消えたビットコインは何処へ？

　マウントゴッグス社のＣＥＯの会見で、抜き取られたというような説明でしたが、説明に納得した人は少ないでしょう！

　会社更生法の適用申請とか？　消えたビットコインの行方も不明なままで、企業として立ち直れるのか？　抜き取った犯人が不明のままでは、同様の犯罪は増えるばかりに違いないし、こういう事態に対応出来る法整備も整っていない。

　取引に加わった人間の自己責任と言うものの、商取引と言えるものならルールも必要であるし、チェックも出来る状態であるべきである。

　つまり、商取引でも契約でもなく、単に作られたコインを信用して、お金を注ぎ込んだに過ぎない。　ネットの中でのヤリトリでは何処に信用の根拠が在るのか？

　全く馬鹿げた愚かな業である。　何処に消えたか、誰が抜いたかもわかりませんで素通りするとすればビットコイン、そのものが同じ事件の要素を抱えて続くことになる。　そんな馬鹿な事は通らないと言っても、今後の規制の問題である。

　現在、被害を受けている人たちには、何のプラスにもならない。　消えた資金は１１０億以上と言う。　消えた資金の一定の額は、作為的に隠された可能性が高い。

　ただ、果たして何処まで追求できるか？　私が企業側の人間なら相当額を隠すでしょう！　このコインを扱う会社は他にも相当数、存在するようだ？

　関連の企業の実態を監督庁なり、公正取引委員会が何処まで把握できるかも問題である。　この機会に、法整備を確立しておく必要に迫られています。

　逆に言えば、金持ちが道楽で取り引きに引きずり込まれてヤケドした。　これに近い状態ではないでしょうか？　自業自得ですね！　ただ、中には貴重な生活資金や老後の資金を注ぎ込んだ人も居るかも知れません。