急増する「中年フリーター」
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_1207.html
以下抜粋ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
急増している中年フリーター。
都内の飲食店でアルバイトをしている38歳の男性。
毎晩遅くまで働いて帰宅するのは午前0時過ぎ。
日当は7650円。週に5日ほど働いて年収は250万円余り。
総務省の調査によると、
35歳から54歳までの非正規労働者(学生・既婚女性は除く)は規制緩和による働き方の多様化や、企業側が人件費を抑えようとしたことなどを背景に増え続け、ことしの時点で273万人と、この15年間で2.5倍に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー抜粋以上
正社員そのものが毎年減少中。
一部、人が集まるところは、大学新卒が占める。
新卒で入社できても3年以内に止めていく者が多い。
一度やめてしまったら、よほどのことがなければ正社員にはなれない。
食べていかなければならないものはバイトをするしかない。
それで、余計に正社員の職場から遠ざかる。
結局、中年フリーターになる。
年収200万あたりでは、蓄えもできず、良い就職口を探す手段からますます遠ざかっていく。
貧困層は増える一方で、少ない仕事場を争っている。
人が足りないと嘆く仕事には、人が来ない。
いい人材を求めようとする中小では、人気のある会社と人気のない会社の明暗が埋まらない。
「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」
と言われていたのは、遠い昔の話。
需要と供給がアンバランスのまま、この先も続いていく。