静岡県は20日、県内の女性農業経営者や従事者が集う「ふじのくに農業女子ゆめ未来ネットワーク」の発足式を静岡市駿河区で行った。情報交換会や経営力向上に向けた研修などを通じ、農業分野で女性が活躍しやすい環境づくりを進める。
発足式には農業女性ら約80人が参加し、県内各地区から14人の世話役を選出した。今後は世話役を中心に活動を進め、会員連携の商品開発プロジェクトや、既に各地で始動している女性交流会組織をつなぐ活動なども展開していく。
県によると、県内の農業就業者のうち女性の割合は49%と約半数だが、経営に参画する女性比率は2017年度現在で4・8%と低い。ネットワークの活動を通して、女性の経営参画率向上や新規就農を促進する。
記念講演も行い、障害者雇用に積極的な京丸園(浜松市)の鈴木緑取締役が、障害者や女性、シニアなど多様な人材が働きやすい環境の整備が、結果として生産効率向上につながっている状況などを報告した。
県内の女性農業経営者らが発足させたネットワークの発足式
2019/3/21 @S[アットエス] by 静岡新聞
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