木港があり、遠くには鹿児島空港が見えます。右奥の山は霧島連山の最高峰新燃岳(1700m)です。

展望台の北西側は牟礼岡


風力発電機がゆっくり回る穏やかな日、すでに日は傾き東側に山蔭が広がってきました。

16時22分 駐車場へ戻る道


展望台への道沿いには街灯が設置されていますが、夜はとても怖そうな肝試しのような場所です。

寺山公園展望台で気をつけたいのは小さなトイレしかないこと。丸形の男女共用型で手を洗う水さえなく、鹿児島市民としては恥ずかしい思いです。

人里離れた場所ですが、すぐ近くには鹿児島大学付属の南西島弧地震火山観測所があります。水道設置はできないものでしょうか。
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出水のツル 光あふれる冬日 2024/01/05(鹿児島)

2024-01-06 18:12:11 | 自然観察
1月5日(金)2年ぶりに出水のツルを見に行きました。

6時52分 ツル観察センター 以下の画像は1月5日に撮影


ツル越冬地の利用調整エリアへ入るには入域料(越冬地環境保全協力金)が必要です。

入域料は普通車1台につき1日1000円。3000円を支払うとシーズン中入れるようです。

ただし、ツルの羽数調査が行われる日は午前9時まで利用調整エリアへの立ち入りはできません。

台数は限られますが、一眼レフカメラ・双眼鏡の貸し出しを受けられます。トヨタ電気自動車(二人乗り)の無料貸し出しもあります。

入域についてレクチャー受講 5分程度のビデオ映像


走行ルートは赤い線の部分に限られ、東干拓地から観察センターに戻る道では車のタイヤ消毒があります。

観察センターから一般道へ帰る途中にもタイヤ消毒ポイントがありました。

6時59分 東干拓地方向に鳥が一杯見える


数は多いですがツルよりも小さくカラスのようです。観察センター屋上からは東側の空が見えにくく、東干拓地へ移動しました。

7時4分 センター屋上 ツルの飛び立ちを待つ人たち


入域料を支払うとツル観察センターの入館が無料となり、6時半からセンター屋上が利用できます。

7時34分 東干拓地から朝日を見る


空に雲は殆どなく単調な夜明け、6台ほど車が止まり飛び立つツルにカメラを向けていました。

一面に霜が降りていますが風がなくて幸いでした。

ツル観察ハイド(野鳥観察舎)


工事現場にあるコンテナ型の休憩小屋のようなものです。ツルまで距離が遠く観察には双眼鏡が必要で撮影にも距離が遠くて残念です。

ハイドから見た東干拓地


椅子が置かれエアコンもあり、観光客が立ち寄って遠目にツルを見るには役立ちそうです。

以前は左側の調整池横まで入れました。可能ならばもう少しツルが大きく見られる位置に移した方が良さそうです。

7時30分 朝日が顔を出した


朝日の位置と鶴の飛び立ちがうまく絵になるのは難しいものです。地元の常連さんでしょうか、思い通りに写せないと笑っておられました。

東干拓地のツル監視所から


多くのツルが集まり餌を啄んでいましたが、まだ数が少ないように感じました。

9時20分 優美な姿 マナヅル


青空に美しい姿を見せていました。日の出直後は色がうまく出ず、雲があるとツルの姿が引き立ちにくく写しにくいものです。

10時17分 ツル観察センターに戻る


外国人観光客の姿もありましたが、訪れる人は少なく画面外左手の売店は休業で少し寂しい。

羽数は11,410羽(12月2日調査) 現在はマナヅルも増えている


12月2日の調査では殆どがナベヅルで10,301羽、マナヅルはまだ少なく1,097羽、カナダヅルが4羽、クロヅル6羽、ソデグロヅル1羽、ナベクロヅル1羽とありました。

27季連続で1万羽を超えています。11月から1月にかけて6回調査し、一番多かった回の数値を公式羽数としています。

観察センターの近くにいたナベツル


距離は15mほどでしょうか、空を飛んでいると黒くしか見えませんが光に当たってきれいな姿です。

5日朝は冷え込んで各地の最低気温は鹿児島2.1度、川内マイナス1.8度、出水市西隣の阿久根では2.3度でした。

日中も日差しが一杯で最高気温は鹿児島15.9度、川内・阿久根14.9度で穏やかな冬日でした。

白い羽模様がきれいな鳥たち


ツルだけでなく多くの野鳥が見られます。群れを成して飛んできたのはツクシガモのようです。

白い羽の大きな鳥


かなり遠いところに羽が白い鳥がゆっくり動いていました。ソデグロヅルではないかと観察を続けましたが、軽くジャンプした時に羽の先端部も白色でした。

野鳥に詳しい方に見てもらうと大サギとのこと。他のツル並みの大きさですが、ソデクロヅルにしては白過ぎました。

動きは穏やかで時々小競り合い


1月下旬から北に帰り始めます。そのころにはツルの動きがせわしなくなり、餌を一心につつく様子が見られます。

まだ1月初旬はのんびりとしたものですが、マナヅルどうしが飛び掛かり体をぶつけるケンカのような様子も見えました。

昨シーズンは鳥インフルエンザが次々と発生、越冬地内で多くのツルが死に、周辺の養鶏場では大量の鶏が殺処分となりました。

かつてない緊急事態で地元は対策に追われ、とても物見遊山的にツル撮影に行く気にはなれず遠慮していました。

今季も一か所で鳥インフルエンザが発生しています。昨年のような感染拡大がないことを願っています。

5時過ぎに出発して暗い中を運転、気温低下で車内が曇り運転しづらいものでした。帰りは大丈夫でしたが、一般道を往復154km、4時間近くの運転は久しぶりで疲れました。

今季のツルの最高羽数は【12,972羽】

出水市観光特産品協会 2024年1月7日発表による羽数

1月7日の調査で今季の羽数調査は終了です。
今季、出水に飛来したツルの最高羽数は【12,972羽】となりました。
なお、今季は第2回ツル羽数調査で、27季連続の万羽鶴となりました。
ナベヅル 9,583羽
マナヅル 3,373羽
クロヅル  8羽
カナダヅル 6羽
ソデグロヅル 1羽
ナベクロヅル 1羽
合  計 12,972羽
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年の瀬 健康の森公園からの桜島 2023/12/27(鹿児島)

2023-12-27 16:42:28 | 自然観察
12月27日(水)朝は冷えても昼間は過ごしやすく、穏やかな鹿児島です。

12月25日(月)7時17分 かごしま健康の森公園からの桜島


鹿児島の日の出は7時15分、まだ薄暗さを感じる時間帯です。

年明けにかけてまだ日の出は遅くなり、年明けの1月3~18日は7時18分。1月31日でようやく7時12分です。

日の入りは一番早かった17時14分(11月29日~12月9日)から少し遅くなり、12月27日は17時22分、1月31日は17時51分です。

7時23分 朝焼けが出て朝の光線が見える


7時34分 日の出から17分 桜島の南斜面の上に朝日が見えた


雲が多めで朝日は少しだけ顔を出し、その後雲に隠れてしまいました。

12月26日(火)7時36分


雲が動かず朝日は見えませんでしたが、桜島の南側にある高隈山系には雲がかかっていません。

7時36分 高隈山系


朝日がとどき山肌に光の筋が見えます。雲の隙間からも光の筋が少し出ています。

8時1分 天使の梯子 薄明光線


様子見をしていたら桜島の南側に雲の隙間から光の筋が差し込んでいました。

天使の梯子とも言われる現象ですが、空がだいぶ明るくなっているのであまり目立ちませんでした。

12月27日 6時58分 西空に丸い月が見えた


健康の森公園は冬場に北風が冷たいところです。風速1mで体感温度は1度下がると言われています。今朝は3度ほど低く感じました。

7時ちょうど 朝焼けが薄くなった


今朝は公園に着く前にも少しだけ朝焼けが見られました。

7時1分 東の空が色付く


東空に雲が少ないようで見る間に空が明るく色づき始めました。

7時5分 朝焼けのピーク


朝焼けのピークとなり鱗雲などがゆっくりと北東方向へ流れていきました。

7時16分 朝の光に照らされる桜島の薄煙


12月10日に噴火した後はずっと静かな状態が続いています。

7時29分 朝日が顔を出した


眩しい光を放っていましたがすぐに雲に隠れて、今朝は薄明光線は見られませんでした。

25日から3日続けて朝の桜島を写しましたが、それぞれに違う表情があり見飽きません。

7時37分 冬木立 小さな鱗雲


年の瀬で皆さん忙しい時期に朝から桜島の風景を楽しめることに感謝、感謝です。

今朝も残っていた 南方系朝顔


自宅車庫の屋根下にあり、霜の影響が少ないようです。夏場の花は朝咲いて午後には落ちますが、この時期は小さい花が2~3日は咲いたままです。

先週は各地で雪が降りましたが、この先は気温が高めと予想されています。この歳になると少しでも暖かい方がありがたいものです。
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雨上がり 朝焼けと桜島 2023/12/06(鹿児島)

2023-12-06 18:13:58 | 自然観察
12月6日(水)朝露が一杯の朝、かごしま健康の森公園へ出かけました。

6時52分 朝焼けが始まっていた 以下の画像は12月6日に撮影


12月に入り日の出位置が桜島山頂部を外れたので朝の撮影を休んでいました。

今朝の最低気温は鹿児島市で7.8度、それほど寒くもないので雨上がりの様子見に行きました。

完全な出遅れです・・・桜島の周辺部にだけ薄雲が掛かり、色濃い朝焼けが・・・あわただしく撮影。

6時56分 桜並木の斜面上から撮影


普段と少し違った高い位置から撮影しましたが、見る間に朝焼けは色あせてしまいました。

6時57分 北東方向 牟礼岡


この方角は朝焼けが薄くて、展望台近くには甲突川の川霧が見えています。

昨日と今朝の天気図(気象庁ホームページから)



昨日の降水量は鹿児島市で8.5ミリ、少雨傾向が続く中で恵みの雨でした。今朝は風が弱く朝靄が見られました。

7時5分 地平線から出た朝日が桜島を照らす


今朝の日の出は7時3分、鹿児島市側から見ると朝日は桜島の裏側から上がってきます。

背景の薄雲によって、光に照らされた噴煙が目立っているようです。小鳥の群れが南へ飛んで行きました。

桜島に沈む夕日はダイヤモンド桜島と言われて人気です。霧島市側からの撮影で、その日の天候によって予想しやすいことでしょう。

鹿児島市側から朝日としてダイヤモンド桜島を写す場合は、夜明けの天候が判りにくいため撮影不調が多いものです。

7時9分 間もなく朝日が顔を出す


鹿児島市郊外の団地には朝靄が漂い、桜島の周囲には薄雲が掛かっています。雲がなければ単調な夜明けです。

7時10分 朝日が南岳の斜面上部に顔を出す


薄雲が広がっているため朝日は目立たず、ゆっくりと桜島から離れるように斜め上に上がり始めました。

7時18分 雲がまとわりつく桜島


きれいな朝焼けを見せてくれた薄雲ですが、桜島にまとわりつくように広がって灰色になり景色がさえません。

8時4分 すでに1時間ほど経過


朝靄が漂い山水画のような風景が広がりました。

今朝はグランドゴルフの大会らしく、元気な高齢者が連れだって次々に広場へ向かっていました。

8時11分 


朝日が厚い雲に隠されると、雲の隙間から光の帯が伸びる光芒が見られることもあります。

天使の梯子とも呼ばれる美しい現象ですが、今朝は雲が薄いため太陽が優勢で眩しい逆光状態でした。

眩しさが和らげば、地上に漂う朝靄がもっとはっきり出てきれいだったかもしれません。

ガマズミ 赤い実が目立つ


風景写真は自然が相手なので、思うようにいかないのが当たり前・・・私の経験では90%以上ダメです。

それでも出掛けないと何も写せません。朝露の多い朝でしたが、ウォーキングの常連さんと、ゲートボールの話などができて幸いでした。
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冠嶽の紅葉 ピークを過ぎていた 2023/11/27(鹿児島)

2023-11-28 17:48:34 | 自然観察
11月27日(月)いちき串木野市の冠嶽、花川砂防公園の様子です。

12時12分 月曜日の冠岳花川砂防公園 以下の画像は11月27日に撮影


平日で広い園内に人影はまばら、2~3人連れで紅葉を楽しむ方を見かけました。

冠嶽神社参道


鳥居のイチョウは今が色付き最高潮、右手のイチョウは見る間に次々と落葉していました。

冠嶽園横のモミジ


色付きが進み次々と落葉しそうです。今日は月曜日で中国庭園の冠嶽園は閉園日でした。

ツワブキは花盛り


神社境内ではツワブキの黄色が目に付きました。各地の道路沿いなどでも今が花盛りです。

水の少ない花川


夏からの少雨傾向が続き例年よりも水が少なく、落葉が流されることもなく川辺に積もっていました。

川沿いを散策する人達 左側に花川


色付きが進みこの辺りも見頃を迎えていました。画面外右手は冠嶽神社境内で社殿があります。

鎮国寺弘法大師堂の紅葉 画面外右手にある冠嶽神社とは川向


ピークを過ぎて落葉が始まり、少し寂しげに見えました。大師堂の屋根の四隅に吊ってあった風鐸が撤去されていて残念です。

12時49分 花川上流部からの眺め


この辺りは日の当たる時間帯が短く、まだ緑葉の木も残っています。

望嶽亭(展望台)下流側のモミジ


この辺りが色付くと紅葉シーズンも終盤です。暖かい日差しに照らされる紅葉を楽しめて幸いでした。

13時18分 色付いたイチョウ 右側は冠嶽八十八ケ所お遍路のお社


望嶽亭の南側にあり、例年色付きの遅いイチョウです。帰りに目に入り、引き返して撮影しました。

冠嶽の紅葉撮影は今年3回目でした。この先、数は少ないですが徐福像に向かう道沿いの数か所でも紅葉が楽しめます。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。