暖冬予想が外れたように寒い日が続いています。
12月17日には鹿児島市でも初雪が観測され山間部では積雪しました。
20日昼間に鹿児島市南部の谷山地区にある慈眼寺(じがんじ)公園に立寄り、渓流(和田川)沿いに雨上りの散策を楽しみました。
慈眼寺そうめん流し入口 下の案内図「谷山観光協会」文字右の駐車場
公園案内図
竹薮の中から迎えてくれた白猫
歴史ガイドブック
雨上りの公園内は落ち葉がきれいでした。偶然にも谷山観光協会の方とお会いし、同協会設立50周年を記念して作成された「谷山の歴史と文化財」の冊子をいただきました。史跡探訪などに活用できる冊子で、大変ありがたいご縁でした。
石垣と落葉
古い仁王像の頭部
岩肌と落葉
大破を免れた仁王像
慈眼寺(じげんじ)は1400年ほど前(飛鳥時代)に百済の日羅上人によって開かれたとされています。島津家の菩提寺であった福昌寺の末寺として大切にされ栄えていましたが、明治2年の廃仏毀釈で取り壊されました。
現在は下流域に稲荷神社が建てられており、散策路沿いには石仏が点在しています。公園のため石仏などの宗教色は薄いと思いますが、渓流沿いの散策路は木々と岩壁に囲まれてパワースポットのような霊気を感じます。
稲荷神社近くに残る石仏・墓石
神社裏の岩下の石塔
聖母観音像 谷山市への公園譲渡を記念し昭和37年に建立
稲荷神社前の渓流(和田川)
岩壁に彫られた石塔
岩に刻まれた「素麺流」の文字 江戸時代末期にはそうめん流しがあったようです
下流側から見た散策路(右手)
石の仏様
山の上にはふるさと考古歴史館、谷山神社があります
上流部には谷山観光協会のそうめん流し(昭和41年7月に開設)があり桜咲く3月下旬から10月まで営業しています。そうめん流しの形態は長い竹の樋などを利用する一般的なものとは異なります。鹿児島では卓上に円形容器を設置し、水と一緒にそうめんを回転させる方式が一般的です。
シーズンオフのそうめん流し
足下を彩る落葉
桜並木の公園にも紅葉が残っていました
一巡して入口に戻ってきました
色鮮やかな看板のような紅葉
鹿児島の紅葉は霧島連山や山麓が名所です。10月下旬のえびの高原「六観音御池」付近に始まり、11月中旬から下旬にかけて山麓でも見頃を迎えます。
12月でも紅葉が見られる場所は数少なくて感激します。慈眼寺公園では色づきは黄色から朱色程度で、真っ赤に染まるのは入口のこの木だけのようです。およそ10年ぶりに訪れ、師走の慌しさの中に心安らぐ散策ができてありがたいことでした。
12月17日には鹿児島市でも初雪が観測され山間部では積雪しました。
20日昼間に鹿児島市南部の谷山地区にある慈眼寺(じがんじ)公園に立寄り、渓流(和田川)沿いに雨上りの散策を楽しみました。
慈眼寺そうめん流し入口 下の案内図「谷山観光協会」文字右の駐車場
公園案内図
竹薮の中から迎えてくれた白猫
歴史ガイドブック
雨上りの公園内は落ち葉がきれいでした。偶然にも谷山観光協会の方とお会いし、同協会設立50周年を記念して作成された「谷山の歴史と文化財」の冊子をいただきました。史跡探訪などに活用できる冊子で、大変ありがたいご縁でした。
石垣と落葉
古い仁王像の頭部
岩肌と落葉
大破を免れた仁王像
慈眼寺(じげんじ)は1400年ほど前(飛鳥時代)に百済の日羅上人によって開かれたとされています。島津家の菩提寺であった福昌寺の末寺として大切にされ栄えていましたが、明治2年の廃仏毀釈で取り壊されました。
現在は下流域に稲荷神社が建てられており、散策路沿いには石仏が点在しています。公園のため石仏などの宗教色は薄いと思いますが、渓流沿いの散策路は木々と岩壁に囲まれてパワースポットのような霊気を感じます。
稲荷神社近くに残る石仏・墓石
神社裏の岩下の石塔
聖母観音像 谷山市への公園譲渡を記念し昭和37年に建立
稲荷神社前の渓流(和田川)
岩壁に彫られた石塔
岩に刻まれた「素麺流」の文字 江戸時代末期にはそうめん流しがあったようです
下流側から見た散策路(右手)
石の仏様
山の上にはふるさと考古歴史館、谷山神社があります
上流部には谷山観光協会のそうめん流し(昭和41年7月に開設)があり桜咲く3月下旬から10月まで営業しています。そうめん流しの形態は長い竹の樋などを利用する一般的なものとは異なります。鹿児島では卓上に円形容器を設置し、水と一緒にそうめんを回転させる方式が一般的です。
シーズンオフのそうめん流し
足下を彩る落葉
桜並木の公園にも紅葉が残っていました
一巡して入口に戻ってきました
色鮮やかな看板のような紅葉
鹿児島の紅葉は霧島連山や山麓が名所です。10月下旬のえびの高原「六観音御池」付近に始まり、11月中旬から下旬にかけて山麓でも見頃を迎えます。
12月でも紅葉が見られる場所は数少なくて感激します。慈眼寺公園では色づきは黄色から朱色程度で、真っ赤に染まるのは入口のこの木だけのようです。およそ10年ぶりに訪れ、師走の慌しさの中に心安らぐ散策ができてありがたいことでした。