「心の四季」より「4.山が」「5.愛そして風」「6.雪の日に」「7.真昼の星」
小学生風の親子連れが疲れた様子で席にかけて、子どもたちは寝入っていた。
その親子の前に、年配者と、これも小学生の低学年風の親子が立った。
そうすると席に座っていた母親風がやおら席を立ち、乗ってきた親子連れに声をかけて、席を譲った。
その行為に唖然とした。
お年寄りや、乳幼児を連れたお客様には席を譲りましょうと、よく電車に乗るとアナウンスがある。
年寄りと、乳幼児連れが乗ってきたら、乳幼児に譲るしかない。
それとも、お年寄りに譲るのがいいか。
迷う問題かもしれない。
しかし、今回のケースは、年配者と小学生。
それならば、年配のほうに譲るケースではないかと思う。
日ごろ、電車に乗ると、親子連れが乗ってきて、ひとつ席があくと、ほとんどの親子では、こどもが席に座る。
乳幼児というのは0歳から5歳頃までと思っている。
小学生は幼児とは言わない。
一つの席があくと、90%くらいの親子連れは、こどもだけが席に座る。
こどもが王様女王様。
そんな風景が日常になっている。
こどもは、保護されて当たり前だが、ちょっと違うのではないかといつも思う。
保護と過保護を混同している。
嫌な思いを抱きながらの帰路となった。