ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

殺人の時効

2010-04-28 11:41:53 | 日記
殺人事件などの時効を廃止することなどが盛り込まれた法案が可決・成立したそうだ。

遺族にとっては、有難い。
犯人にとっては、がっかりだろう。
捜査に携わる者にとっては、複雑かも知れない。

殺人をしながら、時がたてば、晴れてというのは、許せないという気はする。

毎日毎日、びくびくしながらの生活で、本人は悔いているかもしれないし、
罰は受けているだろうから、放免でいいだろう。という意見もわかる気はある。

殺人とひとくくりでは、できないだろうとも思う。

凶悪な殺人、不可抗力、過失、正当防衛とあるのだから。

しかしながら、人の命を奪って時がたったら、白紙に戻るのはやっぱりおかしいことだろう。

注目点に法律の公布・施行までの異例の速さがある。
通常は1週間程度かかるそうだ。

そして、今回は施行された時点で時効が成立していない、過去の未解決事件についても
適用されるというものだ。

たいていは、施行まで待たされ、過去のことについては、適用されないことが多いように思う。

早く成立してほしいものは後になり、遅くてもいいよと思うものはすばやく成立していく
のが多いように思っているので、今回のは画期的といえるかもしれない。

「早期解決が望み」とのコメントはうなずけるが、科学がいかに発達しても、複雑さは増し、
人間関係は、希薄になり、社会は、コミュニケーション力を減らしている今、早期解決
は、時効撤廃で、日の目を見るということになりそうに思う。