D3X登場間近

 yodobashi.comで578,000円。6月8日までの15%ポイント還元を差し引いても491,300円だというのに、中野の某カメラ店では、D3がなんと417,000円。yodobashi価格との差額の74,300円でD80を買っても更に約1万円のお釣りが来る。どうして中野の某カメラ店はこんなに安いんだ!と思ったら、新宿の某Mカメラでもほぼ同額の418,000円だった。それにしても、417,000円って、D3の上物中古価格よりも安いんじゃないの?

 発売から1年9ヶ月が経ち、モデル末期となったD80がいま、めちゃ安で売られていることは一昨日に書いた。発売から1年9ヶ月経ったD80の実売価格が暴落するのはわかるとしても、発売から僅か半年のD3、ニコンのフラッグシップが中古品さえも下回る価格で売られているのか。それはつまり、こういうことだ。

 報道関係者によるカメラ特需となるオリンピック開幕を2ヵ月後に控え、まもなくD3の高画素版、D3Xが登場するのである。D3はフルサイズの撮像素子を持ちながら、ほぼ同時に登場したAPS-C撮像素子搭載のD300と同じ1200万画素で、最大のライバルと目されたキヤノンEOS-1Ds Mark III の2110万画素と比べると、(画総数だけをみると)大いに見劣りがしていたのである。

 そこでニコンは北京でのオリンピック開幕を目前にしたこの時期に1Ds Mark III の2110万画素を凌駕する、2400万素のD3Xを登場させるのである。発売日や価格、スペックの詳細等のリリースがどのタイミングになるのかは最高機密であり、いまだ郷秋<Gauche>の耳にも届いていないが、既に秒読み段階に入っていることは確か。

 そればかりは、D3のエンブレムを付けながら、実は2400万素の撮像素を搭載したカメラ、つまりエンブレム以外はD3Xそのものであるカメラが、有力報道各社の第一戦のカメラマンに供され、最後の実戦テストが行われているところなのである。

 あと僅かな後にD3Xが登場すれば中野の某カメラ店や新宿の某Mカメラの417,000円、418,000円どころではなく、30万円台でD3の入手が可能になることは確実だが、果たしてその時に、D3Xにはいったいどれ程のプライスタグが付けられるのか。その時に、いくら安いからといって、フラッグシップの座をD3Xに譲った(その時点となっては)低画素モデルの「素のD3」を求める人は多くないだろ。そういう意味では、ニコンの真のフラッグシップは常に高嶺の花なのである。

注:本日の記事前半は、郷秋<Gauche>が知る限りの事実を限りなく正確に記したものですが、中ほどの「D3Xが登場する」辺りからは、郷秋<Gauche>のまったくの妄想でありますので、読者諸兄姉には現実と夢とをごっちゃにせず、どうぞ「読む漫画」としてお楽しみいただければ幸いであります。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続き田植えが終わったばかりの田んぼ。かつらの森すみよしの森の間にある白山谷戸の田んぼです。
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