唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
6人目の勝者はだれ?
今年のF1第6戦モナコGPは来週。レースもないのに今日は珍しくF1の話題である。
2012年のF1は、先週末のスペインGPまで毎回違う顔が表彰台の一番高い所に上がると云う、近年まれにみる混戦となっているのはご存じの通りだが、ここまで毎レース勝者が違うのなら、いっそのことどこまで違う勝者が続くのか、珍記録更新も面白いのではないかと思う郷秋<Gauche>である。
これまでの勝者は初戦から順にバトン、アロンソ、ロズベルク、ベッテル、マルドナード。惜しくも勝利を逃したドライバー、つまり2位フィニッシュのドライバーにはペレスとライッコネンがいる。優勝もしくは2位となったチームのもう一人のドライバーとしてはハミルトン、マッサ、シューマッハ、ウェバー、セナ、グロジャン、小林がいる。
この辺りがレース展開によっては優勝も有り得るマシンを駆るドライバーと云っても良いだろう。ハミルトンは2008年モナコを制しているなど勝者候補の筆頭とも云える存在だが、2008年のレースでもマシンをガードレールにヒットさせて一時は大きく後退しているし、モナコのみならずレース中他車との接触も多く、期待して良いものかどうか悩むところだ。
マッサとセナは今シーズンこれまでのパフォーマンスを考えるとモナコ勝利の芽はない。とすると今シーズン未勝利者の中で一番期待できるのはライッコネンだろうか。モナコマイスター、ミヒャエル・シューマッハも突然往年の走りが蘇るかも知れないし、マルドナードが優勝したことを考えれば、レースのあやで小林が優勝と云う可能性も無くはない。
あれこれ考えるとますます楽しみなモナコだが、マシンのポテンシャルでは劣るもの、ドライバーのモチベーションと抜けないモナコのコースの特殊性を考えると、一番近いところにいるのは、6人目の勝者とはならないが、やはりアロンソじゃないかな。2位にはステディな走りのバトン、次いで小林の初表彰台というのが郷秋<Gauche>の予想。果たしてこの予想が当たるかどうかは別にしても、待ち遠しいモナコGPである。