hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

日本には何故グレーが多いのか?

2013-01-17 00:46:11 | 日記
 私は、このグレーが大変苦になるのですが、何故か無頓着と言うか、能天気なのか日本人は気にもならない人が多い。
 
 私から見ればグレーは必要悪なのです。 グレーが多いという事は、物事が複雑になります。 システムや構造が複雑になると、そこに関わる人の人数も多くの人が必要になります。 仕事となれば、仕事の量が増える事になるのです。

 政治も法律も教育にもグレーが増えれば、学ぶべきことも多くなるのです。 結局、経済の上では、グレーを無くしてしまうと、簡素化して仕事の量が減ることになるのです。このようにして、日本社会は必要以上に、寧ろ不必要なほどに複雑にしているのです。

 あらゆる面で、白黒がはっきりしてしまうと、そこに対応する人達の仕事が減るのです。 その意味で、金融のグレーも必要悪として容認され、受け入れられて来た訳です。

 複雑、怪奇にすればするほど、専門職の付加価値が上がり、資格に箔が付くのです。 こういった仕組は、そういう資格を持った人間を有識者と持ち上げ、彼らの仕事を確保させる為にも土、日には最大限、対応しない仕組にしてあります。

 忙しい仕事をしている人は、平日には役所や裁判所に出向けませんから、専門職に依頼するしかありません。 高い費用を払って弁護や代書を依頼することになるのです。

 この不必要な、複雑システムは財政の上にも、無駄な予算を増やす結果を招くのです。 その上に、特殊な法人を間に挟んで、ブクブク膨らませた予算を計上します。

 ところが、そこに関わる人達には利益に繋がりますから、誰も文句を言いません。 税金や国民の浄財を無駄に使っても、所詮、人の金! 自分に得になればお構いなしというのが本心です。

 金融だけではなく、このようにして社会のバブルは、今も尚、温存され続けているのです。 全てが簡素化されたら、恩恵が無くなって食べて行けなくなると思っている人がとても、多いのです。 即ち、小さな政府なんて実現するはずが無いのです。

 議員の数が減らないのも、関わる人の数と仕事の量が減少することにアレルギーになっている関係者が多いからです。

 社会の為、国の為には、こういった幻想から脱却する必要があります。 一時的に窮屈な思いをしても、長い目で見れば国としての成長に大いにプラスになって行きます。 と言っても理解できる人は、ほんの僅かですよね!!