第二東名に貨物専用鉄道?

 昼時に日経を読んでいたら、第二東名・新名神高速の中央分離帯などを使った貨物専用鉄道構想の記事が目に留まった。東京・名古屋・大阪の三大都市圏間で一日に20万トンの貨物を運ぶ想定なんだと。

 クルマ万能の時代が40年続いた後にやってきたガソリン価格の超高騰時代。電車を走らすための電気だって、その一定部分(約半分?)は石化燃料によって作られるわけだけれど、ガソリンや軽油のように、そのコストが原油価格に対してリニアに高騰するわけではないし、CO2排出対策や騒音対策だってクルマと比べればずっとし易いはずだ。

 そんなこんなを考えても、これまでの40年間、そのほとんどすべてをクルマ(トラック)に頼ってきた物流を、しかも東海道メガロポリス(中学だか高校だかで習ったけれど、こういう言い方って今もありますか?)において鉄道に置き換えようと言う、実に大胆な考えだ。

 基本的には郷秋<Gauche>も賛成だけれど、そのルートが第二東名・新名神高速と完全に一体化しているってのはどうだろうか。大規模災害、具体的には東海大地震が起こって第二東名が倒壊した時には、その貨物専用鉄道施設も一緒に倒壊するわけだ。

 だから、鉄道が道路のバックアップには、全然ならない。WWW(わかり易く言えばInternetのことだ)の原理(理論)を考えればわかるとおり、特に災害時の流通経路バックアップのことを考えれば、より多くのルートが確保されている事が望ましいのだ。

 同じ鉄道を使うにしても、在来の東海道線を大幅に補強・増強して利用するとか、少々遠回りにはなるけれど、中央線経由のルートを考えた方がいいんじゃないかって、「鉄っちゃん」じゃない郷秋<Gauche>は考えるんだけど、どうだろ。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、田植えが終わったばかりのなるせの森の田んぼ。
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