梅雨明け 葛井寺・道明寺へ 1
梅雨明けです。
暑い!。が、湿気も梅雨明けと同時に少しとんだ感があり、じめじめした最悪の暑さではないところがやや救い。
ということで、今朝は6時過ぎから葛井寺へ。場所は藤井寺市ですが、お寺の方は「葛」の字を使います。
目当ては千手観音様。毎月18日がご開帳の日になっています。
さて、葛井寺までのルートですが、最初は奈良へ出て西へ向かうのかと思っていたのですが、最短ルートは違いました。
ここからだと、宇治西ICから久御山へ。第二京阪に入って、八幡、枚方を経て門真へ。門真から近畿道を南下というルート。
まあ、1時間程度はかかるのかなと思っていましたが、時間が早いこともあってか、高速はいたって順調。45分程度で着きました。
時間的にはかなり近い。京都市の北の方へ行くよりも早いです。大阪については大阪市内はもとより、大阪府南部も車で行ったことはほとんどなく、なんとなく土地勘がなく、時間の目処も感覚的によくわかっていなかったのですが、これなら場所によっては車利用もよさそうです。
で、カーナビで葛井寺をセット。当然、一発で出ます。
このカーナビの指す場所へ着いたのはいいけど、あら、駐車場がないよ。なんか住宅地の中の狭い道だし、駐車場はどこかなぁとうろうろ。
交通整理をしていたおじさんに聞くと「ここと違うねん、わかりにくいやろ。そこの角を左に曲がって、また左に曲がって、そしたら駐車場があるし。」と教えてくれました。
で、そのとおりに行くと、大きな道ぞい、お寺から少し離れたところに駐車場がありました。やれやれ。葛井寺へ車で行かれる方はご注意ください。
お寺は奈良時代の初め頃の創建。
仁王さんにいる立派な門をくぐり境内へ。
8時半頃ですが、既に日射しが痛いです。
池の鯉はすぐ寄ってきますね。
立派な本堂です。
ただ、現在の寺域は広くはありません。こじんまりとしたお寺という印象です。
この本堂の奥に千手観音様がおられます。最初はガラス越しに。しばらくすると、横の扉から本堂内に入れてくれて、直接拝することができました。
この仏様です。
千手観音といっても、実際、本当に千本(以上)の手がある観音様というのは非常に少ないです。有名なのは、ここと唐招提寺のものでしょう。
脱活乾漆造で、方法としては興福寺の阿修羅像などど同じです。天平期の仏像ですね。
薄暗い本堂の奥におられるので、直接といっても、本当に目の前で拝めるわけではありません。それでも、目を凝らしていると、その千本の手がなにか迫ってくるような、手招きをしているような錯覚にとらわれます。
不思議な感覚。やはり、これは見せていただく値打ちがありました。行ってよかった。
参拝の方は、ひっきりなしに来られますが、そんなに多くはありません。
この付近は河内の古墳群があるところでもあり、近くの小山状のところはだいたい古墳。立て込んだ住宅地の中にお寺や古墳が共存しているという風情です。
こうしてあちこち神社仏閣巡りをするのは、もちろん、自分自身が行ってみたいからですし、車で行ってもそこそこ歩きまわるので、運動不足の解消にもなります。
それと同時に、親父さんの足跡をたどるという意味もあります。こうした高名な仏像は必ず実際にこの場所で見ているはずですから。
さて、親父さんは何を感じて何を思ったのか。病院で「葛井寺と道明寺へ行ってきたで。」と言っても答えてはくれませんが。
御朱印です。
お寺を出て道明寺へ向かいます。駐車場、1時間で500円。ちょっと1時間を超過しましたが、おじさん「まけとくわ」と言ってくれました。言ってくれなかったら、こちらから言おうと思ってたけど。
つづく。