花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

2013 川東バラ踊り(薩摩川内市祁答院町)

2013-10-13 14:50:56 | 祭り・伝統行事
10月12日に鹿児島県薩摩川内市祁答院町下手地区の南方神社例祭に奉納されました。毎年の奉納ではありません。今年はバラ打ちの人は前回より少な目の7名での奉納でした。

バラとは主に農家で使われていた直径80cmほどの竹のザルを腹合わせにして上から何重にも紙を張ったものです。太鼓踊りに比べると鹿児島県内では数少ない踊りです。太鼓のような大きな音ではなく、ベシ、バシというような音が出ます。踊り全体をリードするのは鉦叩きです。





侍姿の鉦打ちに先導されて境内に入りバラを薄い板で叩きながら背中の飾りを前後に打ち振り、時には走り飛び跳ねる踊りです。相撲の懸賞みたいだと評した人もいますが、バラには古くからの言い伝えや川柳、標語などが書かれています。



次は「びな巻き」と言われる状態です。びなは巻貝のことで、敵を取り巻いて攻めた様子を現すとも言われています。踊りの起源は島津義弘公の朝鮮出兵であり、太鼓踊りと同様な動きをします。



鉦打ちの掛声でバラ打ちはいっせいに左回りに境内を何周も飛び跳ねます。バラ踊り一番の見せ場ですが息が上がります。息を整えてからは背中の飾りを前後に打ち振ります。矢旗につけた籠から小さな紙ふぶきが舞い散りきれいです。

  



最後は皆で記念撮影です。今年は川内原発の防災訓練と日程が重なったので参加者が少なかったのかもしれません。忙しい中皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013 馬頃尾太鼓踊り(薩摩川内市祁答院町)

2013-10-13 14:18:34 | 祭り・伝統行事
馬頃尾(まころべ)太鼓踊りは毎年10月12日に薩摩川内市祁答院町下手地区の南方神社例祭で奉納されています。

10月8日には同様の上手太鼓踊りが上手地区の「とよひるめ」神社例祭で奉納されています。

馬頃尾公民館前の物産館「ロード51」を出発した一行は南方神社まで歩いて10時前に到着しました。鳥居前での門楽(もんがく)の様子です。到着の挨拶のようなごく短い踊りでした。



太鼓打ちが背負う4mほどもある矢旗です。神事が終わるまで一旦外して休憩です。休憩中に幼子と記念撮影をする姿もありました。日差しが強かったので半分日陰での撮影です。





矢旗は太くて高く、御幣のような細い紙束も下げてあり動き回ると揺れて目立ちます。その分だけ踊り子さんは大変だと思います。





奉納後は境内の階段で記念撮影。3連休初日の土曜日でもありカメラマンが十数名はいたようです。境内では2回踊って、その後は周辺の保育園や市役所支所などで踊り最後は公民館に戻るようです。

雲ひとつない秋空で乾燥していましたが気温は30度近くまで上がりました。皆さんお疲れ様でした。毎年息の合った勇壮な踊りを見せていただきありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。