ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

頑張ってます:NPO法人 ハートフル 

2008年04月06日 17時33分23秒 | 障害者の自立
頑張ってます:NPO法人 ハートフル /兵庫
 <みんなでつくる地域社会>

 ◇精神障害者「地域に一歩踏み出す機会を」--一人でも生きていける社会に
 精神障害者の自立支援のため、西宮市内に、(1)喫茶店併設の「ハートフルクラブ」(2)弁当やクッキーなどを作る「手づくり工房 ふるふる」(3)出張清掃業「クリーンハウス くりくり」--の三つの地域活動支援センターと二つのグループホームを運営している。発足当初から運営にかかわる水野〓子副理事長は「喫茶の接客や清掃を通じ、外に一歩踏み出す機会を提供し続けたい」と話す。

 阪神大震災復興基金で96年、西宮こころのケアセンターの敷地内に開いた「ハートフルクラブ作業所」が母体。花壇や道路の掃除を始め、作業所利用者に話を聞き、外とのつながりを求める障害者が多いことを実感した。

 5~6人だった利用者は数年内に20人以上に増えた。基金事業の終わる00年3月までに、移転・自主運営を迫られ、利用者自らが街頭募金をして資金を集め、乗り切った。「障害者は『何をするかわからない』『怖い』といった誤解や偏見から嫌われ、家以外の居場所がなかった。募金活動は『これ以上居場所を奪わないで』という心の叫びだったはず」と水野さんは言う。

 西宮市に働きかけ、身体障害者・知的障害者の小規模作業所にしか出なかった開設補助金も取りつけ、00年4月、小規模作業所として出発。喫茶店「シャリテ」を開き、作業所も増やした。作業所は、障害者自立支援法で地域活動支援センターに移行。現在、統合失調症や気分障害などの約120人が施設を利用し、満杯の状況が続いている。

 水野さんは「精神障害者が増えたのでなく、障害を隠してどこにも行けなかった人がようやく外に出られる社会に変わっただけ」と話す。一方で、「本人や家族が社会との壁をつくった部分もある」とも。障害者が行き場のない気持ちを家族にぶつける▽家族は、本人に気遣う一方、世間の目を避けようとする▽低姿勢になった家族に障害者がさらに強くあたる--という悪循環から抜け出せない家庭が多いという。

 04年4月から相談業務も始めた。「自分以外に(障害のある)この子の面倒を見ることのできる人はいない。死ぬ時は子どもも連れて行く」といった家族の悲痛な声が寄せられる。水野さんは「手を差しのべる人は必ずいると信じ、外との接点を持って」と訴える。

 チャリティーコンサートの開催、スタッフや障害者による講演など啓発活動を進め、ピアカウンセリングもしている。「精神障害者が一人でも安心して生きていける社会の実現」が何よりの願いだ。【山田奈緒】

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 ◇NPO法人 ハートフル
 西宮市柳本町8の15。グループホーム、地域活動支援センターなどを運営し、精神障害者の自立支援を行っている。スタッフ17人。03年12月に法人化。障害者やその家族らを対象に社会参加などの相談にも応じている。相談窓口は、電話0798・71・5446(兼ファクス)。


根室市:高額医療費でミス、142万円支給せず 

2008年04月06日 01時44分15秒 | 障害者の自立
根室市:高額医療費でミス、142万円支給せず 84人・337件 /北海道
 重度心身障害者にかかわる高額医療費の支給をめぐり、根室市が過去3年間にわたって、84人・337件に対し、計約142万円を支給していなかったことが分かった。

 支給されていなかったのは、重度心身障害者(1、2級と3級の一部、および知的障害者Aランク)に対する高額医療費。担当職員が、障害者自立支援法などの法改正で事務量が増え、支給手続きを後回しにしていた。【本間浩昭】

毎日新聞 2008年4月5日 地方版


社会保障 高まる不満/県民ニーズ基本調査

2008年04月06日 00時09分25秒 | 障害者の自立
社会保障 高まる不満/県民ニーズ基本調査
政治・行政 2008/04/04  

県民の間で、老後の生活や子育てなど社会保障関連に対する不満が高まっていることが、県の二〇〇七年度県民ニーズ基本調査で分かった。「老後の生活保障」が初めて「満たされていない」項目の一位になるなど、上位十位までに四項目が入った。経済的な格差社会が広がる中で、年金制度をはじめとする国の社会保障制度への信頼が揺らいでいる。

 「ほとんど」と「あまり」を合わせた「満たされていない」の一位だった「年金など、老後の生活保障があること」(46・8%)は、二位だった〇四年度の前回調査より3・2ポイント増えた。すべての性、年代で三位以内に入り、特に男性の三十代と五十代、女性の三十代と六十代は半数以上が不満と答えた。地域別でも全地域で三位以内に入っており、全体的に不満が広がっているようだ。

 ほかにも、子供の出産・育児環境(五位)、介護・看護の人材確保(六位)、高齢者や障害者らの自立・安心した生活(七位)の三項目が「満たされていない」の十位以内に入った。

 〇四年度の調査で十位以内の社会保障関連は老後の生活保障と子供の出産・育児環境の二項目だけだった。介護・看護分野の人材難や一連の医療制度改革、障害者自立支援法の施行といったここ数年の状況が不満を招いているとみられる。

 一方、「満たされている」項目では、下水道の整備(65・0%)が調査開始から五回連続でトップ。次いで良質な水道水の供給(56・0%)、交通の便の良さ(55・6%)の順だった。

 二、三年前と比べた暮らし向きについては、「少し」を含めて「悪くなった」は43・4%で、「よくなった」を27・9ポイント上回った。悪くなった理由としては、賃金などの収入減(63・1%)が最も多く、日常の生活費増(42・4%)が続いた。

◆県民ニーズ基本調査 正式名は「県民の生活と県政についての意識調査」。1995年度から3年ごとに実施。5回目の今回は無作為抽出した20歳以上の県民3000人を対象に昨年8月から9月に実施。1535人(有効回収率51%)から回答を得た。