英語という言語の運用は、しゃべると言う行為が入ります。これは一つの肉体運動です。口が動かなければならんわけです。野球選手が毎日キャッチバールをするように、それが当り前なことだが、英語を勉強する人も、本当にうまくなりたいなら、自分にとってのそのキャッチボールに相当するものは何かを考えるべきでしょう。5月19日から約20日間、寝ても覚めても、自分が書いた日本語の英訳の事に集中していて、英字新聞を読む時間がなかった。翻訳はそれはそれで私のあらたな能力をのばしてくれた言う意味でよかったのです。けれども、何かがおかしいと感ずる。口が重いというか、頭がぱっとさえないというか。要するにこの間新聞をよんでいない。なので、感覚が落ちて、はっきり言えば、力が低下しているわけです。まいにち少しでもいいから英文を読む。その所々を声に出して読む。それが重要だと気づいた。私にとってのそれが、キャッチボールなのでしょう。自分がやっていることでいいことなのだが、そのなかにいるときは、わからないこともある。やめてみて、そのいみがわかった。
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