旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

2019.4.22以降、新規の主要な記事は新サイト「fusiminohikaru.net」
で書いています。 

IRセミナー 7701島津製作所 強みと可能性と非効率

2018-02-17 17:43:37 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 7701島津製作所 強みと可能性と非効率

15日、京都ホテルオークラでのセミナー関係。
 
株価2600円、予想EPS100円、22円配当、優待なし。

ここは液体クロマトグラフィーなどの分析機器は従来から非常に強み
があり、利益率も高いです。というか、セグメント的にはほとんどここで
稼いでいます。

X線関係の医療機器と航空機関係は利益率が低く、
産業用機器では半導体製造関連の真空ポンプなどが伸びいてる、大まかには
そういったイメージです。

可能性というところでは、分析機器の技術も活かして、X線関係だけではない
医療用の機器などの開発をめざしています。ここは可能性があり、何か
発表があったりするとそれで株価も反応したりする場合もあります。

一方、航空機の方は防衛関連と民間用と両方あるのですが、時に赤字になったり
しつつ、かなり長期にわたり、利益的には厳しい状況が続きます。
「切り離して三菱重工にでも売却したら、マーケットは評価するのでは?」と聞いて
みましたが、自社で改善をめざして事業を継続していくというコメントでした。


科捜研の女 第14話 予告動画


一般によく知られている?島津の機器というか、島津の機器が出てくるものというとこの番組。
液体クロマトグラフィで、ある成分が検出されると、そこのところだけグラフが高くなっていたりする、あれです。
「あ、これは農薬の成分ですね。」みたいなのね、イメージとしては。

かつての島津のIRセミナーの中で、一般用のプレゼンだったら事業を理解してもらうためには「科捜研の女」
の映像でも使わせてもらったらいいと思いますよとコメントしておいたら検討したくれたみたいですが、
実際はなかなか著作権等の関係があって難しいようですね。特に沢口さんが出ていたりするところなどは。
こういうブログであれば、単なる引用的に使えるのですが(上記YouTubeはもともとgooと連携する機能があり、
それを利用しているものです)。まあ、それ(女優さん)なしで、機器がうつっている場面だけでもいいと思いますけどね。

プレゼンの中でコメントとしては「科捜研の女」にふれられ、同じ方が話されていて、以前に私がコメント
したこともおぼえてくれていました。

これは事業報告書の裏面です。京都市内の高瀬川沿いにある記念館の入場券がついています。
入館料300円で4名まで有効。地味ですが、なかなか興味深い展示があります。
ご希望の方は送りますので、コメント欄よりお知らせください。


投資判断的にはこの株価ではニュートラルです。かつてとは株価が居所をかえており、現状でも相応に評価されている
という印象があります。
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株で儲けるために実行すべきただ一つのこと(3)

2018-02-17 17:13:12 | 株式投資・資産運用
株で儲けるために実行すべきただ一つのこと(3)

 株で儲けるためには「安く買う」必要があり、「安く買って持っている」のがロスが
少ないという話でした。

 さて、ここからですが、一つは「安い」とはどういうことか、何を基準にして「安い」
と判断するのかという問題があります。

 次に、どういう時間軸での取引を想定するのかということや、どれだけの資金をどういう形で
用いるのか、その資金の性格、つまるところ、方法と目標をどうするのかということがあります。

 これらが、それなりに自分の中で明確にならないと結局のところ取引にすすめません。

「安い」「高い」というのは、PER、PBRなどの指標的に見てどうなのかという判断の方法があります。
無論、単純な定量的評価だけでなく、成長性をどう加味して判断するか、事業内容そのものの評価といった
定性的評価の部分もあります。
それらを総合的に考えて、将来的に生み出されることが想定される利益を考えて「安い」かどうかを判断す
るということで、まあ、つまりは普通にファンダメンタルズ的にどうかということですね。
当然のことながら、これには「絶対的な正解」とかありません。その時々で判断の前提も変化しますし。

あとは、株価水準や値動き的に高いのか安いのかという判断もあります。
買われすぎたものは下落し、売られすぎたものは買われる、平均への回帰的な発想での判断もありば、逆に
トレンドフォロー的な判断もあり、まあ、こういうのは総じてテクニカル系の判断ということになると思い
ますが、個人的にはこれらはほぼ「占い」に近いと。

ただ「占い」も使い方によっては有効な場合もあるわけで、うまく売買判断などに活用できるという人はそうした
らいいだけのことですね。

こうした判断以外にも、自分の売値より「安い」、自分の買値よりも「高い」という、自分の売買を中心にした
判断というのもあります。

いずれにしろ、なんで買ったか、売ったか、その判断の前提を理解しておかないと、「なんとなく」の「たら・れば」
ばかりが積み重なり、自分の売買の記録をしておかないと、結局、どこまで利益があるのか損失が出ているのかすら
ごっちゃごちゃになってわけがわからんようになったりしますので、
売買判断の前提、根拠を明確にしておくことと、売買記録をきっちりつけておくことは重要だと思います。
 

(つづく)
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IRセミナー 7732トプコン(3) ウォッチ銘柄に追加

2018-02-17 15:00:30 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 7732トプコン(3) ウォッチ銘柄に追加 

これ以外の事業分野では、トータルステーションという土木関係の計測機器
で高いシェアをもっています。国内では3/4のシェアということでデファクト
スタンダード状態?。
いろんな製品があるようですが、標準化、共通化でコスト低減。

製品は例えばこちら。
http://www.topcon.co.jp/positioning/products/product/ts00/

あと、眼科用の診断機器があります。
このセグメントは新製品の開発等のコストもあり利益率が落ちているが、
一時的と思われ、このマーケットそのものも伸びが期待できるということでした。

眼科関係の例。
http://www.topcon.co.jp/eyecare/products/diagnostic/oct/

あとでちょっと質問したのですが、
メンテナンスとかソフト更新とか、そうしたストックビジネス的な部分につながっている
ところがあるのかどうか。→現在は「売り切り」の形が多い。

コマツが収集している建機のリアルタイム的な稼動データのようなものは活用されて
いるのか、データそのものはあるのか?。
→現在はない。

これらに関わるようなところは、例えば、サイトの中期経営計画の中にある
「課金ビジネス」あたりのところと関わってくると思われます。
http://www.topcon.co.jp/invest/management/mt_plan/
ここらがうまく進むと、ストックビジネスとしての基盤ができます。
可能性は十分にあると思います。

全般的に現在展開されているビジネスには独自性や強み、広がりがあるように思われます。
国策(i-Construction)にも沿ってますし。

こうしたことを含めてどこまでの利益を想定し、どこまでの株価を許容するかという判断は
難しいです。が、とりあえず、ウォッチ銘柄に加えて、急落時等の買い候補の一つとしておきます。



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IRセミナー 7732トプコン(2) 脱線 優待考

2018-02-17 12:28:02 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 7732トプコン(2) 脱線 優待考

トプコンですが、現在も株主優待制度があります。

500株以上
メガネの愛眼・子供メガネ専門店アイフィーあいがんで使用可能なメガネ一式
(レンズ+フレー ム。ただしコンタクトレンズ・サングラス・補聴器・パーツ・修理等は対象外)
30%割引券1枚。なお、特別限定品は20%割引

これですが、オークファンで見ますと1枚、5-600円程度で落札されています。
愛眼本体の方の優待と同じものですね。

別に資本関係があるわけでもないのに、なんで愛眼の割引券が優待?。
これはトプコンで扱っている眼科関係の測定機器が視力測定等で眼鏡店にも設置されているため、いろんな
つながりがあるからということでしょう。

実際、愛眼にとってはこれでお客さんが使ってくれれば、それは利益につながるわけです。
眼鏡は一般に原価率が非常に低いと言われています。事実そうでしょう。
でないと、町中に低価格店も含めてあれだけの眼鏡の店があり、眼鏡店が大混雑、大繁盛なんていうことは
聞いたこともないのに、それなりに経営が維持されていくわけがないですから。

例えば、以下参照。
http://business.shueisha.co.jp/contents/1101_nedan/read.html

株価2400円で500株とすると120万円。これではクロスで取ってオークションにまわしても、利益はほぼない
ので魅力は薄いです。実際、この優待を喜んでいる人はどれだけあるか疑問です。ほぼないと言ってもいい
でしょう。

 会社のメリットしては、これでも優待はあるということで、優待一覧の中では紹介はされるというぐらい
でしょうか。形として愛眼さんの営業活動に若干協力しているという顧客との関係の方を意識しているという
ことかもしれません。

 トプコンは外国人株主の比率が比較的高いということです。

 東芝が保有株式を放出した時も、当初は個人の株主さんに買ってもらったが、株価上昇で売却され、それを拾った
のが外国人投資家というようなことをプレゼンの中でちょっと言われてました。

 ここから、本気で個人株主を増やそうとするのであれば、あれこれIRセミナーをするよりも、株主優待を
拡充することは確実に相応の効果があるでしょう。

 当然、500株などではなく100株単位で設定するのがよいですね。


 私が保有している中では、例えば4082第一稀元素化学工業。

 株主優待の内容 100株以上 クオ・カード 2,000円分。株価は1300円ですから、100株株主にはかなり実質増配
効果があります。まあ、ここはこれからの東証一部上場がらみで、株主数を増やしたいという意図が顕著な例かな。

 トプコンの場合はPERが高く、配当利回りは低いです。

 高PERというのはそれだけ事業内容や成長性に対する評価が高いということでもありますから、別に悪いことで
もないし、それだけの中味、可能性はあると思いますが、例えば、100株でクオカード1000円の優待でも新設される
と、これは株主数は確実に増加し、株価支援材料ともなるでしょう。

 株主公平の原則からは疑問もあり、日本で独自に「発展」している株主優待制度ですが、これはうまく利用すれば
上場企業側もメリットがあります。
 
株主優待「三方一両得」と「三方一両損」
http://blog.goo.ne.jp/fusiminohikaru/e/3eb2357b2102fe3999b6e91e6f484c98

 上記に書いていますが、相応のコストで株価下支えの効果もあるとなれば、優待制度はあまり好まないとか言われる
外国人投資家も納得というか(株価下支えという意味で)メリットを受けるというところもあります。

 主幹事証券にでも依頼すれば、即座に優待設定がどれだけメリットがあるか、全体としての数字や個別の導入企業
の事例等を示してくれるでしょう。

 ということで、優待設定をおすすめしますよ。

 プレゼン後に質問も含めてちょっとそういう話をしたら「わかってますけどねー」的苦笑状態でしたが。

(つづく)

 

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IRセミナー 7732トプコン(1) この事業は確実に伸びる!

2018-02-17 02:18:50 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 7732トプコン(1) この事業は確実に伸びる!

 本日のIRセミナーはトプコンでした。

7732トプコン
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7732.T
株価2410円 予想PER43.31 PBR3.90 20円配当
優待は500株でメガネ割引券。

 「コン」がつく会社は色々ありますね。
 すぐ思いつくだけでケミコン、ニチコン、カプコン、ニコンとか。それぞれ全然違いますね。

 今週、あれこれ話を聞いた中で、事業としての可能性を強く感じたのはニチコンのEVや太
陽光発電と組み合わせた家庭用蓄電池、
そして、ここの建機・農機の自動化・IT化の事業でした。

 トプコンの証券コードは7732。7701は島津、7731がニコン、7733はオリンパスです。
なので、セクターとしては精密ということになります。

 内容についてふれる前に、プレゼンについては、個人投資家向けではあっても、資料
としては直近の決算短信は入れておいてもらいたいです。少なくとも希望者には渡せる
ように準備しておいてほしいです。これが一点。

 もうひとつは、来年だけでなく、もう少し先の中期計画等もあると思うので、それに
ついても資料の中で示してあった方がよいと思います。

 具体的な内容については、建機・農機の自動化・IT化の部分について、ここは動画など
もあってそれはよかったのですが、その可能性や現状など、よりわかりやすく説明する工夫
があるとさらによいと思いました。

 ここは測定機器と眼科用医療機器が主体なのですが、
GPSを利用しての建機・農機の自動化・
IT化の部分は今後も大きく伸びる可能性が非常に大きい
ように感じました。

 つまり、ここはどういうことかというと、土木・建築関係の工事は、まず測量した3Dデータを
CADで設計する、そのデータをそのまま建機のマシンに取り込んで、建機を自動化してて
作業をさせようというわけです。

 これ、何がいいか?。

 まず、
人手が少なくてすむ、特別の技能をもった熟練の職人さんとかがいなくても大丈夫になる、
工期が短縮される、つまり、各種のコストが大幅に安くてすむ。
 つまりは相応のコストをかけてこのシステムを導入しても、結局、短期でその投資コストは
十分に回収できる
ということになります。

 車のカーナビで使われるようなGPSの精度と、この会社のこうした機器の精度は桁が違って、
ナビだと数メートルとか十メートル単位のずれは普通ですが、ここのものはセンチからミリの単位
での精度があるということでした。
 世界でもこうした技術がある会社は3社ぐらいしかないと説明されていたと思います。

 つまりは、パネルとスイッチとコネクターと、ソフト、そういうものの一体化したシステムを建機
や農機に搭載して動かすということになるわけです。

 で、これは建機であればOEM(相手先ブランド供給)という形で、例えばコマツの機器に新車の
時点から組み込む。あとは自社で1台1台改造して、システムを組み込む。
 この比率については、建機だとはOEM3:自社7程度ということでした。

 自動車の部品なんかは自動車メーカーに収める場合は利益率がかなり低くなり、自社で補修部品を
直接ユーザーに供給する場合はずっと利益率が高くなるというような一般的傾向がありますが、
このコマツへのOEM供給は、他に競合するところがない(ライバル車はキャタピラーに納入している)
ため、利益率はそんなに悪くないということでした(具体的な言及はなし)。

 まあ、これは自動車でいえば、超高性能のカーナビと自動・半自動運転のシステムが「純正」で
入っている車を買うか、あるいは、後付でそれをつけるかというようなことになります。

 この事業、基本的には伸びないわけはないと思います。着実に伸びるでしょう。
 参入障壁は高いでしょうし、ライバル社とは寡占状態の中でシェアを分け合うような形になり、
競争が激しくて利益が乏しいということにもなりにくいイメージあり


 現在、建機の方はこのシステムの搭載率はまだまだ低い、逆に農機は急激に搭載率が高まり建機の
比率より高くなっているというのが現状だそうです。

 このあたり、もうちょっと具体的に数字も含めて今後の展望を考えイメージしたいところです。
アナリストレポートとかあるのかな?。

(つづく)
 




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来週の方針 2月優待最終了、IPO黙々と、週末に大阪のIRフォーラム

2018-02-17 00:20:16 | 株式投資・資産運用
来週の方針 2月優待最終了、IPO黙々と、週末に大阪のIRフォーラム

 さてと、来週ですが、とりあえず、2月優待の最終週ということになります。

 東宝2000株取得を優先。2000株だと、月2枚の映画無料券、半年で12枚になります。
 追加1800株、東宝も松竹も優待としてはそんなに人気なく直前でも取れる可能性は高い
と思いますが、必要度(?)、というか利用価値の高い東宝は早めにいきましょうか。

 週明けにカブドットコムでクロスすると、どうだろう、コストは5000円はかからない
と思います。これで映画券12枚ですから、まあ、一回400円ぐらいかな。それで映画館で
ゆったりと見られるなら、いいかなと思います。

 松竹は東宝よりも必要度が低い。直前に低コストで取れれば取りに行きましょう。

 あとはドトールぐらいか。直前に500株で取れるといいですが。ただ、必要度はモスの方が上です。
 ま、2月優待はそんなところで。

 IPOの方は黙々とブックを入れるだけです。

 今週はIRセミナー関係が連続しました。来週も週末には大阪でIRフォーラムがあります。
これは比較的規模が大きいものです。
 http://irforum.jp/

月曜日は個別のIRセミナーがあります。

 今日も野村の京都支店で、トプコンの話を聞いてきました。また書きますが、なかなか興味深い内容でした。
例によってまた質問をしましたが、終わったあと、前の方の席にいたおばちゃんから、
「よう勉強してはって、いつもええ声で質問したはるねー」「マツダの時とか堀場の時もいたはったねー」
とか言われました。「いえいえ、とにかく何か聞いてやろうと思って参加しているだけです。」と応じて
おきました。実際、そうだし。
 今日の質問者は私だけでした。もっと聞いてみたらいいと思うのだけどねー、いろいろ。
 
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