日本の空元気と掛け声政治！

　突き詰めて考えれば、この傾向は日本の本質を如実に表現していると言えるのではないでしょうか？　中国や韓国には、既に見透かされていて、最近の周辺諸国は日本を特別な存在と言う扱いをしていません。

　特に凄いという扱いをされた時期には、海外には無い勢いがありましたが、今では虚しく儚い夢のような時代だったのでしょう！

　政策にも国策にも中身が薄く、口だけでは立派な事を言う民族という烙印を押された現状です。　骨が無いと言うか、魂が無いというか、見栄っ張りで空元気だけの成り上り者であった戦後の日本。　

　確かに国を纏めて統率を図り、安定して成長するには、こういう方策が最善のようにも思えますが、そこに精神が込められないと最終的には高い評価とはなりません。

　震災復興と言い、景気対策と言い、全くこの傾向のままです。　中身の無いままに只管、お祭り騒ぎをして盛り上げる国内事情の姿を覚めた目で見る中国、韓国、北朝鮮。　そしてアメリカ同様に見ています。　

　日本の国威を向上させ、権威を守る為には国としての勇気と覚悟を示さなければなりません。　その上で、再び侵略行為は犯さないという実証が必要です。

　過去の過ちをしっかりと認め、捩じ曲げて正当化するような言動は慎まなければなりません。　この点でも、対外的な口とは裏腹に、靖国や戦後処理を有耶無耶にするから真意を問われる結果になります。

　戦後の教育方針が人の心に魂を植え付けない国民にすること。　これはアメリカの方針でもあったのです。　骨のある人間は扱い辛いものです。　根性、云々をしながら根性のある人間を恐れる大人の都合です。

　この扱う側に都合の良い素材作りが、国民の人間としての人格を損ねる結果になるということに気付けない指導者達のレベルの問題なのでしょう！　

　ここに至っても、尚、改められない実情が日本です。　だから行くところが無くて、自民に戻ったというのが現実です。

　相も変わらず虚しく、彷徨い続ける日本といったところでしょうか？