唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikon D800のスペック(おさらい)
一週間振りのカメラネタ、例によってNikon Rumorsの受け売りだが、発表まで2週間となったので、もう一度Nikon(ニコン)D700の後継機、D800のスペックをおさらいしておこう。
発表は10月26日(水)、発売は約1か月後の11月24日(木)である。名前はD800となる。D700との最大の違いは画素数で、1200万画素から一気に3倍の3600万画素へと引き上げられる。これはフラッグシップであるD3Xの2450万画素の5割増し。まさに下剋上である。郷秋<Gauche>も最初にこの数字を聞いた時には俄かに信じられなかったが、D800がD900に進化するのが4年後だとすれば、十分納得できる数字ではある。
3600万画素は不必要だとするファンの云い分は、画素数よりも高感度性能の向上、連射速度の高速化が先だろうと云うものの他に、使用しているPCの性能(処理速度や容量)が追い付かないと云う、二次的なものもあるようだ。大容量の画像の大量転送を考えてD800にはUSB 3.0が用意されるが、高速転送の恩恵に与るためには、やはりPCの買い替えが必要かもしれない。
賛否両論ある画素数の増大に対して、すべての方に歓迎されるであろうバージョンアップとしてはファインダー視野率の100%化がある(D700は95%)。ただしこれはボディの大型化と重量増加の要因ともなるもので、ある程度の覚悟は必要だろう。ISO感度は100-6400で、50-25600までの拡張が可能と、低感度側に一段階拡張されたのを除いてD700と同等。連写は毎秒4コマとD700の5コマから一歩後退しているが、これは大幅高画素化との引き換え。高速連射が必要な方はD3SもしくはD300Sの後継機登場を待つことになるだろうか。
メモリカードスロットはCFとSDのデュアル。一時期噂されたGPS機能の内臓は無いようであるが、こちらも噂になっていたマルチバッテリーパックへのGPS機能内蔵の可能性についてNikon Rumorsは触れていない。同じように、使用バッテリーについても触れられていないが、昨年D7000と共に登場したEN-EL15だと郷秋<Gauche>はありがたい。カメラを複数台同時に使用する際に、バッテリーが異なるのは実に不都合なのである。
画素数、発表・発売日と共に最大の関心事である価格は、販売開始直後は30万円と云われている。これは17万円程度と思われるD700の現時点での実売価格の75%増しであるが、ほどなく50%増しの25万円程度まで下落するものと思われる。一日延ばしのようにずるずると待たされた身としては、いち早く手に入れたいところだが、財布との相談に成らざるを得ない価格である。もっとも、「たった」2450万画素のD3Xが77万円もすることを考えれば、大バーゲンではある。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、秋桜。