一宮市北丹町にある障害者通所施設「かしの木サポートプラザ」で、通所者が作った刺しゅう作品のレンタル事業が始まった。まだ利用は少ないものの、同プラザでは「通所者の励みになる。多くの人に知ってほしい」と話している。
障害者の自立を支援しようと、一宮商工会議所が繊維の街ならではの取り組みとして、名古屋市の中小企業診断士らでつくる一般社団法人「中小企業支援ナビ(コロッコ)」からアドバイスを受けて始めた。同プラザでは、通所者の保護者らのエプロンや帽子などに名前やロゴの刺しゅうを入れる作業をしてきたが、購入者が限られるため、通所者の収入アップにつながる新しい事業が必要だったという。コロッコ会員の中小企業診断士・長谷川雅彦さん(51)は「売ってそれで終わりではなく、レンタルにすることで利用する人とより長くつながりができる」と話している。
作業は、施設に通う20歳代と40歳代の女性2人が、パソコンとつないだミシンで色と文字の種類を選び、「元気って『元の気持ち』――」などの言葉を縫い上げている。レンタル料は大きさによって1か月1500~2500円で、内容は半年ごとに更新される。同プラザの川口千鶴子さんは「軌道に乗れば作業する人数も増やして、通所者の収入増につなげたい」と話している。問い合わせは同プラザ(0586・28・8288)。
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レンタルが始まった刺しゅうの製作に意欲を見せる通所者
(2014年1月3日 読売新聞)
障害者の自立を支援しようと、一宮商工会議所が繊維の街ならではの取り組みとして、名古屋市の中小企業診断士らでつくる一般社団法人「中小企業支援ナビ(コロッコ)」からアドバイスを受けて始めた。同プラザでは、通所者の保護者らのエプロンや帽子などに名前やロゴの刺しゅうを入れる作業をしてきたが、購入者が限られるため、通所者の収入アップにつながる新しい事業が必要だったという。コロッコ会員の中小企業診断士・長谷川雅彦さん(51)は「売ってそれで終わりではなく、レンタルにすることで利用する人とより長くつながりができる」と話している。
作業は、施設に通う20歳代と40歳代の女性2人が、パソコンとつないだミシンで色と文字の種類を選び、「元気って『元の気持ち』――」などの言葉を縫い上げている。レンタル料は大きさによって1か月1500~2500円で、内容は半年ごとに更新される。同プラザの川口千鶴子さんは「軌道に乗れば作業する人数も増やして、通所者の収入増につなげたい」と話している。問い合わせは同プラザ(0586・28・8288)。
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レンタルが始まった刺しゅうの製作に意欲を見せる通所者
(2014年1月3日 読売新聞)
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