6月5日(水)南さつま市の石神原展望所公園を訪ねました。
今日は二十四節気の芒種 6月5日 TBSテレビTHE TIME’
唐芋(サツマイモ)の苗を探しに、南さつま市金峰町のきんぽう木花(このはな)館に立ち寄りました。
数が少なく今日は入荷予定がないとのこと。金峰町白川地区の石神原(いしがみばる)展望所公園まで足を伸ばしました。
12時4分 鹿児島交通知覧線 薩摩白川駅跡 以下の画像は6月5日に撮影
石神原展望所公園への道は入り口がよく判らず、遠回りと思いながらも滅多に通らない道をたどりました。
阿多病院横の狭い道を川辺方向に走ると、薩摩白川駅跡がありました。 この路線は昭和40年(1965)に廃止されています。
13時11分 ようやくたどり着いた石神原展望所公園
白川駅跡を左折して北側に進み、道路左手(西側)に展望所への道案内があるはずと思い走るうちに、県道20号鹿児島加世田線に出ました。
これは行き過ぎ、引き返して先ほどの道よりも西側山手の道を南側に進むと大規模な畜産設備が立ち並ぶ場所があり、その突き当りの交差点を左折。
少し下ると昼時で作業休憩中の人に道を尋ねましたが・・・近所の方ではなく詳しく判らないとのこと。
大体の方角を聞いてあちこち走り回るが見つけられず、地元車の先導で道を教えて頂きありがとうございました。
インスタグラムでよく目にする風景
広大な茶畑横にはアジサイが多く植えてあり、金峰山が見える眺めの良い場所でした。
茶畑に出入りする大型作業機が通る程度の道幅ですが、片側に寄せると車の出入りは可能です。
道案内板などは存在しない丘陵地帯の縁で、休日など来訪者が多いときは車の方向転換がしにくいことでしょう。
紫陽花の若木
鉢植えは交流のある日置市の洗川(あれご)アジサイ園からもらって、挿し木したとのこと。
ここのアジサイは30年ほど前から植えていて、彼岸花も大量にあるそうで再訪したいものです。
牛馬の慰霊石碑
かなり古い感じで大きな文字が刻まれていました。他にも小さな石造りの飾り物が置かれていました。
寝姿が美しく見えるという金峰山(636m)
実家がある日置市日吉町からも、きれいな横顔が見えます。昭和の頃、黒木医院の待合室に金峰山の姿を称賛する絵が飾られていました。
医院がなくなりすでに30年以上が過ぎ、現在は赤山靱負(あかやまゆきえ)墓地の駐車場になっています。
ビューポイントを知らせる立て札
ここから見るアジサイの眺めが一番良いですと教えられました。
アジサイの挿し木について、茎を切り取って葉を半分切り、挿し木するまでを実演で教えて頂きました。
広い容器に土を入れ、挿し木に水を掛けて日陰で管理すれば一月ほどで発根するそうです。
平日ながらも次々と観望者が訪れて、管理されている方に詳しくお話を伺うことはできませんでした。
茶畑では2番茶の収穫作業
おなじみの「おーいお茶」の原料になるそうで、大型作業機械で水蒸気を吹き付けながらの丁寧な収穫作業でした。
13時44分 展望所への道順を確かめる
白川東農村研修センターの北東側250mほどの地点から、南側の風景です。
展望所からの帰りは道順を確かめるため150mほど先で右折、坂道を下ると離合しにくいと思われる集落内の狭い道でした。
画像右側に少し見える軽トラの先にある、長谷川に架かる短い橋を渡り右折、50mほど先を左折して集落内の坂道を上がるとお茶畑に出ます。
グーグルマップを見ればすぐに場所が判ると思ったのが大間違い。小さなスマホ画面では方向の見当がつかず、目標物も判りにくいものでした。
北西側の堆肥工房・ゆうきの郷側からお茶畑横を、1kmほど進む道の方がやや広めで安心です。
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今、石神原は茶畑に、畑に通じる山中の道は低地を貫く農面道路に変わりました。集落の人口は減り、並立鳥居の神社はお祭りも無くなり、集落管理となっています。
茶畑を始めた石公園公園展望所の管理人〈中学の同級生)から「80を過ぎて腰痛が酷いが、できることはぼちぼち」と端整な文字の便りがありました。
同級生が健やかにふるさと守っていてくれる。嬉しい限りです。
この展望所については新聞・テレビなどには公表されていないようです。SNS上で景勝地として広まり、私も一度足を運びたいと思っていました。
大まかに頭の中に位置関係を思い浮かべて向かったものの道に迷い、世間は広いこと、車があればどこでも行けると思う浅はかさを再認識しました。地元の方に車で先導していただき、大助かりでした。
彼岸花も多いと聞いていますので、時期を見て再訪したいものです。今度は大回りせず近道で行けそうです。