花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 加治木の龍門滝 2024/08/16(鹿児島)

2024-08-18 17:54:54 | 自然観察
8月16日(金)春日神社の太鼓踊り撮影後、網掛川の龍門滝(りゅうもんだき)へ向かいました。

龍門滝温泉対岸駐車場から 南側の風景 以下の画像は8月16日撮影


この道は狭くて判りにくいため、滝に向かうには龍門滝温泉の西側80mほどにある駐車場か、龍門司坂(たつもんじざか)の駐車場に車を止めて遊歩道利用が便利です。

龍門司坂は2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地となりました。

9時36分 左は龍門滝温泉 滝は200mほど上流


今日は龍門滝温泉の対岸(網掛川左岸)の駐車場を利用しました。

この時間帯は日陰で助かりますが、滝撮影にはあまり良くないことが後で判りました。

9時40分 展望台から見える滝


滝の南側の山がかなり高く、水量が少なく流れの狭い滝に日差しが十分届いていません。

滝の手前、右手には滝を隠すように竹が伸び、左手も木の枝が広がり滝の景観を遮っています。

日が陰ると滝の見え方も違うだろうと、雲が広がるのを待つことにしました。

滝を見つめる 滝観音


観音様や百日紅など周辺風景を写しながら雲を待ちますが、朝方の薄雲は完全に消えていました。

9時59分 相変わらず滝の流れが判りにくい


農業用水に利用されるため、渇水期には殆ど水のないときもあるようです。

グーグルマップには龍門滝の画像が4000枚以上アップされています。

水辺のきらめきを写すが


ピントをずらして写せば、丸い水玉が出て印象的な風景になると思ったのが大間違い。モノクロ画面のようになるだけで単調なまま。

時間待ちの間に近くの方に話しかけて、草刈機のこと、太鼓踊りのことなど教えてもらいました。

背負い式草刈機のエンジン熱は気にならない、長期使用にはホームセンターの安いものより農機具メーカー製品が良いようだ。15時頃は滝に光が良く当たり、虹が見えることもありきれいだそうです。

太鼓踊りに子供が参加したことがあるという女性は、長期の練習や飾り作成、踊りへの付き添い、慰労会の料理準備など家族にも大変な苦労があると話されていました。

10時25分 ようやく滝らしく見えてきた


龍門滝は高さ46m、幅43m。鹿児島県内では屋久島の大川(おおこ)の滝(落差88m)とともに、日本の滝百選に選ばれています。

モノクロにすると


川原まで下りると、水量が多いときはレンズに水しぶきがかかり撮影しにくくなります。

飛び石も一部ありますが遊泳や対岸に渡ることは禁止されています。

滝を見に来る人はぼつぼつ


龍門司坂の駐車場から龍門滝展望台までの遊歩道は370m程度、2~3人連れの人が時々やって来ました。

地元の歌人 是枝快春さんの歌碑 


龍門滝温泉横の川沿いにあります。

岩ぶすまを搏ち落下する 龍門の滝の水はや 水が水呼ぶ

平成元年(1989)10月15日建立 (平成元年11号 広報かじきNo421)

いずれ機会を見て、様々な滝の表情を写したいものです。
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カメラ散歩 日置市の遠見番山 2024/05/24(鹿児島)

2024-05-24 21:35:47 | 自然観察
5月24日(金)見晴らしの良い、吹上浜ビューポイントに立ち寄りました。

遠見番山(とおみばんざん) 案内板 以下の画像は5月24日に撮影




日置市東市来町湯田にあり、南から西方向に円弧状の吹上浜と東シナ海が一望できます。

公共事業が盛んだった頃に、自然公園として整備されました。国道3号線の消防学校交差点を南側へ、車で3分ほどです。

駐車場とトイレが整備されている


公園の遊具はすでに撤去され、所々にベンチが残る程度です。

地元有志が見晴らしを良くするため、一部で立木伐採作業を進めているとの報道がありました。

駐車場から東側へ登る階段道


急勾配ではありませんが雨の後は滑りやすく、足元が不安な方は無理に上がらない方が良いと思います。

駐車場のすぐ前からも、南側の眺望が確保されています。

山頂部から見る北側 すぐ下の総合運動公園が見える


東側の立木が伐採されると桜島も見えそうです。木製の柵などが一部置かれていたので、今後も整備が続くのかもしれません。

山頂部の大岩


大岩に上がってみましたが、すぐ下に竹林があり見晴らしは今一つ。ケガの心配をしただけで・・・無駄なことでした。

吹上浜は・・・視界不良


条件が良ければ砂浜が円弧状に見え、その先には野間岳もはっきり見えます。

手前の立木がかなり伐採され視界が確保されていましたが、すぐ手前の竹が新芽を伸ばして視界を邪魔し始めていました。

江口浜海浜公園 その左手にある江口蓬莱館はここからは見えない


半農半漁の昭和30年代を知る身にとっては、驚くほどの発展を遂げた地域です。

当時の漁船は川に繋がれ、大きな船はコンクリート斜面に引き上げられていて、このような港は想像もつきませんでした。

地元出身の衆議院議員宇田国栄氏(1903 - 1988)の力が大きく働き、他に先んじて発展したと噂されていました。

江口漁港


先にできたのが左側、その後右側へも拡大されチリメン加工場もできました。

左側が漁協建物


中学校同級生の漁師が海上での漁船事故で亡くなり、30年近くが過ぎました。

元気な頑張り屋で、当時の日置郡日吉町から川辺郡知覧町の薩南工業高校までバイク通学していました。

自分の好きな地質工学分野を勉強したいと、片道1時間半ほどもかけての通学でした。

東京で就職、数年後に父親が病気のため仕事をやめて帰郷、漁師になってからも研究熱心でした。

良い人ほど早死にするとも言われますが・・・良いことばかりでもない男でしたが・・・江口に来ると彼を思い出します。

天候の良い日や、逆に荒れ模様の日など特別な風景が写せそうな場所です。

海浜公園や物産館の江口蓬莱館から少し足を伸ばして、遠見番山からの景色も楽しんでみてください。
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いおワールド かごしま水族館 2024/04/26(鹿児島)

2024-04-26 18:39:48 | 自然観察
4月26日(金)小雨の中、鹿児島市本港新町の水族館へ出かけました。

10時19分 ジンベエザメ いおワールドかごしま水族館


「いお」とは魚を意味する鹿児島の方言です。

1997年(平成9年)に開館していますが、前回訪れたのはいつか思い出せず・・・20年ほど前かも?

大きなサメに餌やりの時間帯でした。黒潮大水槽の中を悠然と泳ぐジンベエザメは長さ10mにも成長するため、5mを超える辺りで海に戻されるようです。

興味深く魚を見つめる園児たち


今日は大型連休前日で、一般のお客さんよりも園児や生徒さんたちの団体見学が多いようでした。

石に描かれているのは フグかな?


貝殻がぎっしり


海だけでなく川や水辺の魚なども


展望ホールからの桜島 画面中ほどは港湾施設


小雨模様ながらも桜島はまだ雲に隠されず、どっしりとした存在感を示しています。

今年は活動が穏やかで、1月から今日までの爆発回数はわずか13回です。

鹿児島市は水族館隣接地にサッカースタジアム整備を目指していましたが、今年2月に断念しています。

右手には大きな骨格標本が 


水槽の魚には目を奪われる


餌を吸い込んでいるのでしょうか


存在感のあるジンベエザメ


わかりやすい展示


カツオはどれ? 大きな頭はサメかな?


11時17分 人気のイルカショー 高々とジャンプ


息の合ったイルカショー


館内の人が少なくなったと思ったら、殆どの方が1階のイルカプールに集まっているようでした。

今日は館内の配置や展示の様子を一巡り眺めただけ、またゆっくりと訪れたいものです。

館外の水路でも小規模ですが、イルカショーがあり無料で見ることができます。
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寺山公園展望台 道沿いのツツジ 2024/04/22(鹿児島)

2024-04-23 20:57:15 | 自然観察
4月22日(月)吉野公園の次は北側の寺山公園を目指しました。

道沿いから見える桜島 以下の画像は4月22日に撮影


吉野公園からゴルフ場横を1.3kmほど北上、交差点を県道215号吉野公園線へ右折、400mほど進んだ上之原バス停北側の場所です。

林の間から桜島が見えるように周囲の木の枝が切ってあります。

ここの南側300mほどの共同墓地脇から海岸に通じる昔からの険しい坂道は、災害のため長期間通行止めのようです。

こちらは原五社神社東側からの桜島


いわゆる映えポイントで、この日も桜島にスマホを向ける人がいました。

東側斜面にアジサイがあり、秋には早い時期からコスモスが咲くなど人気です。

原五社神社の山の神様など


石塔が並び、西側には冬場にタイワンツバキと思われる花が咲きます。

標高400mほどの寺山展望台から 桜島北岳は標高1,117m


駐車場から展望台までの歩道は深い林に囲まれ、照明器具はありますが夜はとても怖そうな場所です。

展望台駐車場のすぐ手前には鹿児島大学の南西島弧地震火山観測所があり、道路脇には公衆トイレもありますが水道設備がないので要注意。

北側は左手が姶良市、右手は霧島市


画面中ほど奥の霧島連山は山頂部が雲に隠れていました。新燃岳の活動が活発な頃、ここから昼間の噴火を撮影したことがあります。

南側の風景


吉野公園展望台(234m)よりも高い位置にあり、鹿児島市街地は遠くてだいぶ見た目が違ってきます。

寺山展望台の下は大崎鼻で、国道10号を走っていると桜島が隠れるほど海側に突き出しています。

真下を走るJRの列車音が心地良く聞こえるときもありますが、平日はすぐ横の砕石場騒音にかき消されます。

駐車場横で見かけた蝶


翅が広がったばかりなのか、じっと動かず木の葉の上に留まっていました。

帰りの道沿い 10か所以上で見かけたツツジ 


不思議なことに山ツツジではなく園芸種のヒラドツツジのようでした。高いものでは2m以上もあり、放置状態で少しだけ花を咲かせていました。

歩いて様子を見て回ると、この辺りに鹿児島大学教育学部の寺山自然研究施設があるようです。

現在はあまり使われていないようですが、施設用地の外郭に植栽されたツツジと思われます。

ツツジは生命力が強く、私の日置の実家にも古くからの山ツツジが今も花を咲かせています。

こちらは道路反対側 自然林の縁に咲くツツジとウツギ


こちらは日当たりが良いためか、自生と思われるツツジが花を一杯咲かせていました。

霧島のツツジが見たくなった


2011年の霧島新燃岳の噴火、その後のえびの高原硫黄山の噴火で登山道が閉鎖され、霧島から長く遠ざかっています。

自然の中で逞しく花を咲かせるツツジを見ていたら、今年は霧島に行ってみたいと思うことでした。

雨上がりで日差しが出た時間帯もあり、花撮影には好都合な月曜日でした。今日も健康に、家族に、感謝、感謝です。
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カメラ散歩 加治木の黒川岬 2024/03/21(鹿児島)

2024-03-23 20:18:27 | 自然観察
3月21日(木)加治木での所用後、黒川岬の見える堤防に立ち寄りました。

15時12分 加治木港からの桜島 以下の画像は3月21日に撮影


加治木港は鹿児島湾奥部(北側)の地方港湾で、JR加治木駅から南へ直線で1.2kmほどです。

画面外すぐ右には砂を積み込む重機が待機中、少し砂煙が舞って人の姿はありません。

加治木港の東にある黒川岬


セメントやアスファルトなどの広い工場が隣接し、砂やセメントなど建設資材が貨物線で運ばれてきます。

菱刈金山の鉱石はここから四国の精錬場へ積み出されています。

黒川岬展望公園の案内板 この後右側の堤防を先端まで歩く


小さな公園には6台ほどの駐車場とトイレが整備されていますが、道の一部に離合困難な個所があります。

波静かな内海の先に桜島を望む景勝地ながら、道路事情が改善されていないことは残念です。

15時20分 内海で波は穏やか 風向きは北寄り


21日の潮汐は中潮、加治木港の満潮は17時23分。日木山川の河口部で南には桜島が見えます。鹿児島市からは台形、ここでは緩やかな富士山形です。

上流部の国道10号北側には堤防に沿って菜の花ロードがあり春先は人気です。

黒川岬 この付近は古戦場だったそうです


日木山川の左岸には大型トラックが出入りする広い砂置場がありますが、岬へ通じる道は草の生えた狭い軽トラ道です。

一般の車は傷がつきそうで、公園側から風景として眺める方が良さそうです。

岬の岩場に石灯篭が見える


前日20日は鹿児島では暴風に近い春の嵐でした。岬の山桜は花が終わったのか、風で吹き飛んだか目に付きませんでした。

堤防のすぐ右手 港側にある小さな砂地 レジャー船が2隻だけ


ここは砂地になっていて、わずかですが吹上浜で見かけるハマゴウが生えていました。

左側の堤防を先端まで歩きました


桜島の活動は今年も穏やかで、3月21日までの爆発回数はわずか12回です。

堤防の先端部から 右奥に県庁が見える 直線距離22km程度


右手の山は寺山公園辺りです。

加治木港と生コンプラントなど


東側には隼人沖の3島が見える 左から辺田小島、弁天島、沖小島


岩場には石灯篭や石塔のようなものが点在


夏場の水遊びシーズンであれば、川の水量が少ない引き潮時には歩いて行けそうな感じもします。

2020年3月に訪れた時の画像 引き潮時で子供たちが遊んでいた


この時のブログには、加治木港の漁船などの画像を掲載しています。こちらからご覧ください。
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自然の宝 藤本の七福神岩 2024/03/10(鹿児島)

2024-03-13 16:04:25 | 自然観察
3月10日(日)観音ケ池からの帰り道、七福神岩に立ち寄りました。

八房川沿いに上流へ向かう 以下の画像は3月10日に撮影


普段と違うコースをたどり、川上小学校のすぐ東側を上流部に進むと、川土手の野焼き作業が進められていました。

画面外すぐ左手を上がると尾木場の棚田へ通じる


10年ぶりほどに走る道沿いでは空き家や耕作放棄地が多く目に付き、胸が痛みました。

サルが住みやすくなったのか、道路脇で6頭ほど見かけました。めったに車が通らない区間でもあり、驚いて藪に逃げ込んで行きました。

この地点から東側へ直線で2.3km程度、風力発電機の裏手辺りの県道沿いに七福神岩があります。

藤本地区の水田 県道36号の北側


小さな川沿いに水田地帯があり、山桜が咲いていました。藤本滝の南側、直線で800mほどの地点です。

15時22分 七福神岩の駐車場に着いた


旧道と県道の間が広い駐車場として整備され、七福神岩の案内板があります。

岩場のある山林は薩摩川内市の土地で、市役所許可の下で地元有志がボランティア作業で整備を進めています。

手軽に岩場風景と季節の花を楽しんでもらいたいと、数年前から作業を続けておられます。

駐車場の北側へ向かう


たまご岩が見えるところまで通路が整備されていました。

一帯の斜面は整備が進み、岩ツツジ、桜、モミジなど季節の花が順次植樹されています。

作業通路先の右上がたまご岩


立入禁止のため、ここから眺めます。今にも落ちそうな丸い卵のような岩ですが、太い木が育つ巨岩です。

駐車場に戻る 岩ツツジ


昨年より小さくなっているので地元の方に話を伺うと、かなりの枝を剪定したとのこと。

自生しているものと違って移植すると根付きにくく、枯れることもあり管理が難しいそうです。

道路南側の岩場


昨年あたりから周辺雑木が整理され、岩場がはっきり見えるようになってきました。

岩場に根を下ろす山桜


すぐに上がれそうですが、崩れた大小の岩が積み重なり足元が悪く、所々に深い穴もあり落ちると大変危険です。

道沿いから眺めるだけにしましょう。

岩場登りの人が集まるらしい


今月24日には岩登りの人たちが七福神岩に集まるようです。

普段から特別な訓練や経験を重ねている人には、手軽な岩登りの練習場かもしれません。

昨年ほどの満開ではない


逞しい山桜ですが花は儚いもので、一晩の風雨でも散ってしまいます。

あと数日で満開か


まさに雲一つない晴天に恵まれ、今年も桜を満喫できて幸いでした。

昨年3月、この地を訪れた時のブログはこちらからご覧ください。
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朝の桜島 今が寒さの底か 2024/01/29(鹿児島)

2024-01-30 16:42:39 | 自然観察
朝方は天候を見ながら、近場のかごしま健康の森公園に出かけています。

<1月29日(月)冷え込んだ朝>
6時52分 殆ど雲のない朝


鹿児島市の最低気温は2度、公園の芝生は霜でおおわれていました。

6時58分 南から北へ飛ぶカラス


7時13分 日の出時刻 芝生は霜で真っ白


アメダス鹿児島の観測地は海岸に近い鹿児島地方気象台のため、鹿児島市街地や郊外の高台に比べると最低気温は高めです。

健康の森公園辺りは4~5度低い感じがします。昨日の一時的な雨(観測値0.5ミリ)の影響もあり霜が目立ったのかもしれません。

7時34分 朝日は中岳付近に顔を出した


霜で白くなったベンチ


朝日が差し込むと小さな光の点がきらめいていましたが、今一つうまく写せませんでした。

長年の逃亡生活 最期は本名で迎えたい・・・末期がんのため29日に死亡


テレビ朝日グッドモーニングの中で、長年見慣れた手配写真が映し出されていました。

私がまだ社会人になる前の事件で、当時の反戦運動は過激で爆破事件が続発し、大学紛争による内ゲバなどもありました。

都内中心部でのビル爆破事件に驚き、あんなところで働くのは怖いと話すと、近所の同級生に鼻先で笑われました。

そんなことを気にしていたら都会では暮らせないよと・・・50年も前の話でした。

<1月30日(火)彩雲が現れる>
6時52分 空に残る月 周りにぼんやり色がついた感じ


鹿児島市の最低気温は4.8度、昨日のような霜はなく西から薄雲が広がり始めていました。

7時10分 かすかに雲が色付いた


天気は下り坂のため朝焼けを期待しましたが、うっすら色付いた程度でダメでした。

小鳥が集まる木


昨シーズンはあまり見かけなかったメジロより大きめの小鳥が枝先に止まり、可愛げな鳴き声が聞こえました。

7時33分 朝日が顔を出した


今朝の日の出は7時12分。20分ほどかけて桜島北岳に近い山頂部に朝日が出ました。

7時58分 左側吉野の上空に違った色合いの雲が


いつも会うウォーキングの常連さんとカメラの話などして,ふと吉野方面を眺めると色づいた小さな雲に気付きました。

拡大すると虹のような色付きの彩雲だった


気付いて2分もせずに色は消えました。暗めに撮影すると色づきが目立って良かったようです。

月の周りの薄い色合いと同様に、気を付けて探せば案外とこのような現象が見られるのかもしれません。

早いもので1月も明日まで、予報によるとこの先天気がぐずつきそうです。
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石橋記念公園 多賀山と桜島 2024/01/25(鹿児島)

2024-01-26 16:55:59 | 自然観察
1月25日(木)午後、所用後に桜島など写すため海岸部を移動しました。

1月25日 NHK朝のニュース項目


鹿児島にも雪降らせた寒気の影響が関西中部地方でも続いています。

ブログ記事を書いた当時の世相など振り返るために役立つのがニュース項目です。京都アニメの放火殺人事件で死刑判決が出ました。

14時14分 鴨池港からの桜島 以下の画像は1月25日に撮影


22日午後から雲が広がり、23日夕方から24日昼にかけて雪が降り鹿児島市郊外の高台で積雪。25日も日差しはなく寒さが続きました。

画面の左手奥には雪をかぶった霧島連山がかすかに見えました。

鹿児島市浜町の石橋記念館


石橋などについて石橋記念公園のページから引用して紹介します。

かつて鹿児島市の甲突川には、江戸時代末期に肥後の名石工岩永三五郎によって架けられた玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋の5つの大きなアーチ石橋がありました。

15時20分 移設された西田橋 雪が残る桜島


特に、「西田橋」は、参勤交代の行列が通るまさに城下の表玄関を飾るにふさわしい藩の威光を誇示した橋で、「御門」があり、二重アーチと扇状石積みの壁石、丸柱の精巧な高欄に青銅凝宝珠など豪華に建造されました。

公園のブーゲンビリア


これら五石橋は、約150年にわたり「甲突川五石橋」として親しまれ、現役の橋として利用されてきましたが、平成5年(1993)8月の豪雨により武之橋、新上橋が流失したことから残った3橋(県が西田橋、市が高麗橋、玉江橋)を移設・復元。

併せて石橋の架橋技術や当時の歴史を伝える「石橋記念館」を整備し、平成12年に「石橋記念公園」として開園。夜は9時までライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸しだし、昼は橋越しに見る桜島が絶景。

あの「篤姫」も渡った西田橋。橋の上に佇めば、時を超えたロマンが感じられる。(引用終わり)

公園内の河津桜


数本の河津桜があり、南側の一本だけは一部枝先で開花していました。見頃は来月初旬になりそうです。

稲荷川の水鳥


河口部の穏やかな流れを水鳥がゆっくりと動いていました。餌を探す様子もなく休憩時間帯でしょうか。

15時45分 多賀山からの風景


石橋記念公園の北隣にある多賀山(標高58.9m)には、日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷元帥の墓地があります。

左手に少し見えるのは桜島の西海岸、フェリーの左手には潜水艦が停泊。

潜水艦はフェリー運航の合間に、鹿児島湾奥に向かってゆっくり進んで行きました。

多賀神社 旧社格は郷社(鹿児島市清水町)


東郷元帥の銅像を右手にして奥へ50mほど進むと多賀神社があります。

こじんまりした神社ですが、林に囲まれた境内には大きな狛犬、ソテツがあり心落ち着く場所です。

15時59分 太陽は見えないが何本も伸びる光の帯


天使の梯子とも言われる薄明光線です。雲の切れ間が広がることはなく、同じような光景がしばらく続きました。

23日からの寒さもどうやら先が見えてきました。長期予報では暖冬傾向、例年より早く梅などの花巡りができそうです。
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明日は大寒 吉野公園の早春 2024/01/19(鹿児島)

2024-01-19 18:04:08 | 自然観察
1月19日(金)生暖かいような小雨の降る朝、吉野公園へ出かけました。

8時35分 吉野公園 以下の画像は1月19日に撮影


今が一番寒い頃で明日は大寒ですが・・・今朝の最低気温は鹿児島市で14.5度。

傘を差してウォーキングの人を見かけました。花時計は今も故障したままで残念。

公園に入って右側へ(南側) 菜の花が咲いています


この場所には毎年菜の花が植えられていて、雨が止むと花粉を集める蜂が次々にやってきました。

1月8日からは浄化槽工事で夜間は公園のトイレが利用できず、夜のイルミナージュでは仮設トイレ使用となるので要注意。

散り残る枯葉


晴れた日には目にも止まらないような雨の日ならではの光景です。

傘をさしての撮影で、他にカメラやスマホを構えるような人は全く見かけませんでした。

イルミナージュの子象


夜には多くの光が眩しくて、あまり目に付かなかった可愛い子象の姿がありました。

今朝と前回13日夜の風景を比較


昼と夜では印象が全く違いますが、やはり東の空に桜島の見える風景が吉野公園らしいところです。

ゴミコレ フアッションショーの展示 


こちらは夜にはあまり目立たず、今日は説明板などが目に入りました。

一般社団法人吹上ワンダーマッププロジェクトは吹上浜に漂着する海洋ゴミ(プラスティック片、ペットボトル、漁網など)を素材に衣装を制作し、その素材となった海洋ゴミを拾った砂浜を舞台にして開催するファッションショーとそれに関連するプロジェクトとのこと。

それぞれの作品に細かな説明がありますので、興味のある方には昼間の光で見てほしい展示です。

桜島は雲隠れ


天気は回復方向のようですが、雲は南に流れながらも次々に発生して北側山頂部が少し見えただけでした。

桜島の方角は南東


鹿児島市に住んでいると桜島が見える方向が東と思ってしまいますが、吉野公園からは南東方向に8kmと表示されていました。

北側にも雲と霧が立ち込め、高千穂峰と韓国岳の頂上部がかすかに見える程度でした。

なごみの庭


紅梅が咲き始めていて早いものでは散り始めていました。例年よりも早い開花ですが、なごみの庭全体で開花しているところは3割程度でしょうか。

水仙の香りが心地良い


休憩所東側の河津桜が数輪開花していました。大きくなり過ぎてかなり枝が切られて可哀想ですが、今年も一杯花を咲かせそうです。

小雨模様のためか数羽の小鳥が梅の枝に止まっていたものの、メジロの鳴き声はなくヒヨドリも見かけませんでした。

まだ寒さはこれからが本番、梅も桜も満開まではかなり日数がありそうです。いつもより早く春が始まり楽しみが増えました。
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カメラ散歩 寺山公園展望台 2024/01/13(鹿児島)

2024-01-16 16:46:06 | 自然観察
1月13日(土)久しぶりに寺山公園展望台に立ち寄りました。

寺山公園展望台 案内板


展望台にある桜島・錦江湾ジオパークの案内板です。眼前に直径約20kmの姶良カルデラが広がっています。

カルデラ(caldera)とは、火山の活動によってできた大きな凹地のことで、「釜」「鍋」という意味のスペイン語に由来しています。

位置図を拡大


寺山公園展望台は鹿児島市北部に位置し、北側は姶良市、北東側は霧島市で、遠くに霧島連山が見えます。

桜島を含めて鹿児島湾北部は広大な姶良カルデラです。北東側の一部では今も噴気活動が活発で、海面に泡が湧出する現象(地元で「たぎり」と呼ぶ)が見られます。

寺山公園展望台は直線距離では吉野公園から3km、高速道路の吉田インターから4kmほどの位置にあります。

記憶が曖昧なまま吉田インター側から山道を進んだところ道に迷い行き止まり。確実な道を進む方が安心ですね。

16時15分 眺望はすばらしいが・・・あいにくの空模様


標高423.8mからの眺めは素晴らしく、山道を迷ってでもたどり着くと気分スッキリです。

寺山公園展望台の南側にある吉野公園展望台は標高234m。この辺りから南南東方向に見える桜島の形は、普段の東南東方向に見るものとかなり違っています。

かごしま健康の森公園から見る桜島 1月16日7時1分


ここからの桜島は台形で、山頂部は北岳が高く少し右下がり、右手(南側)には高隈山系が見えます。

南側の風景


黄砂なのかPM2.5でしょうか、雲はないが空が濁っていて残念。鹿児島港、フェリーなどは霞んで見えにくい状態です。

たまに心地良い列車の走行音が聞こえてきますが、この日は近くの採石場の騒音にかき消されて残念。

北側の風景


左側は姶良市、右手側は霧島市です。展望台は巨大な火山外輪山に位置し、姶良カルデラの地下深くには大正噴火前に相当する大量のマグマが蓄積されているようです。

霧島連山 左手は姶良市街地 右奥は霧島市街地


この冬は暖冬傾向で霧島、桜島の雪景色は一時的でした。2011年の新燃岳大噴火の後も硫黄山噴火などで登山路が閉鎖され、次第に霧島から足が遠のいています。

2018年2月2日 吉野公園展望台(234m)から見た霧島連山


この日は霧島連山の雪景色が見られました。吉野公園からは姶良市方面の市街地は見えませんが、鹿児島市街地や桜島が間近に見られます。

姶良市 左手は重富地区


海岸沿いに国道10号とJR日豊本線があります。平成5年(1993年)の豪雨災害では斜面崩落により長期間の通行止めが続きました。

姶良市加治木町辺り


海岸線の中ほど右側に加治木港があり、遠くには鹿児島空港が見えます。右奥の山は霧島連山の最高峰新燃岳(1700m)です。

展望台の北西側は牟礼岡


風力発電機がゆっくり回る穏やかな日、すでに日は傾き東側に山蔭が広がってきました。

16時22分 駐車場へ戻る道


展望台への道沿いには街灯が設置されていますが、夜はとても怖そうな肝試しのような場所です。

寺山公園展望台で気をつけたいのは小さなトイレしかないこと。丸形の男女共用型で手を洗う水さえなく、鹿児島市民としては恥ずかしい思いです。

人里離れた場所ですが、すぐ近くには鹿児島大学付属の南西島弧地震火山観測所があります。水道設置はできないものでしょうか。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。