少年ジャンプ掲載の「こち亀」がこのほど最終回を迎えた。連載40年、単行本にして200巻続いたロングセラーだった。
主人公両津勘吉の破天荒なキャラクターと、作者秋本治のマニアックな探究心が支えたユニークな漫画だった。
何を隠そう私も隠れた漫画ファンでこのシリーズも随分読んだことがある。だが私の愛読雑誌は月2発行の「ビッグコミック」と「ビッグコミックオリジナル」だ。
ここの長期連載は「釣りバカ日誌」「風の大地」「浮浪雲」「ゴルゴ13」「深夜食堂」などである。この2誌は30年にわたって毎月2回、ほとんど欠かさず講読している。
ストーリー漫画の他に「玄人のひとりごと」「C級サリーマン講座」などの4コマまんがも面白い。ストーリー漫画はそれぞれ特長があるので面白く、安心して読めるのだが、
いずれも少しマンネリ化してきているような気がする。その点「ゴルゴ13」はプランの公募などをして活性化を図っているのと、現在の時事問題をテーマにするなどマンネリ打破に工夫をしていることがなかなかである。
漫画といっても訴求力は小説並みにあり、文化の一ジャンルとしてもっと世の中で認められていいような気がする。