「此処(ここ)より下に家を建てるな」との先人の残した石碑の言葉を守っていた集落の住民が
今回の地震による津波から守られたという記事があった。
先日も、遺言で非常階段を作った学校の生徒が、難を逃れたという記事もあった。
先人の教えをきちんと、伝えてきた人々も偉かったと思う。
そして、教えをきちんと守ってきた人々も、称えられて欲しい。
今回を教訓に、また、後世に伝えていって欲しい。
今朝のニュースで、「海が山のようになった。けれども、こんなになるとは思わなかった」という
被災者の言葉が紹介されていた。
かつて、チリ沖地震が起こり、アジア諸国にも津波が来たことがあった。
今まで、体験したことのない津波を受けて、たくさんの犠牲が出た国があった。
日本は、3cmとか、50cm程度で済んだところが多かったように記憶している。
津波の怖さは、体験してみないとわからない。
海が山のように大きくなって、雪崩のような速さで迫ってきて、すべてを飲み込む。
日本沈没という映画がかつて、あった。
あの時の津波は、セットだから、プールにあふれた水という感じだった。
民家や船や、車を押し流し、また海へ戻っていくあのすさまじさは、現実ってこんなにも違うんだ
と、思い知らされたものだった。
今、復興にむけて、進みだしている。
復興とともに、後世への残していくことも、記憶だけでなく、記録や教えとして伝えていって欲しい
と思う。