我が家の花たち


 えごのきの花です。「お茶」の木が「チャノキ」と呼ばれるように、「えご」も正式には「エゴノキ」と云います。北海道から沖縄まで、広く分布するエゴノキ科の落葉小高木。雑木林の中に普通に生えていますが、庭木としても人気があり、自生しているものよりも庭に植栽された木の方を多く見かけることになります。山野に自生しているものは一本立ちが多いのですが、庭木とされるのはその姿の美しさから圧倒的に株立ちが多いですね。

 かく云う我が家にもえごのきが二本ありあますが、二本とも株立ちです。庭木にされるえごのきは、下から見上げるとびっしりと白い花を付けますが、山野に自生するものは花もまばらで、特に雑木林の中のものは太陽の光を求めて上へ上へと伸びているために木に付いている花が目に入らず、落下した花や辺りに漂う甘い香りでその存在を知ることになります。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )