遅いことは猫でもやる

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友遠方より来る

2016-09-17 11:25:34 | 友人・知人
   御射鹿池は今日も静かだ
   湖畔で水彩画を描く人たち
   友人二人

名古屋と岐阜に住む友人二人が遊びに来てくれた。彩山岳会というプライベートな山行をしてきたグループの仲間である。かねて避暑を兼ねて遊びに来たらと誘っていたのだが、お二人は遠慮深くなかなか実現しなかった。

初めてのことで、当方としては精一杯歓迎すべくいろいろ準備はしたが、何より天気がイマイチで、曇りがちの空がすっきりした気分への転換を妨げていた。

それで、最初に案内したのは東山魁夷の絵の題材となった御射鹿池。山と樹々に抱かれた池は今日も静かに水を湛え、湖面に濃淡の緑を写していた。畔では写生旅行に来た一団が熱心に筆を走らせている。ここは確かに雰囲気があるところだ。

続いて林の中の竜神池遊歩道を散策し、尖石縄文遺跡を見て、博物館に立ち寄った。例によって学芸員に説明をお願いし、縄文のビーナス、仮面の女神の2つの国宝土偶の説明をしてもらう。何時もながら、好きで研究している人の説明は面白い。

早目の夕食は定番のBBQ、デッキでビールと日本酒を楽しんだ。すっかり日が暮れるまで話が弾み、久しぶりに私も痛飲した。

   尖石遺跡への案内板
   尖石:上面の滑らかな面が石器を磨いた跡だと言われている

翌日は女神湖まで足を伸ばし、湖畔の周回道路を散歩したが、取っ付きの木道、湿原の花々は季節が少し遅く、盛りを過ぎていた。

女神湖も水が少なく、蓼科山や白樺高原スキー場は僅かに雲が取れて全貌を見せてくれたが、やはりすっきりとした青空はなく、訪れた人たちもあまり弾んだ気分ではなかったようでした。

湖畔に伊藤?左千夫の歌が刻まれた女神像が立っていたが、歌の筆跡が読めず残念な思いをした。筆で書かれた字をもう少し勉強しておくとこんな時役立つのだが・・。

それでも二人はこの二日間のんびり過ごしてくれたようで、もしこれがストレス解消の癒しになったのなら嬉しい。

    雲が取れてきた蓼科山
   湖畔に立つ女神像