簡単なことをバカにしちゃいけない!
ある場所の立っていて、仮に、何でもいいからここから見えるものに
ついて述べよと課題を出されたら、あなたはどうするか?
たしかに目にはいろんなものが見えているのである。
①川が流れている。
②家がたくさんある。
③犬と猫がいる。
だけど、それをいちいち述べてどうするのか、つまるまい、と思う。
それが普通の発想だろう。
例えば「再会国会ではやがて安全法制の議論が展開されるだろう」
などという堅い展開には興味を示すが、「川が流れている」などと
いう英語は興味がない、というのが一般的である。
ところが最近思うことは、「①川が流れている。」のような当たり前
の簡単な表現を現に行うことが重要だと思い始めている。
つまりは、 a river flows とすればいい。この流儀で行くと、
there are a lot of housesだとか
there are a dog and a cat である。
整理すれば、
①’a river flows
②’there are a lot of houses
③’there are a dog and a cat
とすればいいわけである。
但しこれだけでは何か落ち着かない。不安なのである。
それがどうしたと言われそうだ。
けでども、ここに副詞句などを配置すると、俄然らしくなるのである
①’’a river flows here (there/down there/over there)
②’’there are lot of houses around here
③’’there are dog and a cat there(down there/over there)
更にこれに、you can see とかwe can see を付け加えると
①’’’you can see a river flows here (there/down there/over there)
②’’’you can see there are lot of houses around here
③’’’you can see there are dog and a cat there(down there/over there)
となる、
ここまでくると、かなりのレベルの語りとなる、と思う。
①適当は副詞(突き詰めれば、here かthere )を加えること、
②you(we) can see を加えること、
の2つをプラスすれば、それなりの語りが成立する。
極論すれば、大事なことは、何でもいいから、なにかそれなりのこと
をそれなりに語るということである。それでもわからなければ、自分の
目の前にある風景に着目しなさいと言うことである。
何をえらぶかは風景が教えてくれる。あなたの目の前にある風景が先生に
なって くれるわけである。沈黙がいけないのである。
憲法改正だとかの話は、考えてみれば、難しい話である。しかし、私たちの
多くはむつかしい ことのほうを、あえて選び、語ろうとする傾向がある。
どこにでもありそうなありふれた、簡単なことを簡単に話すことが
実は大事だと思うのである。