陰暦の七月七日は、七夕「チルソク」です。
今年は、もう終りましたが。
1年の、24節句の中でも、七夕は、旧正月(ソルラル)、旧盆(チュソク)と並んで重要な名節
とされております。
この日は、牽牛と織女の、年に1度の逢瀬のために、カラスとカササギが集まって、天の川に
橋を掛けてやるそうです。この橋を、「オチャクッキョ」といいます。
オ:鳥。チャク:昔編に鳥、キョ:橋。
七夕の夜、女たちは、針仕事や、機織りが上手になるように、織女星に向かって祈ります。
織女の気持ちを謡った、七夕謡「チルソクヨ」の一部です。
タルカタルカ ウジマラ 鳥よ鳥よ泣くんじゃない
ネガ ウミョン ナリ セゴ お前が泣けば 夜が明ける
ナリ セミョン イ ムン カンダ 夜が明ければ あの人は行く
イジェタシ イビョルハミョン 今再び分れたなら
イルニョン サムベクユクシメ 1年360日
イムクリウェ オイサルジ あの人が恋しくて いかに暮らそうか
ウジマラ ウジマラ 泣くんじゃない 泣くんじゃない
ムジョンハゲ ウジマラ 無情に泣くんじゃない
ウォンスロダ ウォンスロダ うらめしや うらめしや
ウンハス ガ ウォンスロダ 天の川がうらめしや
恋人を思う女たちの気持ちは、昔も今も変わっていません。