被災地の復興に、がれきの撤去は欠かせない。
行政でなんとかして欲しいという声もあった。
今回の津波のすさまじさは、家屋も庭も、塀の土台さえ、そのままでは、建て直せそうに
ない。
町ぐるみ、瓦礫と化した被災地に住む家を、立てて行かなければ、いつまでも仮住まいから抜けられない。
今、急ピッチで建設され始めた仮設住宅も、仮設を立てる側からすれば、そこは、仮の住まい。何カ月か何年かすれば、引っ越して欲しいと、すでに言ってもいる。
阪神淡路の時は3年くらいかかったような記憶がある。
終の住まいとして建てるわけではないというものに、終とできない状況は、とにかく空き地に、できるだけ早くたくさん建設できることが優先されることもある。
瓦礫と化した街並みを、終の住宅を建てるには、瓦礫を取り除く必要がある。
それは、行政で一括にできるものではない。
一見してゴミのように見えるものでも、所有者にとっては、大事な物のこともある。
遺品だったり、思い出の品だったりすることもあるそうな。
道端に落ちている物を私物にしたら拾得物隠匿罪。
ゴミ置き場にある自転車や家具も、個人で持ち帰ると、警察から事情聴取されることになる。
震災のゴミでも、所有者にとって、いる物かいらないものかは他人には判断できないし、
所有権というのがあって、難しい問題だそうな。
特別立法をの動きがすすんでいるらしい。
ザル法にならないことを祈る。