旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

2019.4.22以降、新規の主要な記事は新サイト「fusiminohikaru.net」
で書いています。 

したほうがいいこと 3 資産管理、運用方針の確定と実行

2012-07-17 20:43:31 | 株式投資・資産運用
したほうがいいこと 3 資産管理、運用方針の確定と実行

 親父さんの方の資産管理については、家裁に書類も提出し、一定の整理ができたところですが、このところ、やや曖昧になっているのが自分の家計の資産管理。

 四半期毎に、保有している金融商品を具体的にすべて書き出し、一覧を作成するとともに時価評価も出して、その時点での保有金融資産の総額や各アセットクラスの資産の比率などを出していたのですが、この3月末にはこれができていません。

 かつて、「風だ!光だ! 株式運用猛レース 」というメルマガをしていた時は毎週、日本株、ついでに中国株やREITについても、値動きを記録していたのですが、それもしなくなってしまいました。

 メルマガのバックナンバーはこちらです。これはネットで知り合ったお仲間と、日本株の運用競争をしようというもので、四半期でのパフォーマンスの優劣を競っていました。人よりパフォーマンスがよくても悪くても、別になんということはないのですが、楽しみとしてはよかったですし、何より、きちんと毎週、ポートフォリオ全体の記録をつけるということがよかったのですが・・・。


 あ、今も、サイト上にアップはしていませんが、売買記録についてはすべてつけていますし、ポートフォリオ全体のおおよその傾向も把握はしています。

 ただ、時価評価の具体的な総額については一覧の作成ができていないので、細かいところまでわかっていません。

 現在、生保や親父さんへの債権も含めると、総額は1.2億弱程度だとは思います。

 退職金分については、およそ二人分を特別金利の退職金定期にしており、これは、さらに他行へ移して継続することを検討中。そのため、当面は手元流動性がやや乏しい状態になっています。親父さんへの債権部分が私の口座に戻せれば、この状態は解消しますが。

 秋に退職金定期の運用が終了した時点で、さて、どういう運用方針でいくのがよいのか。その時点までには、とりあえずの方向性については具体的にしておかないといけません。


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2321 ソフトフロント 17080円 1株 買

2012-07-17 10:16:35 | 株式投資・資産運用
2321 ソフトフロント 17080円 1株 買

また細かい売買です。
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「勝つ投資信託」を読む 4

2012-07-17 08:51:56 | 株式投資・資産運用
「勝つ投資信託」を読む 4

 第四章 カテゴリー別おすすめファンド

 ここでは個別の投資信託についての言及がある。やはり、実際の商品が出てくると興味がひかれる。となりそうなものだが、私自身はこうしたものは運用対象、売買対象にしようとは思わないので、さして興味はひかれない。

 ここでのデータをどう見るか?。傾向としては、3年、5年という期間で見ても、標準偏差の値が大きいものがリターンもよくなっている傾向がないだろうか。つまり、リスクを取っているからリターンが大きくなったということ。こうした投信は特定の1年だけを取れば、逆にマイナス幅が大きくなる可能性も高いということにはならないか。このあたりはデータをどういう視点でどう見るかという分析力が問われる。単に標準偏差とリターンだけでなく、やはり総合的に多様な視点で考えてみないと、相対的にそれが「よい投信」であるかどうかほ判断することはできない。それ以前に、投資家の側がどういう投信を「よい投信」とするかの判断基準が明確でなければならない。とにかく「儲かればいい」ということではない、選択の視点や基準そのものがまず問われる。

 この章の最後には「コスト面ばかりを強調してインデックス運用の投信をすすめるのではなく」という記述がある。であればなおのこと、このコストが長期運用にどんな影響を与えるのかというデータも本書の中で示されるべきではないか。

 第五章ではETFについて、第六章では投信によるポートフォリオ組成について述べている。個人的にはこの最後の二つの章が最も関心のある内容であった。ETFのところでは、コスト面に関する記述がわりと多く出てくる。確かにこの有利さはあるし、インデックスファンド同士を比較する上ではコストの差というのは意味があるだろう。ただ、ここでの内容は特に本書で見なくても、ネットの様々なサイトで一覧は見られる。

 ポートフォリオ組成については、別に投信を組み合わせる形でなく、個別の銘柄や商品を組み合わせるのでも意味としては同じである。どのアセットクラスにどの程度資産を振り分ければリクスがどのように変わるかという試算は一定参考になるところがある。ただ、年代別の例というのは必ずしも自分にあてはまるとは限らない。ここは、自分自身の様々な要素を考えて判断する必要がある。

 つまりは投資信託を中心にして資産運用をするとしても、自身で判断し決定しなければいけない様々な要素があるのであり、私自身の結論はやはり、であるならば、自分で個別の商品を選択して運用してみようよ、その方が楽しいし勉強になるよ、ということになってしまう。

 ただ、「おわりに」のところで示してあるFPバランスファンドのような商品を資産運用の中心として考えてみるというのもあるし、それが向いている人もあるだろう。
それは、「一定のリスクは取って資産運用はしたいし、それに振り向ける資産も一定はあるが、株式の個別銘柄の選択はもとより、どのアセットクラスの商品をどの程度の比率で組み入れるのが適当かなどについては、知識もさしてなければ、それに対する興味・関心もあまりない。そんなことに時間を使うのであれば仕事や趣味など他のことに没頭したい、あるいは、そうしなければならない。」というような人である。もちろん、そのためには一定のコストは負担しなければならないが。

 どうも批判的な視点で読んでしまう部分が多かったが、全体として本書は投信の良し悪しについて判断する一つの尺度を具体的に提示して解説しているという点で悪くない。しかし、それはあくまで相対的な尺度にすぎず、これで「儲かる投信」が見つかるとまでは言い切れない(必ず儲かる投信なんてそもそもない)点には留意したい。





 
 
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「勝つ投資信託」を読む 3

2012-07-17 08:01:47 | 株式投資・資産運用
「勝つ投資信託」を読む 3

 3章でようやく「シャープレシオ」が登場する。

 つまり、この数値は、投信の過去のパフォーマンスから「どれだけ安定した運用状況で高いパフォーマンスをあげられたか」
という、その投信の運用状況のこれまでの傾向を示しているものと考えられる。

 これは、単にパフォーマンスのみの数字と比較すれば、相対的な尺度としてはましだろう。リスクの大きい商品の場合、たまたまそれがいい方
に当たった時の数字である可能性を否定できないわけで、それよりも、これまでの傾向、特性を見た方がよいというのはそうだろう。

 が、それにしても、これは過去の運用状況から見た傾向にすぎないといばそうであり、選択したアセットクラスによっては、例えば株式で運用
する投信であれば、株式市場全体が大きく下落すれば、それにつれて投信の基準価額も大きく下落することは避けられない。

 やはり、当初に予想したとおり、これは「儲かる投信」を選ぶためのものではなく、相対的にましな投信を選ぶことになっている。それは意味
のないことではないが、同時に、とりわけ長期運用であれば、販売手数料や信託報酬等のコストも勘案しなければならず、純資産額からその規模
についても検討しなければならない。

 この尺度を持ち出すのは悪くない。だが、同時に、投信のコストがどれだけ長期の運用の場合、実際のパフォーマンスに影響を及ぼすかといっ
た試算なども示してほしいところである。販売手数料がある投信というのは、買う側からすれば、まず最初からそれだけ運用の元本が減少すると
ころから始まるわけだし、信託報酬は日々、その分が差し引かれて基準価額が決まるのだから。

 つまりは「コストの安い商品を買え」ということであり、私であればアセットクラスは考えつつ、相対的にコストが低くなることが多いと考えら
れるETFを利用することを考える。これは既に実際に多少はそのようにしているつもりでもある。

 まず、アセットクラスの選択とその組み合わせに悩み、次に具体的な投信の選択に悩む。いくら悩んでみたところで、そのパフォーマンスが実際
にどうなるかを事前に正確に予測することはできない。

 であるならば、一定の運用資産があるという前提で、個々の具体的な商品、それは例えば個人向け国債であったり、社債であったり、株式の個別
銘柄であったり、REITの個別銘柄であったり、金のETFであったり、多様なものになろうが、での運用を考えた方がよいのではないか。

 そうする方が個々の商品や銘柄への理解は深まるし、楽しいはずである。リスクのコントロールは資金の投入や売買を分割するなど、具体的な
売買方法や銘柄選択で相当程度には可能である。

 なお、前回ふれたリスクについては3章の最後のところで説明されていた。これは基本的な概念というか考え方なのだから、本の構成として、ここ
ではなくもっと最初のところで丁寧に触れられていた方がよかったのではないか。



 
 
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