今年の梅雨は例年になく雨が続き、中休みが殆どありません。
すっきりした晴天は鹿児島市では6月中に3日程度でした。
梅雨空の吹上浜 画像は全て6月28日撮影
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6月28日 NHK朝のニュース エルニーニョ天候解説
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ペルー沖の海水温が平年よりも高いエルニーニョ現象が発生しています。
例年梅雨後半には太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線を北に押し上げて梅雨明けします。今年は高気圧の勢力が弱いため梅雨前線が九州南部に停滞することが多く長雨となっています。
漂着した葦のような植物から伸びだす新芽
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砂浜には河川ゴミが帯状に漂着しています。塩分と乾燥で新芽が出ることはないのですが、今年はあちこちで緑の芽が伸び出しています。
流木とアジサイの枝
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南方からの中国系ゴミ等は殆ど見かけずビーチコーミングには退屈な状態です。川から流れてきたのでしょうか、アジサイの剪定枝がありました。目に留まったのも何かの縁、持ち帰って水に漬けた後、3本に切り分けて畑の隅に挿し木しました。
ビーチコーミング・・・海岸を散策し漂着物を観察・収集して楽しむこと
漂着物学会もあります。興味のある方はこちらからご覧ください。漂着物学会ホームページ(ビーチコーミングとは)
川口に迷い込んだ海亀の足跡
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今年は海亀の産卵上陸が少ないようです。川口に迷い込み産卵できず、海に戻った足跡です。大雨で川幅が広がっているためでしょうが、かなり珍しい現象です。
順調に伸びるオクラ
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オクラは種蒔きしたので、長雨での徒長はなく成長を続けています。右側は花を食べる「花オクラ」です。今年初めて栽培していますが、2m程度に成長するようです。
苦瓜の雄花
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長雨のため夏野菜の生育に影響が出ています。私は植えていませんが、家庭園芸の露地栽培トマトは日照不足も重なり実も葉も萎れ全滅に近いようです。ナスは花が咲かず、新葉に元気がありません。
苦瓜(ゴーヤー)はまだ雌花が咲きませんが、子蔓・孫蔓が何本も伸び出しています。
平成5年との気象状況比較 気象庁観測データから作成
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平成5年の降雨量
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鹿児島市民にとって気がかりは、この雨が平成5年のような大水害を引き起こさないかということです。いわゆる8・6(はちろく)豪雨も連日の雨空で、7月から8月にかけて豪雨となりました。
8月6日午後には鹿児島市内を流れる河川があふれて石橋が流出、崖崩れも多発して多くの人命が奪われました。この日は寄せ集め内閣の細川政権が成立した日でした。携帯電話などなく交通が途絶して鹿児島市民は命の危険にさらされ、避難情報などが知りたいのにNHKテレビは国会中継を垂れ流すだけで、腹立たしくも残念な思いをしました。
当時も今も中央から見れば鹿児島は辺境の地なのでしょう。テレビも今ほど防災情報に力を入れていませんでした。
今年の気象状況を旬別に比較すると、平成5年当時よりも6月の雨量が多くなっています。日照時間も短い状態が続いており、今後も注意が必要です。
南西からのうねりが押し寄せる日置海岸
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梅雨後半は梅雨前線が九州北部に押し上げられて吹上浜では南西風のシケが続きます。風向きが変わっても南方から押し寄せるエネルギーは巨大でなかなか静かになりません。
梅雨明けまでこの状態が続きます。波乗りの人たちには最高のコンディションです。MBC放送ホームページの江口浜ライブ画像で、波乗りの人が見えるときはうねりが残っているため魚釣りは殆ど見込みがありません。
鹿児島の梅雨明けは例年7月14日頃です。大きな災害が起こらずに梅雨が明けてくれることを願っています。
すっきりした晴天は鹿児島市では6月中に3日程度でした。
梅雨空の吹上浜 画像は全て6月28日撮影
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6月28日 NHK朝のニュース エルニーニョ天候解説
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ペルー沖の海水温が平年よりも高いエルニーニョ現象が発生しています。
例年梅雨後半には太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線を北に押し上げて梅雨明けします。今年は高気圧の勢力が弱いため梅雨前線が九州南部に停滞することが多く長雨となっています。
漂着した葦のような植物から伸びだす新芽
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砂浜には河川ゴミが帯状に漂着しています。塩分と乾燥で新芽が出ることはないのですが、今年はあちこちで緑の芽が伸び出しています。
流木とアジサイの枝
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南方からの中国系ゴミ等は殆ど見かけずビーチコーミングには退屈な状態です。川から流れてきたのでしょうか、アジサイの剪定枝がありました。目に留まったのも何かの縁、持ち帰って水に漬けた後、3本に切り分けて畑の隅に挿し木しました。
ビーチコーミング・・・海岸を散策し漂着物を観察・収集して楽しむこと
漂着物学会もあります。興味のある方はこちらからご覧ください。漂着物学会ホームページ(ビーチコーミングとは)
川口に迷い込んだ海亀の足跡
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今年は海亀の産卵上陸が少ないようです。川口に迷い込み産卵できず、海に戻った足跡です。大雨で川幅が広がっているためでしょうが、かなり珍しい現象です。
順調に伸びるオクラ
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オクラは種蒔きしたので、長雨での徒長はなく成長を続けています。右側は花を食べる「花オクラ」です。今年初めて栽培していますが、2m程度に成長するようです。
苦瓜の雄花
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長雨のため夏野菜の生育に影響が出ています。私は植えていませんが、家庭園芸の露地栽培トマトは日照不足も重なり実も葉も萎れ全滅に近いようです。ナスは花が咲かず、新葉に元気がありません。
苦瓜(ゴーヤー)はまだ雌花が咲きませんが、子蔓・孫蔓が何本も伸び出しています。
平成5年との気象状況比較 気象庁観測データから作成
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平成5年の降雨量
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鹿児島市民にとって気がかりは、この雨が平成5年のような大水害を引き起こさないかということです。いわゆる8・6(はちろく)豪雨も連日の雨空で、7月から8月にかけて豪雨となりました。
8月6日午後には鹿児島市内を流れる河川があふれて石橋が流出、崖崩れも多発して多くの人命が奪われました。この日は寄せ集め内閣の細川政権が成立した日でした。携帯電話などなく交通が途絶して鹿児島市民は命の危険にさらされ、避難情報などが知りたいのにNHKテレビは国会中継を垂れ流すだけで、腹立たしくも残念な思いをしました。
当時も今も中央から見れば鹿児島は辺境の地なのでしょう。テレビも今ほど防災情報に力を入れていませんでした。
今年の気象状況を旬別に比較すると、平成5年当時よりも6月の雨量が多くなっています。日照時間も短い状態が続いており、今後も注意が必要です。
南西からのうねりが押し寄せる日置海岸
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梅雨後半は梅雨前線が九州北部に押し上げられて吹上浜では南西風のシケが続きます。風向きが変わっても南方から押し寄せるエネルギーは巨大でなかなか静かになりません。
梅雨明けまでこの状態が続きます。波乗りの人たちには最高のコンディションです。MBC放送ホームページの江口浜ライブ画像で、波乗りの人が見えるときはうねりが残っているため魚釣りは殆ど見込みがありません。
鹿児島の梅雨明けは例年7月14日頃です。大きな災害が起こらずに梅雨が明けてくれることを願っています。