花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

紅葉巡り 観音ケ池市民の森 2024/12/10(鹿児島)

2024-12-11 16:07:32 | 自然観察
12月10日(火)昼時、いちき串木野市の観音ケ池市民の森を訪れました。

12時1分 観音ケ池市民の森 スイレン池 以下の画像は12月10日撮影


前回訪れた11月21日にはスイレンが咲いていて驚かされました。その後20日ほどが過ぎ、今日は花を見かけませんでした。

水面の落葉


池のほとりにも盛りを過ぎたモミジが色あせて散っていました。

水鳥の姿 落葉した桜の木が目立つ


5~6羽の水鳥が静かに水面を移動していました。平日でもあり近くで見かけた人は2人だけでした。

春は桜の名所として知られていますが、他の時期はキャンプを楽しむ人以外に訪れる人は少ないようです。

果樹園近くの大きなモミジ


獣害対策のためネットで囲われた狭い区画に、数種類の野菜が植えられていました。

ネットの接地面には太い材木や大きな石が埋め込まれ、イノシシが掘り返さないよう対策されていました。

唐芋(サツマイモ)作りのヒントになりそうですが、家の柱よりもっと太いもので、石も階段に敷くような重いものでした。

冬の日に照らされて輝くモミジ


日射しがあるとないでは大違い、今年も美しい姿を撮影できて幸いでした。

林の中で目立っていたイチョウ


すぐ横はゴミ捨て場ですが、こちらも黄色が目立って存在感を示していました。

観音様への階段道の紅葉


見上げると美しい紅葉風景で、タイミング的に良かったようです。早く色づいた木が落葉すると、後から色づく木は周りが殺風景で目立たなくなりそうです。

観音様への階段


黄色く色づいていました。この先さらに色合いが変化するのか、このままで色あせて落ちるのか興味深いところです。

この時期に訪れる人は少ないかも


広い公園を見守る観音様の姿は素晴らしいものです。公園のため案内表示が控えめで、観音像の存在を知らない方も多いことでしょう。

ピークを過ぎようとしている木


色鮮やかな新緑の頃も美しいので、桜の時期などにぜひ訪れてほしい場所です。この後は冠嶽神社に向かいました。
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青少年研修センター かえでの園 2024/12/05(鹿児島)

2024-12-06 18:01:57 | 自然観察
12月5日(木)雲の多い中、青少年研修センターへ紅葉を見に行きました。

案内図 鹿児島市宮之浦町(旧吉田町) 以下の画像は12月5日に撮影


鹿児島県立青少年研修センターは,鹿児島市街・錦江湾を正面に,桜島・高隈の山並み,開聞岳・金峰山・野間岳等を一望できる標高約380mの台地にあります。

今年は10月19日(土)から12月14日(土)まで、休所日を除き午前9時から午後4時まで「秋の散歩道」として「かえでの園」が公開中です。

今年は色づきが悪く、11月24日(日)夜に予定されていたライトアップは中止となりました。

青空にきれいな雲 色づいたドウダンツツジ


雲が少なくなったのは一時的で、すぐ曇り空に戻ってしまいました。

15時46分 かえでの園


研修センターは桜がきれいなところですが、秋の紅葉はあまり知られていないようです。

よく耳にする、かえで(楓)とモミジ(紅葉)についてネット検索すると次のような記述がありました。

植物学上では楓と紅葉は同じ植物ですが、日本では一般的に葉の大きさや色などでそれぞれを呼び分けています。 比較的大きな葉を持ち、葉の切れ込みが浅いものは「楓」、葉が小さめで手のひらのような形をしており、深い切れ込みがあるものを「紅葉」と呼びます。

園内で色づいた樹木には複数の種類があり、葉の形や色づき具合がすこしずつ異なっていますが、一般的な紅葉風景が楽しめました。

南東方向に少し見える桜島


イロハカエデ


所々に研修用具が設置されている


蜘蛛の巣にぶら下がる落葉


かすかに日射しが見えた


葉の色がさまざまで目立っていた


霜が付いたように見える葉


平日の夕方近くで、曇り空で風が冷たいこともあり他には誰も見かけませんでした。

日射しが出て、子どもたちの姿などがあれば違った紅葉風景が写せそうです。

開放時期(時間)も限定され、植栽範囲も広くないため観光地を想像して行くとガッカリします。

一般的には満足感が得られにくいと思いますが、ちょっと違った静かな紅葉風景を楽しみたい人にはおススメです。
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遅れている紅葉 冠嶽周辺など 2024/12/03(鹿児島)

2024-12-06 13:47:56 | 自然観察
12月3日(火)気温高めの秋が過ぎ、例年より遅い紅葉巡りに出かけました。

<かごしま健康の森公園>
自然観察園 以下の画像は12月3日に撮影


9時過ぎ、日差しが当たりモミジが目立っていました。8月下旬の台風10号は強い勢力で速度が遅く、影響が長引きました。

薩摩半島を中心に広範囲で停電が発生し、復旧までに1週間ほどかかった地域もありました。

かごしま健康の森公園でも倒木や建物被害が多発し、プールは12月上旬まで利用休止となりました。

竹林内では折れた竹や枯れた竹が目に付き、笹が吹き飛ばされて竹の肌も荒れて見映えが良くありません。

木洩れ日の散歩道から見える展望台


例年モミジが美しい場所ですが、今年は枝折れや葉が傷んだ木もあり、精彩が今一つで惜しいことです。

このところ公園内にはイノシシが多く出没しており、自然観察園は夕方から翌朝まで立入禁止ですのでご注意ください。

<藤本の七福神岩>
薩摩川内市樋脇町市比野 県道沿い


3月には急斜面に咲く山桜、岩ツツジが美しいところです。旧道沿いの駐車場と通路整備、岩山の草刈や植樹など、地元の方が年間を通じて頑張っておられます。

こちらはボルダリングで登る人もある大きな岩場です。道沿いに植えられたモミジが成長し、色付き始めてドライバーを楽しませています。

10時57分 中ほど上にはたまご岩


今にも転がり落ちそうな卵形の大きな岩があります。あいにくと雲が厚くなり岩が良く見えませんでした。

落石の危険性があるため斜面には立ち入らず、通路や駐車場から眺めるにとどめてください。

<冠嶽神社周辺>
11時46分 冠嶽園入口のモミジ 冠岳花川砂防公園


前回11月29日に訪れた時は小雨模様で、まだ少し色づいた程度でした。

冠嶽園内のモミジ 色鮮やか


一部では散り始めていますが、ちょうど見頃でした。平日ながら次々に観客が訪れていました。

望嶽亭 こちらも色づいていたが葉が少なく精彩がない


雲の切れ間を待って写しましたが、例年よりも葉が少なくて枯葉も目に付き残念でした。

冠嶽神社の参道橋


前回よりもイチョウの色づきが進んできれいでした。画面外右側のモミジはまだ色が付いていませんでした。

大師堂の紅葉


色付いてきましたが、この先もっときれいになることと期待しています。

12時29分 花川上流部のモミジ 下流側の観客


画面外右下に花川の渓流があります。一部で少し色づいていましたが、これから色づきが進むことでしょう。

この辺りは南側の林にさえぎられて、昼前後でも日差しが届きにくいのが難点です。

寒気の影響で雲の多い日になり例年通り色づくのか気になりますが、もう一度訪れることができたら幸いです。
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冠嶽神社周辺 一部で紅葉 2024/11/29(鹿児島)

2024-11-30 16:46:32 | 自然観察
11月29日(金)21日に続き、いちき串木野市冠嶽神社周辺を訪れました。

29日 冬型の気圧配置が続く 気象庁 9時の天気図


冬型の気圧配置が続き、東シナ海から次々に雨雲が流れ込んでいますが、真冬とは違って等圧線が斜めに走り、北風は強くありませんでした。

雨雲が過ぎて一時的に日差しが出ても、次の雨雲がやって来る時雨模様でした。9時頃に立ち寄った鹿児島市都市農業センターでは虹が見えました。
インスタグラム花浄土鹿児島に投稿しています。

10時39分 冠岳花川砂防公園 以下の画像は11月29日に撮影


今日は郡山経由で向かい、途中の常盤石塔群では倒木被害が復旧されておらず残念でした。

冠嶽の所々に水蒸気が立ち上がり、冠嶽神社周辺では紅葉が少しだけ進んでいました。望嶽亭付近のモミジは色づきが悪く例年よりも枝葉が少なくて、見映えが良くありません。

冠岳花川砂防公園について、砂防フロンティア推進機構の花川渓流再生砂防事業資料から引用して一部を紹介します。

五反田川に流れ込む花川の治水工事として、平成7年から花川渓流再生砂防事業が行われ、中国との文化交流として中国技術指導員を現地に招聘しています。平成 16 年 11月23日、中国風庭園と展望台が設置された冠岳花川砂防公園の完成式が行われました。

昭和46年8月5日 台風19号災害の状況〔降雨状況〕 ・日雨量 :537mm(8月5日) ・時間最大雨量 :108mm(8月5日 18:00-19:00) 〔被害状況〕 ・死者:8名、重軽傷者:25名 ・住居全壊 :41棟、浸水被害:約1600戸 ・被害総額 :30億円(当時の市の年間予算14億円)

冠嶽神社 花川に架かる参道橋


鳥居近くの大きなイチョウの木が色付き、近くのモミジも少し色づいていました。

花川上流部には疑似ブロックを使った砂防堰堤があり、中国風の彫刻が施された石橋が数か所に架けられています。公共事業に勢いのあった時代を象徴する広大な設備で、現代では施工困難です。

花川の左岸(東側)には冠嶽神社があり、隣り合わせに中国風庭園の冠嶽園があります。花川右岸(西岸)には 冠嶽山鎭國寺頂峯院(カンガクサンチンゴクジチョウボウイン) の大師堂があります。

10時49分 冠嶽園横のモミジ


雲の切れ間から日差しが入りモミジが目立っています。前回21日は殆ど色づいていませんでした。

冠嶽園内のモミジ


雨上がりで美しい


日差しに照らされるモミジはきれいですが、雨上がりではさらに美しく見えます。時々雨に降られながらも期待していた風景を写せて幸いでした。

11時25分 団体バスの一団


例年では花川周辺の紅葉撮影が主で、冠嶽園内をじっくり撮影したことは少なく、丁寧に見ていくと良い風景でした。

大師堂の紅葉 画面右側下に花川が流れている


石橋に飾られた石造りのハス 奥は花川上流部


大師堂で雨宿り


再び雨が降ってきて、しばらく雨宿り。昨年訪れた時は撤去されていた軒先の風鐸が復活していました。

11時57分 大師堂入口から


この辺りから花川上流部にかけては南側が林のため日差しが入りにくく、昼前後以外は山影になります。日差しに照らされた紅葉を撮影できる時間帯は限られますのでご注意ください。

花川の流れ


雨量はわずかですが普段より水が白く濁っていました。小雨模様のため橋にカメラを押し付けて、低速シャッターで撮影できました。

サギの姿 画面外左側は大師堂


花川上流部方向を写していると、たまたまサギが飛んできました。そっと後を追いますが姿は見つかりません。

モミジがもっと色付くから、また来てねと言われたような気がしました。上流側はまだほとんどが緑色で葉がしっかりしています。

時雨模様が解消すれば、朝夕の冷え込みで紅葉が進みそうです。時々雨が降る中で、じっくりカメラやスマホを向ける人は見かけず、全くの貸切状態でした。

29日14時 帰宅後の雨雲画像 気象庁


午後になっても西から小さな雨雲が次々と流れ込んでいます。雨に降られた寒い一日でしたが、色づき始めた紅葉を楽しめて何よりでした。
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桜島と朝日 健康の森公園 2024/11/25(鹿児島)

2024-11-25 15:16:21 | 自然観察
11月25日(月)今朝は薄雲が見えたので、健康の森公園へ出かけました。

6時38分 かごしま健康の森公園 以下の画像は11月25日に撮影


このところ雲のない単調な朝が続き日の出撮影には不向きでしたが、今朝は車で向かう間も朝焼けが所々に薄く見えていました。

最初に公園入り口通路の定位置で撮影、空の明るさや雲の様子などを記録しています。

雲が急に広がって朝日を隠す期待ハズレが多いですが、日の出位置だけ雲がなく朝日が写せることもあります。

いつも書いていますが、自然相手の撮影では期待通りにならないのが半ば当たり前です。

一方では思いもかけない出会いや発見があり、大いに元気づけられることもあり楽しいものです。

雲はわずかだった


急ぎ足でいつもの撮影ポイントに向かうと、意外なことに雲は桜島周辺にわずかしかありませんでした。

6時47分 カラスが飛ぶ時間帯


今朝の日の出は6時54分、日の出前10~15分はカラスが多く飛びますが、昨年に比べると数は半分以下です。

ハトも殆ど見かけませんが、この夏の猛暑が影響しているのでしょうか。

上空に残る細い月 月齢23.6 以下3枚はモノクロ撮影


日ごとに早朝の月明りが弱くなり、今朝もよく見ないと気付かないほどでした。

モノクロの桜島 薄煙は南側へ流れている


桜島の薄煙は南側へ流れています。周辺の雲は桜島の噴気によってできたものでしょうか。

樹形が判りやすい


木肌や葉の色合いの違いを越えて、次第に冬木立になる様子が感じられて、たまにはモノクロモードも良いものだと思います。

7時ちょうど 日の出を過ぎてかなり明るくなった


日の出から6分ほど過ぎ、桜島の東斜面が朝日に照らし出されているのでしょう。

7時11分 間もなく朝日が顔を出す


桜島山頂部のより明るい場所が少し南側(右側)に移ってきました。

7時14分 桜島南岳火口付近に上がった朝日


眩しい朝日がきらめき始めました。次第に朝日は力強さを増してきます。

クロスフィルターを付けると印象的な光の筋が強調できるのかもしれません。

あと数日で朝日が見える位置は桜島南側斜面に移り、山頂部からの日の出が見られるのは1月中旬以降となります。

7時24分 遮るものがなく眩しい朝日


今朝は桜島の噴煙が殆ど出ておらず、薄い噴気を突き抜けて朝日が強烈に見えました。

周辺に全く雲がなく単調な風景になったので撮影を切り上げました。明日は雨予報で、かなり天気が荒れそうです。

暖気と雲の条件次第では色濃い朝焼けが出ることもありますが、どうなるでしょうか。
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雨上がり ダイヤモンド桜島 2024/11/17(鹿児島)

2024-11-17 15:08:09 | 自然観察
11月17日(日)雨上がりの早朝、かごしま健康の森公園へ出かけました。

6時30分 かごしま健康の森公園 以下の画像は11月17日に撮影


予想よりも早く天気が回復しました。空に雲は見当たらず、桜島は薄煙を上げ続けています。

6時33分 西空の丸い月 月齢15.6 月の入りは8時10分


アメリカの農事暦でビーバームーン(Beaver Moon)とも言われる満月が西空にあり、まだ光が目立っていました。

6時36分 落葉が進む並木


立冬のころに一時気温が下がり、南国鹿児島も秋らしくなったと思いましたが、まだ昼間は気温が高めです。

6時41分 桜島の薄煙


今朝は雲が見当たらず、桜島から薄煙が立ち上るだけで全体として単調な空模様でした。

薄い噴煙を上げている桜島南岳(1040m)までは直線距離で16kmほど、一番高い桜島北岳は標高1117mです。

6時58分 今朝の日の出は6時47分(方位は111.9度 東南東)


すでに朝日は桜島の後ろ側に出ており、山全体が照らし出されて明るく見えてきました。

空模様次第できれいな朝焼けが出る日もあれば、雲が厚すぎて朝日も見えず単調な朝もあり、今朝は撮影条件が良い方です。

6時59分 かすかな飛行機雲


殆ど雲が見当たらない空に一筋の飛行機雲が見えてすぐに消えました。天気が下り坂の時などは、飛行機雲が太くなりいつまでも空に残る傾向にあります。

7時6分 朝日が顔を出した ダイヤモンド桜島


日の出からおよそ20分、桜島の中岳(1060m)付近に朝日が顔を出しました。

この時期は大隅半島側から見ると桜島越しに沈む夕日が美しく、ダイヤモンド桜島と言われています。

昼過ぎからの空模様で夕陽の見当がつきやすいですが、朝日の場合は薄暗い段階でどんな日の出になるかわかりにくいものです。

朝日の輝きがダイヤモンド〇〇と言われるようになって久しいですが、いつの間にか夕陽もそのように呼ばれるようになっていました。

富士山頂とは違って、桜島の山頂部は南北に範囲が広いので、かごしま健康の森公園からは来月上旬にかけて山頂部からの朝日が見られます。

冬至を過ぎて日の出位置が少しずつ北側に戻り始めると再びダイヤモンド桜島が楽しめますが、その頃は寒さが厳しくて早朝撮影は大変です。

7時15分 噴煙に隠れた朝日


今朝はやや噴煙が目立ちますが、今年の爆発回数は34回です。年間に1000回近くも爆発したころに比べると、とても穏やかな桜島です。

桜島は活動が活発なため、噴煙高度が1000m未満では統計上の噴火としてカウントされません。

ただし噴煙高度が1000m未満でも、噴石や空気振動を伴う場合は爆発としてカウントされます。

野菊


11月も後半、公園のコスモスも花が終わろうとしています。南西側の斜面上に小さな白いキクが咲いていました。

8時3分 桜並木の向こうには桜島


今朝は甲突川沿いだけでなく鹿児島市の団地にも薄い霧が出ていました。

この場所は桜と桜島の組み合わせが美しい撮影ポイントです。近くにはツバキ園もあり開花が楽しみです。

今日は幼児のサッカー大会があり、幼児連れの家族が次々と公園に集まり始めていました。
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朝焼け空振り 健康の森公園 2024/09/19(鹿児島)

2024-09-19 14:50:52 | 自然観察
9月19日(木)朝焼け期待で、かごしま健康の森公園へ出かけました。

5時42分 桜島は雲隠れ 以下の画像は9月19日に撮影


昨日はきれいな朝焼けが見えたので、少し早起きしましたが桜島は雲隠れしています。

日の出は6時4分、方位は87.8度(東)ですが、東から雲が押し寄せて朝日が見えるのか微妙です。

少し風があり汗は流れず


今朝の鹿児島市は6時の気温が29.9度、とても9月とは思えません。東の風4.2m/sで木の枝先がだいぶ揺れていました。

5時46分 西の空に残る丸い月


昨日18日は月の出が18時30分、月齢は15.0の満月でした。西側に残る丸い月が沈むのは7時ちょうどです。

6時21分 途切れることのない雲 右側奥が桜島


雲が広く覆いかぶさり、どの辺りから朝日が出たのか判りませんでした。

毎朝の空模様は同じような日はあっても少しずつ違いがあり、全く雲のない朝は単調で面白みに欠ける気がします。

風景写真全般に言えることですが、まるで絵に描いたような絶景に巡り合うことはまずありません。

多かれ少なかれ思い通りにならないのが当たり前だと割り切って、自然のままの景色を楽しむ余裕を持ちたいものです。

6時30分 わずかに朝日が見えた


6時前からタイムラプス動画記録用に6秒間隔で20分間撮影しましたが、設定が悪く撮影枚数が少なかったようで、2秒間にまとめられた映像はぎこちない動きでした。

タイムラプスとは、時間(time)と経過(lapse)を意味する単語で、同一アングルで一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせ、動画にしたものです。

公園で見かけた猫


公園内での餌やりは禁止されていますが、一定数が居着いており人慣れをしています。

アベリア 例年よりも花が少なめ


芙蓉 蕾が多くさらに開花が進みそう


大きな鉢に植えられたパパイヤ


これまでは西側の花壇に植えられていましたが、植付・撤去など管理作業が大変なためか今年は鉢植えで栽培されています。

今朝もウォーキングに励む常連さんの姿をあちこちで見かけました。皆様お元気で何よりです。

台風10号の被害 プールは休業が続く


台風の直撃を受けて3週間ほどが過ぎましたが、復旧に至っていないようです。

いまだに真夏が続く中では、子供たちの水遊び場として人気な施設でしょうが早い復旧を願っています。

朝焼けは期待ハズレながらも早朝から動いたことで、帰宅シャワー後の朝ごはんが美味しかったです。
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カメラ散歩 鹿児島港からの風景 2024/09/12(鹿児島)

2024-09-13 16:16:24 | 自然観察
9月12日(木)午後、所用をすませて鹿児島港に立ち寄りました。

鹿児島市の鴨池港 南側の護岸工事 以下の画像は9月12日に撮影


鹿児島港は,鹿児島市の北から南へ約20kmの範囲に及び,7つの港区があります。

ここは北から3番目の鴨池港区、鹿児島県庁に近い場所で大隅半島の垂水市と結ぶフェリー航路です。

慎重に進められる消波ブロックの除去作業


長年使われてきたようでかなり変形していて、堤防の上から作業員が細かく指示を出しているようでした。

鹿児島港を南北に結ぶ湾岸道路工事の一部で、将来的には高架橋が架設される予定です。

南北に長い鹿児島 大切な鹿児島の港


種子島,屋久島,奄美大島などの離島や大隅半島との定期船のターミナルとして,また地域経済を支える生活物資の流通基地,あるいは漁業・レクレーションなどの活動の場として,地域の発展に大きな役割を果たしています。

鹿児島新港区に移動 鴨池港に向かうフェリー


南東の風が吹き、背後は大隅半島です。今日も強い日差しで夏雲があちこちに広がり、秋の気配は感じられません。

鹿児島新港区には奄美・沖縄航路が就航しています。北側の本港区に一本化の計画もありましたが、運航条件が悪化するとの反対もあり実現しませんでした。

こちらは桜島に向かうフェリー 遠くに見えるのは霧島連山


鹿児島市の公営企業である桜島フェリーは赤字累積が続き、度々値上げされていますが大隅半島と結ぶ重要航路の一つです。

桜島の火山活動激化の場合には緊急避難経路として不可欠なことから、現在も24時間運航が続けられています。

先日の新聞記事には鹿児島市から大隅半島の鹿屋市まで行く場合に、桜島または鴨池フェリーを利用する場合と、鹿児島湾岸を陸路で向かう場合の時間と経費の比較記事がありました。

いずれの場合も時間的にはほぼ同じで、経費的にも同額程度と書かれていたようです。

桜島フェリーの「御船印」(1枚300円)、「90周年記念御船印」(1枚500円)、公式印帳(1980円)が販売中で、一部では売り切れたものもあるようです。

赤い灯台の左側奥は鹿児島本港区


画面中ほどの少し左手は普段よく撮影に利用する種子島・屋久島航路の港です。

北西方向の山手には白い雲が連なり、いまだに真夏を引きずっているように見えます。

共同フェリー運輸の貨物船 新種子島丸(999総トン)


背後の山は桜島と市街地を一望できる城山(107m)です。鉄塔が立つ辺りに展望台があります。

南側の遠くに見えたのは開聞岳山頂部


ここからは指宿市の開聞岳(924m)の一部が見えました。

別名薩摩富士とも呼ばれる優美な姿です。標高は低いですが海岸近くから、らせん階段のようにずっと登るので、かなり疲れた記憶があります。

中ほど左手にはかごしま水族館


画面中ほどに鹿児島水族館が見えています。右側に停泊しているのは喜界島航路のフェリーきかいのようです。

ここにサッカースタジアムを建設する鹿児島市の構想は、港湾関係の調整が難しいこともあり計画中止となりました。

郊外の広い場所に新設すれば良さそうですが、サッカー以外での利用や集客効果も考慮すると難しいのでしょう。

今日の桜島 活動は穏やか


東西約12km、南北約10 km、周囲約55 km、面積約77 km2の活火山です。画面右手が今も活動を続ける南岳(1040m)、北側が北岳山頂(1117m)です。

火口から4km程度離れた海岸近くに3000人ほどが住み、2.5kmほどの海を隔てたところに50万人ほどが住む世界でもまれな土地柄です。

今年の爆発回数は9月12日までに29回、年間に1000回近くも爆発したころとは様変わりでおとなしい状態です。

今日は山上に雲がかかり続けて姿がはっきり見えず残念。桜島から鹿児島市街地側に風が吹いていますが、火山灰が飛んでくることはなく助かっています。

たまに突然噴火して慌てさせるお茶目なところもあり、鹿児島国体の時は火山灰を降らせて存在感を示していました。

たまに煙を上げるシンボル的存在ならば、鹿児島県民としてありがたいです。
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音だけで姿わずか 加治木郷田滝 2024/08/19(鹿児島)

2024-08-21 18:57:28 | 自然観察
8月19日(月)龍門滝、金山橋の後に郷田滝を見に行きました。

10時23分 ふれあいパーク加治木 以下の画像は8月19日に撮影


空港から加治木の街へ下る坂の左手にある、ごく小さな公園休憩所です。駐車スペースは8台、小型バスが1台どうにか入れる程度。

気を付けていないと通り過ぎてしまいますが、いつでも行けると思いながら今日になりました。

加治木太鼓踊りのオブジェ


道路側には大きな観光案内板もあり、公共事業に余裕がある頃にできた施設のようです。

景観は良い 高速道路と加治木の街


南側奥には錦江湾(鹿児島湾)、右奥の山は鹿児島市吉野地区につながる姶良カルデラの外輪山です。

見晴らしが良ければ、ごく一部ながらも左奥に鹿児島市の海岸部が見えそうです。

石碑があった 迫水久常氏の書


郷田滝の別名は五反滝、石には「白糸の五反滝」とあります。

迫水久常氏(1902~1977)は鈴木内閣の書記官長として終戦詔書の起草にも携わり、戦後は衆議院、参議院議員を務めた鹿児島の大物政治家です。

展望台からの郷田滝? 


音はするが滝は見えず、目を凝らすとわずかに滝が見えました。

28mの名瀑と書かれているが


この先に滝への遊歩道があるかと思いましたが、それらしいものはなく残念。急な崖地で下りることは不可能、柵で塞がれていました。

グーグルマップで見た数年前の画像では、もう少し滝らしく見えています。これでは足を運んだ人もガッカリ。景観確保の事業費がなく放置されているようです。

下流側から見た日木山川 ふれあいパークは画面外左上 


先ほどの南側展望では滝の近くへ行けそうなので、高速道路近くの交差点を左折、川の上流部へ向かいました。

今度はゴム長靴を履いて慎重に川原を歩きました。

取水堰が見える 滝は近いようだ


左手の藪によじ登れば(先ほどの展望台の下側)滝の近くに行けそうですが、草木や竹が伸びていて踏み跡が見えません。

雨で濡れた藪をかき分ける気力はなく、無難な右手側を歩きました。

右側に滝があるようだ


すぐ近くの取水堰を流れ落ちる水音とは違う、大きな水音が聞こえ、右奥にかすかに滝の一部が見えました。

昭和の頃ならば子供たちが一杯集まりそうなところです。今年は猛暑の影響でしょうか、水遊びだけで嘔吐や下痢の症状を訴える事例さえあります。

今日はここまで


水遊びの恰好であれば気にもせずに水の中を進み、堰を乗り越えて滝が見える場所に行けそうです。

自分の年を考えれば、とても子供みたいな身軽さはなく、ここで水に倒れ込めばカメラは水没します。

子供の頃に帰りたい・・・ここまで来て滝の一部だけでも見ることができたので、良しとしましょう。

<猛暑日途切れる>
鹿児島への帰り道では、吉田あたりから雨が強くなりライトを点灯。19日の鹿児島市は最高気温が30.4度、18日まで22日間続いていた猛暑日が途切れました。
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加治木 金山橋と板井手の滝 2024/08/19(鹿児島)

2024-08-20 18:38:04 | 自然観察
8月19日(月)曇り時々雨、加治木の龍門滝と板井出の滝を巡りました。

8月19日 NHK朝の気象情報


東シナ海を北へ進む台風9号の影響で、南から雨雲が流れ込んできました。梅雨明け後に広範囲の雨は久しぶりです。

雨雲は強いものではなく撮影に支障はないと判断、加治木での所用をすませて滝巡りをしました。

雨上がりのサルスベリ 以下の画像は8月19日に撮影


薄い雨雲で空は明るめ、傘を持たずとも大丈夫な空模様。前回16日と違って草木が生き生きとしていました。

9時34分 網掛川の龍門滝 前回よりもわずかに水量多めか


黒々とした岩壁に、水の勢いが増しているように感じました。小まめに通えば様々な表情が写せることでしょう。

水の逃れが美しい 


雨が降り出して数時間程度、まだ水の勢いは強くありませんが、前回よりも明瞭に写せた感じです。

9時58分 龍門滝の上流にある金山橋と板井出の滝


橋の上から見える小さな滝で、すぐに行けると思いながら、ようやく実現。

現地に行くと想像よりも滝の位置は空港に近く、滝横には広い駐車場とトイレが整備されていました。

板井出の滝(別名金山滝) 雨はぽつぽつで傘いらず


看板に滝の名称は「板井出の滝」とあり、漢字の見た目で「坂井手の滝」と勘違いしていたことにも気付かされました。

高さ8mで龍門滝よりもずっと小さいですが、橋の上から全体が眺められる形の良い滝です。

金山橋から下流側の眺め


橋を渡り左岸側歩道を100mほど下流側に行くと、金山橋が見える川原があります。

川原の人たち


家族連れの姿がありました。

川原に通じる遊歩道


水神様が祭られている遊歩道を下流側に進みます。左側の水路は小水力発電の龍門滝発電所に水を供給しています。

10時4分 姶良市の指定史跡 金山橋


金山橋について姶良市のホームページには次のように書かれています。

円弧の美しいアーチ形で、橋の長さは23メートル、幅は4.2メートル、川床からの高さは約10メートルあります。

金山橋は、その名のとおり鉱山で採掘する金鉱石や物資を加治木港に運搬した金山道路に架けられた石橋で、島津家が金山経営のために明治13年頃造ったといわれています。(引用終わり)

もう少し川の中ほどまで進みたいところですが、ゴム長靴ではなかったためここが限界。無茶をして川に流されでもしたら大変、年も考えて無理は禁物。

想像していたよりも身近な場所だったので、機会を見て再訪したいものです。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。