hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

民主主義も、時が経てば腐敗し堕落する!

2014-10-11 00:06:17 | 日記
 ノーベル賞に湧く日本では、とても気付けないでしょうが、世界でも日本でも組織やシステムは大きく腐敗し、堕落しています。

 特に、オリンピックやノーベル賞、世界遺産とかを主催する側の質の問題です。 素晴らしい発見や発明を賞賛することを目的とする機構であるはずの、こういった組織に携わる人間の質が堕ちているのです。

 世界で、評価されるべき事案を純粋に選択するのは悪くありませんが、時が経つにつれて逆転現象が起きてきます。 相対的な評価が大きくなれば成るほど、その立場に在る者に誘惑や迷いが多くなるのです。

 国内でも、日展が表彰の仕方に問題が在ると指摘され大きく評価を下げましたが、当然のように生み出される腐敗と堕落です。

 評価が大きくなり過ぎると、権威や権力を有するものは、その付加価値が、より大きくなる事を望みます。 すると、どうでしょう! 評価の基準や判断に狂いが生じてきます。

 オリンピックの開催地、ノーベル賞の受賞者、こういった選択に組織や機構の都合が加味されるようになります。 その間には、権威者が色々な持て成しや接待を受けている場合もあります。 するとどうでしょう、作品や発明、発見の評価にも狂いが出て来るのです。

 例えば、日本の作家の村上春樹氏です。 永年、候補に上がりながら今年も選定から外れました。

 賞を寄与する側から言えば、村上さんの場合は既に作品は売れに売れ、ノーベル文学賞を与えても彼自身、それ程、喜ぶとも思えないし、周りも貰って当然の雰囲気です。

 つまり、与えることに依る付加価値は小さなものであると考えるのです。 与えられた者が、大いに喜んで世界にも感動を与えた形でなければ与えた効果が薄いという事情です。

 何が根拠に成っているかは問題ではなく、与えることが組織の付加価値を上げるかどうかの問題なのです。

 世界に拡がる、こういった機構や組織が本来の意義や目的から乖離して行くのです。

 民主主義、そのものにも見受けられる傾向です。 人間の体と同じで、老化が始まれば決して青年には戻れません。 そうであると自覚できていれば救いがあるのですが、自覚も認識も皆無の状態が日本の現在です。

 老いているという自覚も無く無理をすれば、取り返しが付かないと気付くべきだと思います。 本来の意義や目的を忘れてはいけません!!