hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

諫早湾、開門で反する判決!

2013-11-13 00:31:17 | 日記
 相反する判決が出ても、どちらに優先権があるとは決めれない現実です。 結局、政治判断も先延ばしにされ、開門を強行すると言う政治判断も出来ない状態が続くに違いありません。

 沖縄の基地問題も、国の決めた結論に地方が反対すると実行出来ない。 日本では、それが当たり前になっています。 国会議員も地方での選挙の都合で、政府や党の都合だけでは決め兼ねるからです。

 裁判の判決も、担当する裁判官の事情で違った判決が出る。 あらゆる制度が疲弊しています。 腐敗しています。 国や国民にとって相当に重要な案件でさえ、基本的に統一された結論が出ない状況になっています。

 この傾向は、下級裁判でも同じです。 その時々の裁判官の都合で、下される結論が違った判決になります。 極端な場合、関係した弁護士の力関係で変わる場合も多いのです。

 基本に。憲法、法律があり、それに基づいて判断が下されるのではなく、大半が過去の例に倣ったり、その場の力関係で無難な判決を下すのです。

 こんな状態は、法令を遵守しているとは言いません。 その上に、判決に従わなければ成らないのは、最高裁で結審し執行を強制されない限り抵抗できる現状です。

 地裁、高裁の判決の段階では、当事者が受け入れない限り、強制できません。控訴や上告が放棄されても、殆ど強制できないのが現状です。

 諫早湾の問題も、違った裁判で反する判決では、強制出来ません。 開門して利害が出る当事者が多数あるから出来ないのです。 どちらを強行しても、大きな問題が残ります。 開拓で田畑を有した側にして見れば、開門で田畑を放棄させられるのは納得行かないでしょうし、漁民の側は、全く逆です。

 この問題で、美味しい思いをしたのは誰か? 遮断門を工事した業者です。 この工事の段階で儲ける輩は、後の混乱は蚊帳の外です。

 この問題は、原発にも通じています。 原発村は仕事さえあれば、儲かるのです。 後始末でも儲けるのです。 事故で困る住民の苦労など、何処吹く風という奴です。

 今後も、こう言った問題は続きます。 これが安倍の政策の大半です。 将来の混乱や困難など関心ないのです!!