一ヶ月季節が進んだかと思えば、また季節が逆戻り。まるで巨大な球形のコマの軸がゆっくりブレているように・・・。
さて日差しの少ない軒下菜園のお話です。 プランターで小松菜を育てているのですが、野菜とかは基本太陽が良く当たる場所を好むはず。でも、この日陰の菜園で育った小松菜達はちょっと違います。 環境がそうさせるのでしょうか?
太陽の高さや角度で、この時期に2~3時間陽が当たる場所のプランターの小松菜です。
水やりもちゃんとやっていますが、どうも直射日光が苦手みたい。陽の光を浴びてグッタリ・・・。あんたらは本当に野菜か?と突っ込みたくなります。
一方。殆ど直射日光は当たらない場所のプランターはこんな感じ。
元気です。あと1週間もすれば一回目の収穫(葉だけですけどね)が出来そう。
朝晩の冷え込みはどちらも同じなのですが、置いてある場所の違いも1メートルと違いません。使っている土も、種も同じです。なのにこれだけの違いが出るのが不思議。
太陽が直接数時間当たるか当たらないか、ただそれだけの違いです。そういえば、種を蒔いた時期が1週間ほど違っています。
植物でもこれだけ違うのですから、生まれた環境で差が生まれるのは当然では無いでしょうか?
その差の中で、いかに共存共栄して行くか・・・。
何故かわかりませんが、僕は育ちの悪い小松菜をいつも眺めています。今までの実験では、育ちの悪い小松菜は最後までダメでした。大きくなりません。でも枯れることなく小さなままで、花まで付けましたよ。
一定の大きさ以下の小松菜は廃棄される商業栽培では無いので、家庭菜園では個々の命を最後まで観察できます。
小さな軒下菜園ですが、そこに世の中の縮図も見て取れる気がします。
今日に感謝。おおいなる自然の恵みに感謝。