知的障害者を日中に一時預かるサポートセンター「Uライフ」を、7月に多治見市のJR太多線根本駅近くに開設した。
連日10人の定員がいっぱいで、需要の多さを感じている。学童保育などは障害のある子どもを受け入れるのに消極的。これまでは親が忙しいときも、外に預ける場がなかった。
2000年に早期退職して、障害者の親の会の仲間6人と社会福祉法人「みらい」を設立。授産施設の「社会就労センターけやき」、グループホーム「ぶなホーム」を相次いで開設した。もともと福祉に関する知識はなく、最初は試行錯誤の連続。だが、会社時代に培った経営感覚や人脈も生かし、1年ほどで軌道に乗せた。
知的障害の子を持つ自身の経験から、けやき以前には正式な授産施設がないなど、多治見の障害者支援の仕組みの遅れを感じていた。「親はいつかいなくなる。その後の生活のため、親任せではなく、組織で支援の仕組みを確立しなければ」との思いは強い。
暮らすとは、働き、遊び、寝ることだと考える。けやきは働く場、ぶなホームは寝る場。そしてボランティア団体「たいようの会」と合同で新しくつくったUライフが、余暇を支援する場となる。
電車を使った移動や買い物の支援、ヘルパーの派遣など、まだまだ必要な支援はたくさんある。「手がける支援を少しずつ増やし、障害者と健常者が共生できる社会をつくっていきたい」
連日10人の定員がいっぱいで、需要の多さを感じている。学童保育などは障害のある子どもを受け入れるのに消極的。これまでは親が忙しいときも、外に預ける場がなかった。
2000年に早期退職して、障害者の親の会の仲間6人と社会福祉法人「みらい」を設立。授産施設の「社会就労センターけやき」、グループホーム「ぶなホーム」を相次いで開設した。もともと福祉に関する知識はなく、最初は試行錯誤の連続。だが、会社時代に培った経営感覚や人脈も生かし、1年ほどで軌道に乗せた。
知的障害の子を持つ自身の経験から、けやき以前には正式な授産施設がないなど、多治見の障害者支援の仕組みの遅れを感じていた。「親はいつかいなくなる。その後の生活のため、親任せではなく、組織で支援の仕組みを確立しなければ」との思いは強い。
暮らすとは、働き、遊び、寝ることだと考える。けやきは働く場、ぶなホームは寝る場。そしてボランティア団体「たいようの会」と合同で新しくつくったUライフが、余暇を支援する場となる。
電車を使った移動や買い物の支援、ヘルパーの派遣など、まだまだ必要な支援はたくさんある。「手がける支援を少しずつ増やし、障害者と健常者が共生できる社会をつくっていきたい」