川柳・ボートっていいね!北海道散歩

川柳・政治・時事・エッセイ

鳥のような目で

2007年09月15日 | 川柳
   現代川柳『泥』第三号 青葉テイ子

 いささか禅問答めくが、いまを生きる。
 革新とは、いまを否定して生きる。変わるもの変わらざるものの本質を見極めながら・・。

 六回と限定しての『泥』個と個がまともにぶつかり合う・・・ある意味で、正念場に立たされた感の三号かも知れぬ。所詮は、読者あっての『泥』そんな視点に立って、見えるもの、見えざるものに支えられながら、号を重ねてきたように思う。

 爽やかな風は、昨年秋さなかに届いた。
 作品鑑賞は誰のため、句集散策は誰のため、とかく、通俗的な方向に流され易い柳誌への何か、を示唆してくれた一文だった。

 熱烈な読者のこの気迫に圧倒された。
 嬉しいとも思う。
 真摯に耳傾けようとも思う。
 読者におもねることなく凛と立つ。『泥』。
おのが信じる川柳の岐立を再確認する。

 鳥の目のように、足音を確かめながら遠くを見て、川柳の未来を語ろう。
自らの価値観に向かって、いまだ思考錯誤のど真ん中です。


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