現代川柳『泥』二号
何の予告もなく、現代川柳「泥」の創刊号は届いた。
心持良い驚きでゆっくり頁を開いた。
容子 テイ子 さとし各氏に三様の思慕の想いを抱いてきた年月があっただけに「泥」の創刊に送る拍手は熱く強い。
三人ともに個人誌を持っても充分な力の持ち主である。
どんなきっかけで、三人での柳誌の発行が決まったかということも興味がわく。
参加したいと思う魅力的な柳誌を捜し求めるより、自分達で望む形の柳誌を作ろうではないかと、そんな思いでこの柳誌は出来上がったに違いないと、誌面から熱い熱気を受け止めている。
発行は年二回、三年間六号までを一応のハードルとするという「泥」を、かっこ良過ぎるなあと、眩しくながめている。
泥ってなんだろう、と思った。
苗を植え込む水を含ませた土、移植する花や木を根付かせる為の水をたっぷり与えた土
川柳を咲かせるための泥なのだと思った。
川柳の花の色 形 姿 香りを三年間楽しませて頂こうと思う。
そして二号の自由に走り出した各三十句に出会う。
青葉テイ子
怠慢という名の背骨猫じゃらし
酸っぱさ曳きずっている 蓑虫
凭れ合うすすきと飢餓を語ろうか
静脈が浮き出てきたぞ 別離以後
目が落ちてゆくよいわれなき遺伝子
多忙な日常の中でテイ子さんは、ともすれば休みたくなる自分を叱咤激励しているのかも知れない。
多くの柳人達と、何処で最初に出逢ったか記憶のない中でテイ子さんとの初対面は劇的でさえあった。
第一印象で感じた情熱的な人は今も変わらず、聡明で明るく、お料理上手、やりくり上手もてなし上手は後で知ることになる。
てきぱきと物事を処理し、くるくると陽気にジルバを踊る彼女は素敵な絵になる人である。
そして句は、そんな彼女とかなりの距離を私に感じさせる。
ジルバを踊る彼女のようにもっと華麗に、絵を見る研ぎ澄まされた感性のように、もっと鋭く歯切れよく書き込んで欲しい。
「泥」という恵まれた舞台の上で、今まで蓄積してきた技術と情熱と思いを余すところなく吐き出して欲しいと思う。
何の予告もなく、現代川柳「泥」の創刊号は届いた。
心持良い驚きでゆっくり頁を開いた。
容子 テイ子 さとし各氏に三様の思慕の想いを抱いてきた年月があっただけに「泥」の創刊に送る拍手は熱く強い。
三人ともに個人誌を持っても充分な力の持ち主である。
どんなきっかけで、三人での柳誌の発行が決まったかということも興味がわく。
参加したいと思う魅力的な柳誌を捜し求めるより、自分達で望む形の柳誌を作ろうではないかと、そんな思いでこの柳誌は出来上がったに違いないと、誌面から熱い熱気を受け止めている。
発行は年二回、三年間六号までを一応のハードルとするという「泥」を、かっこ良過ぎるなあと、眩しくながめている。
泥ってなんだろう、と思った。
苗を植え込む水を含ませた土、移植する花や木を根付かせる為の水をたっぷり与えた土
川柳を咲かせるための泥なのだと思った。
川柳の花の色 形 姿 香りを三年間楽しませて頂こうと思う。
そして二号の自由に走り出した各三十句に出会う。
青葉テイ子
怠慢という名の背骨猫じゃらし
酸っぱさ曳きずっている 蓑虫
凭れ合うすすきと飢餓を語ろうか
静脈が浮き出てきたぞ 別離以後
目が落ちてゆくよいわれなき遺伝子
多忙な日常の中でテイ子さんは、ともすれば休みたくなる自分を叱咤激励しているのかも知れない。
多くの柳人達と、何処で最初に出逢ったか記憶のない中でテイ子さんとの初対面は劇的でさえあった。
第一印象で感じた情熱的な人は今も変わらず、聡明で明るく、お料理上手、やりくり上手もてなし上手は後で知ることになる。
てきぱきと物事を処理し、くるくると陽気にジルバを踊る彼女は素敵な絵になる人である。
そして句は、そんな彼女とかなりの距離を私に感じさせる。
ジルバを踊る彼女のようにもっと華麗に、絵を見る研ぎ澄まされた感性のように、もっと鋭く歯切れよく書き込んで欲しい。
「泥」という恵まれた舞台の上で、今まで蓄積してきた技術と情熱と思いを余すところなく吐き出して欲しいと思う。