花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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日本発祥の地 春の笠狭宮跡 2014/03/27 (南さつま市)

2014-03-29 17:05:40 | 史跡巡り
日本発祥の地とされる南さつま市笠狭宮跡(かささのみやあと)を訪れました。予想どおりに桜が満開で春景色を満喫しました。

由来の説明石碑


階段の花びら 楠は落葉の季節


前回は昨年10月下旬に訪問しました。そのときのブログ記事はこちらです。桜がきれいだろうと予想して再度訪れ、花景色に恵まれました。

ソメイヨシノは若木で満開でした


林にたたずむ笠狭宮跡の石碑


簡素な石碑前に小さな焼酎が供えられていました


居合わせた地元の方に聞いたところ、ここは南さつま市の市有地とのこと。建設当時のことを知る人は少なくなったようです。昔は人家があったようですが火事で住まなくなり、山の上には水道設備がありました。

神社ではないため神事や祭事は行われていないそうです。市有地で水源林のようになっていて、自然がそのまま残されています。ミミズが多いのかイノシシが林の中をあちこち掘り返していました。石碑前の桜は数年前に植えられたもので地元集落の方が月に一回は広場や階段を掃除して、夏草を刈るなど管理を続けておられるそうです。

広場には桜のほか銀杏もあり、周囲は杉や照葉樹に囲まれた静かな場所です。石碑以外には目を引くものはありません。観光地ではないため訪れる人は少ないでしょうが、地元の方が大切に守り続けておられることをうれしく思いました。

階段上の広場にある桜


寄贈記念石


記念石が階段横にあり「寄贈 永田隼之助 昭和17年3月」と刻まれていますが、何を寄贈したものか他には文字が見当たりません。紀元2600年は昭和15年であり、17年ならば戦勝祈念などに関連しているのでしょうか。

藪椿の花はまもなく終わり


落椿がきれいでした


小さなリンドウも見かけました


自然が残る周囲の林


楓の新緑が鮮やか


風に散り始めた桜


林に残る山桜


入口の山桜


ソメイヨシノもきれいですが、新葉を広げて花咲く大きな山桜にひかれます。歴史遺産や自然観察の好きな方には興味深い場所だと思います。この日は他にも各地の桜を撮影しました。順次ブログを書きますのでご覧ください。
コメント
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