唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
今週末の天気が面白そうだ
今週末の天気は木曜日が雨、金曜日はどうでも良くて、土曜日が晴れのち雨、そして日曜日が晴れの予報だ。どこの?って、勿論モナコのだ。そう、今週末に伝統のモナコGPが行われる、あのモナコの天気予報だ。
金曜日がどうでも良いのは、通常のレースとは違い、モナコGPでは木曜日からグランプリウイークがスタートし、金曜日はサポートレースが行われるためにF1はお休みだから。そして土曜日に予選があって日曜日に決勝レースと云ういつものパターンに戻る。さて、先に書いた天気予報が何故面白いのかと云えば、こういう事である。
決勝レースは晴れの予報だが木曜日のフリープラクティスは雨だから、決勝レース用のセッティングを試すことが出来ない。土曜日の予選も晴れなんだか雨なんだか判らないからセッティングが決まらないまま木曜日と金曜日が過ぎていく。そして土曜日の予選。晴れるのか雨なのか、神のみぞ知ることだが、とにかく予選を走らないといけないわけで、どのチームも混乱する。思いがけないチームがグリッド上位に並ぶ可能性も大ありだ。そして日曜日の決勝レースは晴れ。
天候とセッティングの偶然が重なって、たまたま上位グリッドに並んだマシンが24台のパレードを抑え気味にレースは始まる。後からベテランにプッシュされて血迷った若いドライバーが「壁にキス」をする。コース上にマシンの破片が飛び散りペースカーが入る。
ペースカーの入るタイミングとタイヤ交換のタイミングが合ったチーム、マシン、ドライバーが上位に躍り出る。躍り出たのが上位チームのドラーバーなら良いが、たまたま中・下位チームのマシンだったりすると、またまたパレードになる。同じことが何度でも繰り返されることになる訳だが、こういう荒れたレースではいつもそうなのだが、結局は沈着冷静なベテランドライバーが上位でフィニッシュすることになる。ほらね、どういう思考回路を通ってもやっぱり昨日の予想と同じ結果になる。
レースのあやで、下位チームの若いドライバーが表彰台に上がる可能性もないではないけれど(それはそれで良い事なのだが)、もしそういう事があるとすれば、彼は実に運が良いと、ついていると云うべきで、そのツキに更なる期待をしてレース終了後すぐにドリームジャンボを買いに走るべきである。当たれば当せん金をつぎ込んで来季のシートを手に入れることが出来るかも知れないからね(^^)
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、これ。なんだかお判りだろう。竹林に「ゴミ」ではない。年配の方はすぐにお気づきのことと思うが、筍(竹の子)から竹への成長する過程で剥げ落ちた竹の皮である。郷秋<Gauche>が子どもの頃には見かけることの多かった、食品の包装材として使われた筍の皮だが、最近見かけるのは粽(ちまき)くらいのものだろうか。おそらくは石油由来のトレイやパックよりもコスト高になっていることとは思うが、風情があり、かつ一年で再生可能な天然素材なだけに、もっと使われて良いのではないかと思う郷秋<Gauche>である。