連日、原発関連のニュースが報道されている。
原発の想定外の事故による、汚染が形を変え、深刻な問題になってきている。
「食べるのを控えて」「出荷を控えて」が、「出荷できない」「返品になった」等の
波紋を呼び、野菜の価格が大きく落ち込んでいるという。
原乳の廃棄の報道と、野菜をトラクタなどで、潰している映像が繰り返され、
店先の野菜が哀しげに積まれていたりする。
野菜は拡大され、水の汚染も、確認され、乳児には、水を飲ませないでとの警告と
ペットボトルを3本配るとか、大人が水飲料を買い占めないようにとか、の話題も
上がっている。
その話題も重要ではあるけれど、作業員の被曝事件も注目される。
悪くすれば皮膚の移植が必要になるかもという、怖いニュースがあった。
原発は、放射能と言う怖い物を抱えていることを忘れてはならない。
何重にも、安全のための、策を講じているといっても、想定外だと、こういうことにも
なるのだということを、再確認したほうがよい。
危ないものを秘めているものを使うということのリスクは、想定内の場合に限れるもので
は補えないということを知るきっかけとして欲しい。
想定外は、念頭におかないというのは、危険だということ。
想定外の時にはどういう対応をすればよいのか、どういう危険がどう起こるのかも想定する必要が
あるのだと肝に銘じてほしい。
クリーンエネルギーともてはやされた、フロンが、とんでもない悪影響をもたらすことが分かって、
使用を中止した歴史がある。
いまだに影響を払しょくできずに、負の遺産におびえている。
放射能という、目に見えない悪影響も全容を把握できているわけではない。
被爆国とはいっても、怖さをしっかり認識できているわけでもない。
核をなくそうと一方で進めながら、平和利用と称して依存を続けているわけで、何重の措置を講じていても
万全とは、決して言えないということを今回理解したはず。
かつてのチェルノブイリ事故で、大幅に原発に依存する国は減ったものの、推し進めているのは小数の国。
日本のように小さい国に広大な場所を要する原発は、合わないと思ってきた。
今回の事件で、何を学ぶか。注目したい。