子どもたちに障害者差別解消法を理解してもらおうと、港区が四コマ漫画の冊子「みなとも」を作った。街で障害のある人を見かけたとき、どんな配慮をすべきかなどを紹介している。
例えば電車の中。男の子が、赤地に白の十字とハートの「ヘルプマーク」を付けた人を見かける。父親は「見た目には分からなくてもまわりの人の助けを必要としている人がいるんだ」と席を譲ったり声を掛けたりが大切と説く。その他、レストランやスーパーなどを想定した漫画もある。
タイトルの「みなとも」は「障害のある人もない人もみんな友だち」という趣旨と港区を掛けた。
障害者差別解消法が、行政や事業者に対し、障害者一人一人の困り事に対応する「合理的配慮の提供」を求めていることなども説明している。
A4判十ページ。七千冊を発行し今月中旬から、区立と私立の小学四~六年生と特別支援学校に約五千冊を配り、授業などで活用する。
武井雅昭区長は「子どもの頃から障害を正しく理解することが大事だ」などと話した。
電車でヘルプマークを見かけた時に配慮する例を示す4コマ漫画
2017年9月3日 東京新聞
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