酷使されるX31

 X31とは、IBM(Lenovoに非ず)のThinkPad X31、つまり郷秋<Gauche>愛用のノートPCの事。このblogにも何度かその姿がチョロリと登場しているはずである。そのX31、2003年の11月に郷秋<Gauche>の元に来てから早や4年半。4年半前のノートPCってどうよ。とっくに第一線は退いて、「メイルのチェックと、WebPageを見る程度ならまだまだ使えるんじゃないの?」と言うのが大方のイメージだろうか。ところがところが、郷秋<Gauche>の4年半落ちのX31は、カンフル剤を打たれて、まだまだ酷使されることと相成ったのである。

 郷秋<Gauche>のX31は2672-NBJと言うモデルで、おおよそ次のようなスペックである。

CPU:Pentium M/1.60GHz
メモリ(標準/最大):256MB/2GB
HDD:40GB
ディスプレイ:12.1型TFT(1024×768ピクセル/1677万色)
インタフェース:パラレル、USB 2.0×2、IEEE1394×1、PCカードスロット
ネットワーク:10BASE-T/100BASE-TX Ethernet、802.11b準拠無線LAN
OS:Windows XP Professional
サイズ(W×D×H):273×223×24.9-30.2mm
重量:1.65kg

 CPUのクロック周波数は当時のノートPCとしては最速に近い1.6GHzであり、入手時点でメモリは256MB追加して512MBに、3年程前にはHDDを、60GBを経て80GBに取り替えているから、古いとは言えまずますのスペックであったのだが、最近やけに動作が遅く感じるようになっていた。考えてみると、XPも更新に次ぐ更新で、相当肥大化しているようなので止むを得ないかと思っていたのであるが、最近導入したPhotoShop Elements 6.0の動きの遅さにはホトホト参っていたのも事実。もっともPhotoShop Elements 6.0導入以前、昨年導入したNikonのCapture NXの動きが余りにも遅く、事実上使用に耐えない状態であったことから、そろそろX31も限界かと考えていたところではあった

 が、つい先日、ひょんなことから、購入当時追加していた256MBのメモリに替えて512MBのメモリを差してみたら(合計786MB)、なんだか PhotoShop Elements 6.0の操作が結構スムーズではないか。1GBを差したらもっと具合がいいんじゃないかと1GBのメモリを通販で購入して差してみたらびっくりするほどサクサクと動く。それじゃぁと、最初に付いていた256MBを外して、試しに差してみた512MBを差してみたら、Wordなんか瞬時に立ち上がったりして、まったく別物のPCになったみたいなんだな、これが。

 と、言うわけで、今、ただ今使っているX31はメモリが1.5GBで、なんだか、今どきのVistaが搭載された新品PCノートPCなんかよりもずっと軽やかに動いている感じである。これならは6月20日に発売されるNikonのCapture NX2も難なく動くのではないかと、期待に胸を膨らませている郷秋<Gauche>である。

 郷秋<Gauche>の元にやってきた機械物はどれも標準を大きく上回る期間酷使されることになる。X31然り、Peugeot 306然り。まっ、使い棄てにされるのではなく、手入れされながら長く実戦に供されるわけだから、機械としては幸せなことだと思うけどね。


 と言うわけで、今日の一枚は、老体ThinkPad X31に新たに投入された1GBと512MBのメモリ。あと2年は現役で頑張ってもらうつもりだから、よろしくね。
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