小学生がさまざまなスポーツを体験するイベントが2日、小田原市城山の城山陸上競技場で開かれた。市内に住む小学生約50人が参加。元オリンピック選手らの指導を受けながら、(1)走る(2)投げる(3)ラグビー(4)パラリンピックの正式種目「ボッチャ」-の四つのプログラムに挑戦した。
「走る」では、ソウル五輪に出場した元陸上選手(56)が講師を務めた。選手は姿勢や足の上げ方などを指導。スタンディングスタートの練習では「前に出した脚の膝をしっかり曲げ、すねに角度をつけるとスピードに乗りやすい」と助言した。市立桜井小学校6年の児童(12)は「今まで前に進むことだけ考えていたけど、フォームを意識するようになったら速くなった気がする」と笑顔で話した。
ボッチャは、白い目標球に向かってボールを転がし、相手チームよりいかに近づけるかを競う。子どもたちは立ったり、かがんだり、角度をつけたりと工夫をしながらボールを転がし、目標球から大きく離れると悔しそうな表情を見せた。
イベントの最後には、市内に住む車いすランナー(40)が登場。子どもたちを前に「けがで競技からしばらく離れ、リオは間に合わなかったが、東京では代表の座をつかみたい」と意気込みを語った。
国内で2019年にラグビーワールドカップ、20年に東京五輪・パラリンピックが開催されることから、スポーツにより親しむとともに障害者スポーツへの理解を深めようと、市が初めて企画した。
速く走るための走り方を学ぶ小学生=城山陸上競技場
2016年07月03日 ニフティニュース
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